さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

ESPNでも報道 井上尚弥、フルトン戦は5月か

2023-01-19 16:12:37 | 井上尚弥


ということで、ESPNの毎度お馴染みマイク・コッピンガーによる記事。
井上尚弥、スディーブン・フルトン戦は条件面で合意に達したと「情報筋」が語った、という内容ですが、何しろ出所が「当の」ESPNですので、おそらくこのまま話が進み、遠からず発表されることでしょう。







日時は未定ながら、5月を目標としている。
(米国では)ESPN+によるストリーミングが行われる。
井上の試合は火曜日によく行われる。

それ以外は過去に語られたことと同じです。
帝拳ジム本田明彦会長がプロモーターとして、この試合の日本開催を推進している、との記述あり。
これも今まで通りです。

すると、やはり4月に寺地拳四朗vsジョナサン・ゴンサレス戦があるならば、間隔は一ヶ月、ことによると二ヶ月、空けることになるでしょうね。
拳四朗、ゴンサレス戦がどの程度の規模のイベントになるかが不明ですが、噂されるようなアンダーカードが実現するなら、色々話が違ってきます。
井上尚弥の年三試合という希望は、ファンのそれと重なるものですが、やはりなかなか難しいですね。


あと、フルトン招聘には相当な条件を出してもいるでしょうね。
ブランドン・フィゲロアとの再戦、その日のメインイベントではなくセミで、いかなPBCといえど、桁外れの好条件ということもなかったのでしょうが、さりとて、来日しての井上戦となれば、普通の条件で動いてくれるとも思えません。
何しろ日本側がそれを超えるオファーをして、引っ張ってきた、というところではないか、と。

そうなると、やはり2万人クラスの大箱興行でないと厳しいところでしょうね。
平日開催、さいたまスーパーアリーナという過去の事例がまた繰り返されそうです。
もっとも、この条件でも大会場を埋める井上の集客力あってこそ、の話ですが。

あと、配信ですが、NTT(ひかりTV、dTV)の配信だと、前回以上の売り上げを狙い、なおかつアクセス数を事前に管理しやすくするため、というふたつの目的で、PPV配信になる可能性もありますね。
AmazonPrimeなら、余裕の月額料金内で納まるのでは、と思いますが。どうなりますかね。
利便性で劣り、安心出来ない配信に、高額の料金がかかるというのは、見る側としては困るというか、理不尽であるとさえ感じますが...。


何しろ、カード自体はほぼ決まりとみて間違いないのでしょう。
あとは日時、場所、その他諸々がどうなりますかね、というところです。



ついでに、試合自体についてはいずれ、色々語ることになりましょうが、井上尚弥が今度こそ苦戦するとか、負けるんではないか、という見方については、まあそういう見方、見え方もあろうが...というところです。
ひょっとすると苦戦まではあるかもしれないが、という。
逆に言えば、この試合はスティーブン・フルトンの方が、その真価を問われる試合なんじゃないですか、と。
そんな風にも思っています。


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最大限の「サービス」Tweetか 井上尚弥次戦、二人に絞られた?

2023-01-18 05:56:29 | 井上尚弥

お馴染み杉浦大介記者のTwitter、ボクシングファンの間で話題になっています。







主語はあえて省いてありますが、井上尚弥次戦の話である、とは容易に想像できるところです。
書ける範囲で最大限の「サービス」をしてくれはったのね、という(笑)。


所属は問題ない → TRとPBCの違いは、日本開催ならOK、ということか。
次の開催地も今や軽量級のメッカと呼べる国 → 井上の試合は、日本でやる方が大興行になる。
懸案は3〜4月のラマダン? → フルトン、イスラムなんだそうですが、どうやらライース・アリームも同様らしい。


総合すると、井上の次はスティーブン・フルトンか、ライース・アリームの二人に絞られた、と見て良さそうです。
一部情報だと、PBCのスティーブン・エスピノザが推していた?フルトンvsブランドン・フィゲロア再戦はなくなって、フィゲロアはマーク・マグサヨと対戦する、という話があるようで、ならフルトンはもう、日本行くしかない?という。
これが事実なら、フルトン戦が有力、となりますね。
この辺は誰がどこから手を回し、どことどこが綱引きして、ああなってこうなって...と想像は出来ますが、その結果「もつれがほぐれて」いった、ということなのでしょうか。


