
11月19日(土) 曇り
5時半起床、スーツケースに最後の荷物を詰めて6時すぎに部屋の前に出した。
6時半に食堂へ行き朝食、7時に部屋に戻ったが途中廊下にスーツケースが置かれたままになっている部屋が2~3あった(約束の6時半までに荷物を部屋の外に出していなかったのだろう)。
7時30分に1階のロビーへ集合、なかなか全員が揃わない。

待っている間にホテルの外へ出てみた。
ホテルの隣にドイツの大手企業シーメンスの本社があった。
最後になっても足の不自由な箕面の一人旅のおばさんが部屋から出てこない。
添乗員が合鍵で扉を開けたがチェインが掛かっていて中へ入れない。
出発時間は過ぎており皆がイライラしだした頃オレンジ色の服を着たレスキュー隊員らしい人が4人エレベーターで上がって行った。
どうやらチェーンを切って扉を開けるらしい。
時間が無いので私達のグループの添乗員の荷物だけ残して空港へ出発した。

ミュンヘン空港からKL1792便(10時35分出発)にてアムステルダムへ。
どうやら事故になったようで添乗員は間に合わなかった。
あとは私の推測だが、最悪の場合足の不自由なおばさんがあのでかい湯船で足を滑らせて溺死でもしたのかなと心配したりした。

またスキポール空港の長い通路を通って乗り換え口へ。

出発まで1時間ほどあるのでお土産を見て歩く。
ボジョレーヌーボーが1本5.9ユーロ(日本円で830円)、買おうかと迷ったが手荷物がまた重くなるのでやめた。
日本へ帰って近くのスーパーで見たら全く同じものが980円で売られていた。
世界は狭くなったものだと感じた。

私達のパーティーはKLM867便(14時05分出発)で関空へ。
東京から来たパーティーはその少し前のKLM機で成田へ。
この旅行に出かけたのは2005年11月9日、ジャスト3年前である。
デジカメを撮りはじめて4ヶ月、カメラのこと周辺機器のこともよく分らないまま取敢えず沢山の写真を撮ってこようと思い必要品を考えた。
折角の海外旅行なんだから写真なんかよりも自分の目(頭)に綺麗な景色をに焼き付けるのが一番だという人もいたが少しづつ記憶力が衰え始めている私には無理なことだと考え写真を撮ることをメインに考えた。
今から3年前メモリーカードは128MB か256MBが殆どで1GBや2GB は高くて買えなかった。
仕方なく重いノーパソを手荷物に入れて提げて行き観光から戻ったあとカメラから取り込んでメモリーを空にして翌日に備えた。
振り返ってみて思い切り写真を撮ってきたのが今の楽しみに繋がっている。

末尾に今回の船旅のコースの地図を載せておきます。
次回は「オランダ・ベルギーの運河を巡る旅」を予定しています。