柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀会館で事前相談をしてきました

2011年09月07日 | 事前相談・アフターサポート
お客様からのご依頼で、某葬儀社の事前相談に同伴してきました

入院中のご家族がいるので、今のうちに葬儀社を探しておきたい、というご希望でした

そこは葬儀が入った時だけ会館を開けるらしくそれ以外は閉めている処です

電話で見学を希望した時は、とても面倒そうに対応したようで
行く前から、少しがっかりされてました

電話対応は、すごく大事ですね
興味を持った会館なのに、行く前から失望させてしまうなんて!

当日は、責任者の方が出迎えてくれました
この方が物腰が柔らかく、とても愛想よく対応して下さったので
ご相談者はほっとしたようです

会館内は今はやりの、家族葬向きに建てられた会館で
調度も落ち着いて、遺族が各所で談話できるようになっています
女性が喜びそうな造りでした

肝心の事前相談ですが
この責任者と名乗った方は、見積内容にあまり詳しくなく
相談者が希望することにうまく答えられません



この棺を使えますか?      「はい、少しお高くなります。セットにある白木の棺の方が祭壇にあいますよ」

どのくらい高くなるの?     「・・・ちょっと電話で聞いてみます」

エンバーミングはできますか?  「できますが、必要ありません。湯かんで十分綺麗です」

湯かんはどのくらいするの?   「・・・ちょっと聞いてきます」


こんな調子で説明がされました
きっとこの葬儀社は、見積りを取る人と
葬儀を施行する人と、葬儀の接客をする人と、役割分担されているのでしょう
さて、この方はどの役割の責任者なんでしょう?

せっかくお客様が自ら葬儀社を決めたくて出向いているのに
中途半端な話しか聞けないのはのでは
素敵な会館なのに、気持ちが一歩前に進みません

会館を出てから、頂いた資料の詳細を解説し
対応の状況も私なりの判断を伝えました

後日、別の葬儀社でも事前相談を受けました
その他にも電話で見積だけを聞いた葬儀社もありました
家族葬で30人~40人位の葬儀の相談をされましたが
なんと価格は100万~180万までの開きがありました

葬儀社を見学しても、祭壇を見せられても
正直、価格の差は解りにくいと感じたようです
一番わかったには、担当者の対応だそうです
私は親戚の叔母さんに徹していましたので
ニコニコと相槌を打ってました

各社の特徴を比較表にしてお渡ししました
ダメな葬儀社はすぐ決まりましたが
これぞ!と決め手になる葬儀社はないようです

まだ、時間はありそうなので
じっくり検討した方が、いいですね


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