ただ、ラマダン云々はちょっと、気がかりなことですね。4月は難しいか。
また、日本では4月に寺地拳四朗vsジョナタン・ゴンサレス戦がある、と仮定すると、これと同月に、井上vsフルトン戦が行われるとは考えにくいです。
かつては村田、井上の試合を有明コロシアム連日開催、というのがありましたが、あれはいわば窮余の策で、今は事情が違いますし。

もちろん、ファンとしては同一興行であれば最高ですが、井上尚弥の次戦は、おそらく井上拓真の世界戦(多分、WBAバンタム級王座、空位決定戦でしょう)とのダブル開催のはずですので、多分別でしょう。
そうなると、またみんな大好きひかりTV、dTV配信か、と。げんなりする話ですが...。

ということで、今のところ、井上の次は5月くらいではないか、と思います。
ラマダンの件と、日本側のバッティング回避、というふたつの要因で。
何にせよ、早く決まって欲しいですね。そうであれば、予定も立てやすいですし。



ついでに、昨日のブログに書いた4月8日ですが、思い立ってネットで検索してみたら、各会場のスケジュールはそれなりに埋まっています。
さいたまスーパーアリーナは、東方神起のコンサート。
横浜アリーナはアイススケートのショーがあるようです。両国国技館はプロレス。
日本武道館は確認出来ませんでしたが、何かあるでしょうね、きっと。
ちなみに全部ひとまとめで東京ドーム、という壮大な夢を抱いて調べてみましたが、BONNIE PINKとかいう人のコンサートらしいです。無念。
拳四朗、ゴンサレス戦はどこでやるんでしょうね?いっそ大阪にしてくれたら、楽で良いのですが(笑)。



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4月、第二土曜日に要注目 シャクールvs吉野戦、そして国内でも?

2023-01-17 13:15:01 | 海外ボクシング

ESPNのTweetで、シャクール・スティーブンソンvs吉野修一郎戦、4月8日有力、とのこと。
日本時間だと9日になりますね。
まだ決定では無いみたいですが...出所が出所ですんで、ほぼ決まりでしょうか。






伊藤雅雪、中谷正義を連破した吉野修一郎の存在は、当のシャクールも認識するところまで行っているようです。
正直、ライト級ではここから先が大変かな、上の相手と闘うのは...と思っていましたが、思ったよりも早く、ビッグネームとの対戦が決まるものですね。
ESPN、トップランク興行、当然アメリカでの試合になるのでしょう。
日本だと、WOWOWオンデマンドのライブ配信でしょうかね。楽しみですね。


シャクールに関しては、体重超過の件がどうにも...印象悪い、のではなくて、そのままの意味で「悪い」行いで、それがすぐ次の試合で転級した階級の、実質タイトル挑戦者決定戦にすんなり出られることに、どうも納得感がありません。
しかし、そんなことを言っていても、現に出てくる以上、やはり吉野にとっては強敵、難敵でしょう。

セーフティーに闘いつつクリアに勝つことにかけては、全階級通じても屈指の天才と言えるシャクールを、吉野のタフネスと強打が凌駕出来たら凄いことですが...実際はどこまで脅かせるか、というところから、ですね。
とはいえ本当に決まれば大勝負です。見るこちらも、相当気が入った状態で応援することになりますね。




で、国内では...というか海外情報ですが、寺地拳四朗vsジョナサン・ゴンサレス戦が4月開催では、という話がありますね。







期日までは書いていないんですが、一部、4月8日だという説がある模様。
4月第二土曜というと、昨年もゴロフキン、村田戦がありました。
さいたいまスーパーアリーナ、ここは帝拳さんが年イチで抑えてるのかな?なんて思ったりもしますが、はてさて。
もちろんコレ一本勝負じゃなく、他にも色々絡んでくることでしょう。
当然、語り出すと止まらない話がありますが、徐々に明らかになっていくのでしょうし、そういうのをあれこれ想像するのも楽しいですね。




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倒し屋の本領、早々に発揮 佐々木尽、初回KOで衝撃の戴冠

