38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

ズッキーニ、かぼちゃ定植。

2010年05月05日 | 農と暮らしの日記
かぼちゃを定植した。
写真は、植え付けが終わって水をやり、トンネルの支柱を立て始めたところ。ビニルトンネルではなく、寒冷紗をトンネル状に掛ける。防寒、防風、そしてウリハムシよけの目的で、この3~4年はこの季節に瓜科(ズッキーニなど)を植えるときにたいていこうすることで、その後の成長がうまくいっているように思う。

ただ、かぼちゃは課題が多い。
実は就農以来、まともにかぼちゃがとれた年はほとんどない。それどころか作付けそのものを放棄していまう年も多い。育苗があまりうまくいかないのと、植える場所が確保できないことが主な原因。それから、野菜セットに「必ずなくてはならない」というほどの必要性が感じられないことも、力が入らない背景にはある。

とりあえず、育苗と場所はなんとかなった。
苗が小さいように思われるかもしれないが、それはセルトレイ(72穴)を使った苗だから。瓜科の中でも、なんとかできているほうの部類に入るズッキーニが、近年はずっとこのセルトレイを使っていて、それが調子いいので。本葉が1枚あまり大きくならないうちに、つまりかなりの若苗で植える。今日は3種類で約60本、株間120cm、畝間300cmで。

そして、植えた畑はうちの「壱番」の畑。
小学校横の畑は「壱」~「五」の5枚と、「い・ろ・は・に」の4枚と、あわせて9枚ある。その中で「壱」は軽トラを入れられるようにしてある角地の畑で、ここに来ない日はまずない。おまけに道際で散歩する人たちの目にも触れやすい。そんな畑を選んだのはもちろん、除草などの手入れをこまめにしないといけない状況に追い込んだということだ。かぼちゃはどちらかというと「放任栽培」のイメージがあり、収穫も芋などと同じく、ある程度まとめて行うので、どうしても畑選びの際に、奥まったところ、人目につきにくいところ、足を運びにくいところを選んでしまいがちだった。これが失敗続きの大きな原因と判断した結果、今年は“一等地”がこのかぼちゃたちに与えられた。ま、そんな場所でも平気で失敗している野菜が実は多いから、あてにはならないが。いや、いまからそんなふうに言ってしまってはいけない……。



水曜、GW最終日の5月5日は端午の節句、子どもの日。予報通り今日も晴れ、高温。
朝:6時すぎから温室の世話、6時半から「朝めし前」でトラクタ耕耘2か所。
午前:8時頃からみんなでごはん。渚も真も今日はバレーボールの練習が休みなので、宿題などを済ませて僕の実家へ。

大人組はもちろん畑仕事。
まず午前中はこの春初めてのズッキーニの定植。約100本。冒頭のかぼちゃと同じようにセルトレイ育苗した若苗を植えて、寒冷紗をトンネル掛け。

午後:薫はじゃが芋の除草、トマトの畝の敷き草など。
僕は冒頭のかぼちゃの定植、あわせて、小松菜など葉ものの種播きをまた少し。夕方、人参、葱苗の水やり、明朝分の一部収穫など、18時半帰宅。



大型連休が終わった。
今年は直前までの雨続きが嘘のように天気がよく、しかも直前までの低温が嘘のように気温が上がり、今日も日本各地で真夏日になったようだ。当地も気温は「夏日」程度のようだけれど、畑の上は30℃くらいあったはず。とにかく暑い。乾燥しているせいか汗はさほど出ないけれど、消耗しているのが実感できるくらい、暑さにどんどん体力を奪われていく。来週は少し気温が下がるようだが、天気も下り坂。週末までに「晴れ」を生かした作業をなおもどんどん進めていかなければ(だけど、「晴れ」でなくてもいい仕事もたくさんあるんです。それが頭の痛いところ……)。
コメント (2)
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