つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

こころをみがくうた

2010-11-22 | Weblog
(無無明 亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽)
無明は地獄の世界。無無明とは地獄が作られてしまうと
地獄の世界が無くなる事が無く、地獄が尽きて無くなってしまうことも無いことである。
それに、老いて死にゆく怖さも無くなる事が無く、また、老いて死にゆく怖さも尽きて無くなる事も無い。
(無苦集滅道 無智亦無得以無所得 故菩提薩埵 依般若波羅蜜多)
苦を集め滅していく方法が無くならず、智慧も、また智慧で得た力も無くならない故に、
悩める多くの人々の悟りへの道が開かれている。
(故心無罣礙 無罣礙 故無有恐怖 遠離一切顛倒夢想)
道が開かれているのは、心が心経の文字に礙げられず、無を無いとするのではなく、
無くならないとして、心の自由な思いとなっているためである。心が文字に礙がられないから、
無が無くならないものとなってしまうために、恐怖も無くならないとなり、救われなくなってしまう。
そのために、救われないとする思いを一切遠くへ切り離して、無くならないものは無いとして、
顛倒して思い、想いから恐怖を無くしていくことである。
(究竟涅槃三世諸佛 依般若波羅蜜多)
そうすることが、悩める多くの人々の涅槃となり、三世にわたり佛となることができる悟りの世界である。
コメント
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