2023-01-15 05:21:12 | 関東ボクシング




ということで今年一発目のG+生中継でしたが、ラインナップ5試合、そしてそのうち初回KOが3つ。
まあ、そういうこともあるか、というだけの話なんですが、正直、このメインカードがそれに含まれるとは、全然思っていませんでした。



OPBF、WBOアジアパシフィックの二冠王、豊嶋亮太ですが、どうやらこの試合には、OPBFタイトルはかかっていない模様。
ああ、そうなのか...と思いながら見始めた試合、両者早々に、詰めた間合いでパンチを交換し始める。正面からヒット・アンド・カバーの応酬。


こういうの好きやなあ、どんどんやってくれ、と思いつつ、挑戦者の佐々木尽が元気なうちに...打たれたり疲れたりする前、フォームが乱れたりする前からこれをやると、豊嶋にとってリスクもあろうに...と、ちょっと意外でした。
もちろん、ガードが堅く、振りの小さいパンチの数が出せる選手ではありますが、もう少し静かな展開で立って、持久力も含めた勝負に持ち込むんではないか、と思っていたので。
まあしかし、豊嶋にしたら、正対しての攻防でも、抑え込む自信があるのだろうなあ、と見ていました。


佐々木の方はというと、こちらはこちらでちょっと意外?早々に仕掛けられても、熱くなる風でもなく、割と落ち着いている。
少しだけ間合い外して、ジャブ。右合わせ。豊嶋をちょっと見る余裕も。
対する豊嶋、やっぱり先に打ち込もう、叩こうという風だったか。結果、これが災いしました。


豊嶋が打っていき、右フックが入ったかと見えた、直後に佐々木の左フック、リターン。
佐々木、打たれたと見えた直後に打ち返す、いわば得意のパターン。
しかも大振りでなく、鋭い軌道で返す。
これが決まって豊嶋ぐらつく。普通の選手なら、ここでダウンしていたところかもしれませんが。

そして、攻め込む流れになった佐々木、上下の打ち分けが思う様に出る。
これまた得意の左ボディ。強烈なヒット。
左右ボディを決めて、上にも左フック、右アッパー返す。

こうなると、何もかも佐々木の良いように回る。
豊嶋も果敢に打ち返すが、右フックの内から左フック返され、左ダブル、下から上。
右アッパー、左フック上へ返し。次から次へと「マトモ」なヒットの連続。
佐々木、さらに速い左をフォロー。たまらず豊嶋ダウン、ダメージ甚大な様子を見て、レフェリーが早々に止めました。



結果論でしかないですが、上記のとおり、佐々木が元気で整っているうちに、豊嶋が自分から仕掛けることはなかった、のかもしれません。
見て立ってたらどうだったか、という問いに正解はないでしょうが...とにかく現実に、佐々木尽の倒し屋としての凄みが全て出てしまった。
得意の左フック、効かせたあとの「殺しのパターン」がものの見事に決まった衝撃の戴冠でしたが、勝負の綾はその辺にあったように思います。


しかし佐々木尽、序盤から仕掛けられた展開で、自分の良さ、本領をしっかり発揮して倒すんだから、こちらはこちらで凄いなあ、と感心もしました。
スーパーライトからウェルターに上げて、体格面では豊嶋より少し小さく見えましたが、強打は十分な破壊力でした。
体重超過の件から、苦しい時期を過ごしたかと思いますが、見事な戴冠でタイトルホルダーとなって「復活」した、と言えるでしょうね。
もちろん、良いとこだけしか見えなかった勝利で、何もかも諸手を挙げてとはいきませんが、その辺は、今後の成長を期待したいです。




さて、最近は興行丸ごとのライブ配信が増えて、その分、切り貼り無しでアンダーカードが多くの?目に触れる機会も増えたわけですが...G+は以前からそれをやっていたわけですけども、やっぱり色々気になるなあと。

セミに出たタイ人ですが、実況によるとムエタイで二階級を制覇したチャンピオンである、と。
最初、手強い相手なのかな、しかしえらく小さいけど、と思ったら、階級はミニマムとスーパーフライ。
それが58キロ契約の試合に出ているんですから、呆れるしかありません。「何やそれ」でした。



ボクサーそれぞれ、キャリアの段階に応じて、自信を付けさせる、試合数を重ねるための試合が必要ではあるでしょう。
何も全ての試合で強敵と組め、なんて言いません。弱い相手と組む試合があっても良いでしょう。

