つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

人間という癌細胞

2019-09-22 | Weblog
ここ数年自然災害?に翻弄されている。
(翻弄)という言葉をあえて使うが、
これは自業自得による縁に由っての現象とする。
歪な思い、つまり、邪な心持の蔓延に由る現われ。
もちろん、人間の心の醜さが引き寄せている現象でもある。
その心持を正さなければ、さらに災害は強大になっていく。
自然のエネルギーは善性である。それによって作られている人の魂、生命エネルギーは当然性善となっている。

月に掛かる雲のように、煩悩に覆われていたりするために不善を為したりする。
雲から離れた月のようになれば、広く夜を照らすものである。
そして、月光は太陽光のような破壊はなく癒す輝きである。
月は太陽を凌ぐものである。

ただ残念なことに、いまだに人の心、魂に煩悩の雲が覆いかぶさり、ひどく雨を降らしている。
酸性雨となってあらゆるものを腐らせる。そのために、穢いものが蔓延り、ますます様相は悪化していく。
人間社会の様を見ればどうだろ?昔も今も変わらずに酷い状態がつづき常態化している。
小さな小さな日本社会をとっても、近年大きなものから些細なところまで人倫に反する事柄が多い。
戦後、戦争という過ちを正してきたつもりが、そこはかとなく角を立てて生きてきているように思われる。
親が子を殺し子が親を殺す、見知らぬ者同士は互いを傷つけあい、近隣にありながらいがみ合う。
邪な心は不正、不正、不正、偉い偉くないにかかわらず、偽りの面白さを醸している。

さて、酸性雨は便利に固められたコンクリートの街並みに、行き場のなさに暴れ出して、巷のすべてを洗い流す。
濁流にのまれていくのは、みんなのためとした偽善に飾られた街並み。
(自分さえよければ)という思いは、地獄の現象社会を現実にする。
政治家は、国民の為国民の為として酷民に仕立てている。
経世済民を為すことなく、じわりじわりと殺していく。
人口減少、そして誰もいなくなった!

癌細胞は、結局主人を殺して自らを殺す。
コメント
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