38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

よく晴れた5月の終わり。

2007年05月31日 | 農と暮らしの日記
ピーマンの一番果が成り始めた。
茄子もピーマンも、最初の実は小さいうちに摘んで、樹そのものの成長に負担をかけないようにするのがよいと言われるので、藤田家族でもそのようにしている。ただ、茄子は仕上がりの果実と比べて明らかに小さいうちに摘むのでとても売り物にはならないのに対して、ピーマンは違う。

去年も今年も一番果は個人の野菜セットに入れさせてもらっている。
「あ、実が太ってきたな」と思ったらもう仕上がりの7~8割の大きさになっており、せっかくなので「初もの」として安価で箱に加えている。だから、茄子はもううちでも食べたけれど、ピーマンは品薄なのでまだ食べていない(本当は味も見ないで出すというのはよくないと思うのですが。そういえばブロッコリもほとんど食べてないゾ……)。



今朝も5時過ぎから収穫、出荷。
先週に続いて、木曜は職場単位の「置き売り」をさせてもらっているので、それも持っていく。いわゆる「引き売り」の「置き去り型」。野菜を並べてお客さんが集まってくるのを待ち、やりとりしながら販売し、売れ残りがあればまた次の場所に持っていく、というのが本来の引き売りなのだろうが、先方のご厚意に甘えて、キャリーごと職場に置かせてもらい、翌日引き取りに行くという仕組みにしている。追加の注文があれば翌日持っていく、という具合(だけど、いまは野菜が全体的に少ないので、基本的に売り切れ御免!という感じです)。

午前中、牛糞堆肥をもらいに行く。
近くに乳牛をやっているところがあり、そこで堆肥を分けていただいている(有料)。植物性の自家製堆肥づくりがまだ本格始動していないなかで、夏の野菜のためにどうしても必要な窒素分を補う肥料のひとつである。運び出した堆肥を畑に播き、すぐにトラクタで耕耘しておく。

午後、草の生え始めた畑の耕耘。
7月頃から秋冬に向けて使い始める予定の畑で、休ませながらも、土のいい状態を保っておきたいところ。ついでに、その畑の畦周辺の草刈り。周囲の田も田植えが始まって畦がきれいになってきているので、その風景に溶け込む景色を作らなければいけない(といっても無理があるが。気持ちだけでも、ということで……)。

再び晴天が続く毎日。
次の雨は週末か、そこで降らなければ1週間後か。それにしても、「晴れ」が多い。降らなくてもいいから「曇り」の日がもっとあってもよさそうなものだが、この5月は本当によく晴れた。文字通りの「水無月」とならないよう、節水を肝に銘じ、天に祈るのみ。

コメント
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