しかし、階級だけは揃えてくれんと、とは、声を大にして言いたいです。
細かいことを抜きにして、あの体格差は、ぱっと見た「絵」として、失格です。
形式上、前日の計量で、契約した体重を下回っていた者同士とはいえ、その内実はどうか。一目瞭然、としか言えません。


あと、第二試合で小川寛樹に倒されたタイ人もたいがいではありました。
デビュー2戦目から目くじら立てることもない、と言える範囲内...だったかどうかは微妙ですが、仕方ない、という言い方もあるのかもしれませんが。
ただ、やはり、これでB級デビューする意味あんの、新人王戦より弱い相手としか試合出来てへんやん、という思いの方が勝ちますね...。




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これがあるべき「挑戦」の姿 井上尚弥、正式に4冠返上

2023-01-14 05:57:26 | 井上尚弥



井上尚弥、昨日、会見開いて、4団体の世界バンタム級タイトル返上と、Sバンタム級転級を正式発表しました


転級するのだから王座返上、本来あるべき姿だと、簡単に考えてましたが、YouTubeに上がってた短い動画を数本見ているうちに、並べられたベルト4本、獲るのに時間もかかったし、一試合ずつ大変な調整を経て闘い、勝ち取ったものなんだなあ、と改めてその重みを感じたようなことです。

しかし、新しい階級に挑戦するんだから、当然そうしないといけない。
井上尚弥を評する話として、これを特段「潔し」と褒めるポイントでも無い。彼はいわば、当たり前、当然の道を征く人、なんですね。
昨今あれこれごちゃごちゃもやもやした話ばっかですが、やっぱり真の王者というものは以下同文、ということで。


で、会見動画見ていると、改めて頼もしいというか、自分を客観視出来ているなあ、と。
Sバンタムにベストフィットするには、2、3年かかるし、そのくらいのスパンで考えている、とコメント。
その後「ベストではなくとも、Sバンタムの王者に勝てるか?」と問われると、バトラー戦ではベストではなかったと明かし、そこに1.8キロプラスの余裕があるので大丈夫、と答えました。

矛盾する話でもあるように思えますが、本人としては、勝てる、という目先の勝ち負けと、Sバンタムにおける自分自身の完成形とは別だ、という棲み分けが出来ている、ということですね。
この辺がアタマ涼しいなあ、と思うところで、これを混同したまま闘うと、相手とのその時点での力関係を読み違えて、闘い方の選択を誤ってしまうものです。
クラスを上げて、思うに任せぬボクサーというのは、それぞれに趣違えど、概ねこの辺りで躓くものです。

井上はスタートのライトフライから、フライは飛ばしましたがバンタムまで、階級上げる毎に衝撃のKOを見せてきましたが、それは単なるパワーヒッター、スラッガーというに収まらない、こうした冷静さ、聡明さがあるからこそ出来たことでもあるのでしょう。
ますます、Sバンタム初戦が楽しみになってきました。



相手については、大橋会長は「交渉中」としか言えません、と頑なでした。
自分は10年前から、井上のベストはSバンタムだと思っていた、とか、相変わらず調子のええ...と思ったところで、ああ、しかしホンマに、そんなことだいぶ前から言うてはったわ、と思い出したりなんかも(笑)。

しかし、スティーブン・フルトンはやっぱり、WBC暫定フェザー、ブランドン・フィゲロアとの再戦をやるようで...まあ、暫定王座というものの存在を疎ましく思ったことは過去に何度もあれど、今回は改めて鬱陶しいですね。
詳細なインタビューが出ていましたが、あっちふらふら、こっちふらふら、という内容です。なんだコレは、という。

まあ、ビジネスの駆け引きは当然のこと、色々あるんでしょうが、それだけではなく、とにかく一度、122ポンドの井上尚弥が動く様を見てからにしたい、というところでもあるんでしょう、か。
そういう、対戦に前向き?な理由で「ひとまず」避けているだけなら、まだ良いか、とも思いはしますが、なんか、頼りない奴やなあ、という印象でもありますね。


しかし、次の相手ではなさそうです。やっぱりライース・アリームが有力なのでしょうね。
WBO空位決定戦になりそうですが、この辺もフルトンの動向次第です。フェザーで試合するなら剥奪、ですが、また戻るかもしれない、というフルトンの立ち位置故に、簡単にいくかどうか。
そこも含めて「交渉中」なのでしょうが、この辺は常日頃、あれこれつべこべ言っていてナニですが、大橋会長には同情もします。
こんな筋違いの話、どないせえちゅうねん、というところですものね。



で、会見をざっと見ていると、井上拓真や武居由樹の名前も出てきました。
拓真はバンタム級で、どの王座かわかりませんが空位決定戦出場となりそう。兄弟同時王者を目指す、とのこと。
あと、武居はバンタム級でやれるかどうか、八重樫東トレーナーと相談中、だそうです。

正直、うーん、という気もしますが...仮にバンタムでやれるとしても、国内上位の誰かとやってからにしてほしいですね。
こういう形の「頭越し」は、ファンとしては歓迎できません。
「組めたら組むで、世界戦」なんて、バブル末期の発想です。
世界タイトルの数が増えた今、こういうのは支持されない、ということを、そろそろ理解して欲しいですね。




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DAZNボクシング、廉価プランに組み込まれる?

2023-01-13 05:11:04 | 海外ボクシング




DAZNまたしても値上げ、月額3700円に、という報道を見て、えー、またかいな、前回からそんなに経ってないのになあ、とご多分に漏れず驚いたわけですが、同時に気になるニュース。
報道でも概略だけ報じられていますが、DAZN Globalという視聴プランが導入される、とのことです。

月額は980円。
DAZNの人気コンテンツは、サッカーJリーグ、日本プロ野球、F1グランプリといったところかと思われますが、それ以外のコンテンツを見られるプランのようです。
例えばイタリアでは、メインコンテンツのセリエA、スペインならラ・リーガを外し、それ以外を見られる廉価プランがあるそうですが、日本も似た形で、それが導入されるわけですね。


今のところ、プランの存在だけが発表され、具体的なコンテンツは発表されていません。
しかし各国のDAZNのラインナップなどでは、ボクシングや格闘技が入っているようです。
それと同じく日本でも、この廉価プランの中にボクシングが含まれると思われます。
ボクシングのマッチルーム、YouTuberのKSIという人が作った会社などが、ボクシングのラインナップを構成するようですね。

ちなみにこちらは最近、DAZNと、KSIの会社MisfitsBoxingの出した、5年契約締結のリリース
クロスオーバーボクシング、なんて単語を見ると、なんのこっちゃと思いますが、まあ見ないから関係ないです。
基本マッチルームとゴールデンボーイの名前が消えなければ、それでいいです。

そのうち、DAZN日本のHP、ヘルプページだと思いますが、具体的に、この廉価プランで何が見られるのかが記載されるはずです。
で、ボクシングが今まで通り見られるなら、私は迷わずそちらに乗り換えるクチですが...しかし、Jリーグ見たい、或いは野球、実はF1が...という方々にとっては、今回の値上げはまたまた苦しいところでしょうね。



とはいえ、DAZNは20年に10億ドル、21年には23億ドルの赤字(損失)を出しているのやそうです。
その後、親会社から43億ドルの支援を受けて赤字を補填したとのこと。

巨額の投資をしている投資家やグループにとっては、逆に簡単に手放せなくなっているのかもしれませんが、そもそもこの会社自体、いつまで続くのやら、というのが実際のところかもしれません。
こんな数字を見ると、根本的に無理のあるビジネスだったのではないか、と素人ながらに思います。
ざっと見ただけでも、物凄い数字ですものね。いやはや...なんともかとも。




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「条件次第」の一言が重い? 井岡一翔、次はエストラーダか中谷か

2023-01-12 08:29:04 | 井岡一翔




さて、次どうなる、という話で、年明け早々に一番具体的な話が出たのが、井岡一翔の次戦について。
WBOが、指名挑戦者の中谷潤人との対戦交渉を指示。
30日以内に合意せねば入札、とのこと。


で、こちらは、井岡にはWBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダとの対戦希望があり、はてさて、という記事です。

井岡がずっとエストラーダ戦を熱望してきた、という記述がありますが...言えば、自分が挑む形ではなく、対等の立場(という体裁)と、相応の条件を得た上で、という但し書きを付ければ、その通りなんでしょう。
この記事にはあれやこれやと、頼まれたのか、頼まれもせんのに勝手に、なのかは知りませんが、その辺を上手いこと飾り付けて書いてあります。


でも、結局のところ先方からすれば、「条件次第」の一言が全てなのでしょう。
エストラーダ側にすれば、すぐに次、またローマン・ゴンサレスと試合するというわけにはいかず、他の候補となれば、という位置付けに、井岡一翔がいることは、ひとつの評価ではあります。
しかし、当然井岡を選ぶことで、先方も得られる限り、最大の利益を求めるわけです。

そうなると、日本でやるか、アメリカでやるか(さすがにメキシコなら断るでしょう)、どちらが興行の主体を握るにせよ...日本なら、従来の枠組みをさらに大きくする必要があります。
アメリカでやるなら、当然井岡の方に条件面の不足が生じるでしょうから、それを日本側のスポンサーなり、放送配信なりで埋められるか。
過去にも似たような事例はありましたが、井岡の周辺がそれをかなえられるものかどうか。
さらに、WBOの指定した期限内に、これらの条件を整えられるものか、ですね。


実現すればもちろん、好カードだとは思います。
ただ、両者が中谷潤人やジェシー・ロドリゲスといった新世代との対戦を、この記事中にもあるように「メリット」云々、という物差しで計ってしまう感覚は、何というのか「ボクシングっぽくない」ように思えます。
それこそ、古い人間の感覚でしかないのでしょうが、カッコ悪いなあ、と。
そういうの全部蹴散らした王者同士が、というならともかく、という。


そもそも、やるなら互いに、フライ級の頃、もっと若い内にやっとかなあかん試合やったでしょうよ、と。
一度やって、再戦がなかなか決まらずここまで来てしもうた、という話ならともかくも、一度もやってないんですから。
ただしその辺は、本人の意志に反して?だったのか、当時所属のジムが回避した、ってことなんでしょうし、今回やれるなら、その無念を晴らすための闘い、という見方も出来るでしょう。
それがもし、井岡一翔の宿願であった、と見るなら、大いに意味のある一戦ではありますね。


で、この記事だけ読むと、エストラーダ戦の方が有力、みたいな感じですが、中谷潤人戦をやらないという選択をすれば、それはそれで、色々言われることでしょう。
印象的にどうという話はどうでもいいとしても、この二択なら、遠いタイプはやっぱり避けるか、と思うところでもあり。

しかし、WBO王者が、WBA王者と引き分け、次にWBC王者と(タイトルを返上してまで)闘う、というのも、考えたら希なケースというか、非常に意欲的、アクティブな活動であるはずです。
実際、中谷戦を選択すれば、エストラーダと闘えそうな「情勢」は、変わってしまう可能性が高いでしょう。


さて、どちらと決まるものか...正直、現時点では読めません。
まあ、ひと月くらいで目鼻が付く(はず)の話ですが、どういう結果になりますか。はてさて、ですね。




中谷潤人については、井岡と闘えば、そして勝てば、国内的には、知名度もアップし、評価も高まるというものでしょうが...もし、エストラーダと井岡が闘うなら、中谷はその勝者との対戦を目指し、それまでに獲れるタイトル獲っておく、ということで良いのでは、という気もします。

井岡のように、結局は国内ベースで闘うのではなく、中谷には試合の規模や注目度により、日本とアメリカのリングを、その都度こだわりなく選択して闘うようなチャンピオンになってほしい。それは言えば、ファンの勝手な願望です。
しかし、中谷潤人以外に、それが出来そうなボクサーはそうそういない。ならば、彼ならではの「大成」の仕方を目指して欲しい。
もちろん、井岡と闘うことで得られるものは大きいでしょう。しかし、長い目で見れば、それを上回るものを、中谷潤人は掴めるボクサーである。
そんな風にも思っています。



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春へと色々動き出す 寺地拳四朗「3つめ」なるか?

2023-01-11 21:57:50 | 関東ボクシング




昨日はFODプレミアムでライブ配信、松本圭佑、初のメインイベンターとしての試合を、2回KO勝ちで飾りました。
強打はこの辺のレベルでは抜きん出ていて、相手の濱口人夢も果敢に打ち返し、食い下がりましたが、強打で制圧、という試合。
アタマ当たったか、反撃かでカット、出血したのは心配でしたが、長引かせず仕留めたのも良かったです。
今後は、タイトル挑戦へという話ですが、少し早いかも、今年は地固めかな、と思います。しかし着実に強くなってもいます。
徐々に、若手、ホープ、という枠から、有力選手へと見方も変わり、期待されるレベルも上がって行くところですね。




さて、年末までに日本の有力選手はあらかた闘い終え、次はというと春頃に、或いは初夏に、というところです。
色々動き出している、という話ですが、まずはWBA、WBCライトフライ級の二冠王、寺地拳四朗。
今春にも、WBO王者ジョナサン・ゴンサレスとの三冠統一戦か?という記事。

当初はWBCの指名挑戦者ヘッキー・ブトラーと対戦か、と言われてましたが、この話が進んでいるんでしょうかね。
確かにゴンサレスのTwitter見ると、日本とプエルトリコの国旗のやつは確認出来ましたが。
しかし同時に、DAZN軽量級陣への言及もあるようで、どうなのかなあ、というところです。

しかしこのカードが実現するなら、単独で大箱とは行かない(残念ながら、京口とゴンサレスでは、あらゆる意味で格が違います)でしょうし、じゃあ他のあれこれと絡めて、ということにもなるかもしれません。
試合以外の仕事が終わらないと、ボクシング転向がなかなか出来ない、とだいぶ前に聞いていたキックのスター選手も、そろそろデビュー戦が出来る頃合い?ならば、この辺と一緒に、となるかもしれませんし。



また、井上尚弥も、年3試合希望、というのがその通りになるなら、4月頃には試合をしたいところです。
スパーリングパートナーのアダム・ロペスが「3月か4月頃に試合するから」という依頼を受けた、という話があるそうで...まあ、そうなったらいいなあ、と思うくらいにしておきますが。

もし4月、早々に、という言い方になるのでしょうが、次の試合が出来るなら、スティーブン・フルトンに「すんなり」挑戦ではなく、おそらくWBO空位決定戦、或いは暫定王座決定戦、どちらかでしょうね。
その場合はWBO1位ライース・アリームが相手になるのでしょうが...WOWOWで二回ほど見たと思うのですが、また改めて見返してみよう、と思っております。



その他にも、この先に向けて色々、動きがあるようです。
しばらく大試合はないですが、それまでは色んな話題を聞いては、あれこれと想像を巡らすことも楽しいですね。




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一日おきにライブ観戦 今日は松本圭佑初メイン

2023-01-10 05:53:29 | 関東ボクシング



6日、8日と内外の注目試合がライブ配信で見られるという、ボクシングファンとしては正月早々縁起が良い(まあ、色々あったにせよ)スタートでしたが、今日もホールで試合あり、しかもFODプレミアムでライブ配信です。
まあ、カードとしてはちと弱め、というと悪いですが、先日、ミライモンスター番組最多出演記録を更新した松本圭佑、初のメインイベンターを務めます。







カードを見ると、アンダーにタイ人も出ますが、静岡や三重など、地方からの「参戦」が目に付きますね。
当然ホンマ、本気で中央の選手に挑む、という構図でしょうから、地方依怙贔屓で売る私としては、青コーナーの健闘に期待です(笑)。


とはいえ、キッズボクサーのときから、ミライモンスターの番組や、U15の試合映像を見て、その素質に目を引かれてきた、松本圭佑応援の気持ちも強いです。
ミライモンスターは何の偶然か、彼の出演回は最初から全部見てて、さすがに情も移ろうというもので(笑)。
リーチを生かした長短の切り換えが巧い、というのが第一印象でしたが、ここ最近はそれに加えて、強打者としての凄みも備わりつつあるような。
相手のレベルは徐々に上げていくのでしょうが、階級の選択なども含め、注目していきたいですね。


と、若手注目選手であることは間違いない、TV番組による注目度もある、とはいえ、この辺の選手初メイン、という試合を、ライブで興行丸ごと見られるんですから、やっぱり時代が変わったなあ、と思います。
そして、こういう状況が続いて欲しい、さらに、より良い形で発展していってほしい、と切に願います。
そのために必要なことは何か、というのは、変わること無く考えねばならないテーマですね。


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不調な方かと思うが、でも強い デービス、無敗対決制す

2023-01-09 16:06:54 | 海外ボクシング

昨日はWOWOWオンデマンド、午前11時頃から楽しく見ておりました。
メインから簡単に感想。


ジャーボンテイ・デービス、試合12日前の逮捕と釈放という話題を振りまいての地元リングで、大歓声に迎えられる。
しかし派手な髪の光速ボクサー、クリス・コルバートや、地味に巧いロジャー・グティエレスを連破してきた上昇株、無配じゃなくて無敗の技巧派ドミニカン、エクトル・ルイス・ガルシア相手に、序盤はあまり手が出ないスタート。

やっぱりこれだけ色々あると、心身共に難しいのかな、という気で見ているせいもあるのか、どうも動きに切れを感じない。
なんか重い。バネがないような。躍動感に乏しい。
そんな風に思っていましたが、3回から徐々に、サウスポー同士で身体の向きが合うが故の、スリルある攻防が始まる。
右リード、左クロスの後続打、右ボディから左クロス、左ボディから右フック切り返しの、対角線コンビ応酬。

それらが際どく飛び、時にヒットし、芯を外し、という攻防が間断なく続く。
それでもデービスにしては、いつもより若干悪いかな、という感じ。
とはいえ、ガルシアの側に高いグレードを感じたのも確か。
なかなか見応えアリな試合で、ぐいぐい引き込まれ、見入っていました。

徐々にデービスが支配していく流れかと見えた8回、場内でえらく派手な喧嘩騒ぎ。
デービス、ガルシア両者が手を止め、レフェリーがタイムをかける。
こんなの見たことないなあ、と驚きましたが、そうでもしないといかんほど、リングに近いところで、大きな騒ぎになっていた、ということでしょうか。

しかし、偉いのは再開後、何ごとも無かったかのように、詰めた攻防に戻って、しっかり闘い抜いたデービスとガルシア。
ざわついた観客の目線をリングへと引き戻し、その末にデービスの左強打、こめかみのあたりに入った?
一瞬腰が落ちたガルシア、よく耐えてゴングに逃げ込みましたが、9回開始後の棄権、ということで、9回TKO。
デービス、地味ながらなかなかの難敵をしっかり下して、大歓声の中、勝ち名乗りを受けました。


リング外ではいろいろ、というのは少し前にも触れた話なので、今回は置きますが、いつもより若干悪いかな、と見えたスタートも、終わって見ればやっぱり強い、凄い、となる。
さすがジャーボンテイ・デービス、とひとまず言って良い試合でした。
ただ、やっぱりいろいろありすぎて、この才能に見合う高み、真の頂点に立つ、というところまで行けるのかどうか、という心配は消えないわけですが。


敗れたエクトル・ルイス・ガルシア、健闘だったと思います。
小さいけど異様に速く強く、時にスローで見ないと意味わからんようなコンビネーションを強打してくるデービスに、あれだけ真っ向から渡り合ったのだから、拍手したいですね。
8回終盤のピンチについては、このように述懐していますが、棄権も無理は無い、と見ていた時に思いました。
ゴングの後、一瞬、コーナーを見失っていたようにも見えましたしね。


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セミのジャロン・エニスは、ウクライナのカレン・チュカジャンに判定勝ち。
サイドへ旋回する足捌きと、カウンターの巧さを見せるチュカジャンにヒットを喫する場面も目に付きましたが、ならばと派手な攻撃を一旦止めて、ボディ攻撃からやり直す試合運びは、冷静さが見えて、良かったと思います。


セミセミは...今時、こんなボクサーおるんやな、という嬉しい驚きがありました。
ベネズエラ国籍、今はコロンビア在住というロイマン・ビジャ、どこのヤ○ザ屋さんかいな、と思うような...いやまあ、とにかくタトゥーに驚きましたが、その闘いぶりは、ジョーさんが何度も、ハーバート康(古い!)の名前を持ち出すほど、強打一本勝負に傾いたもの。
また相手が、これぞ今時、という感じの、フットワークとコンビネーションを併せ持つラシディ・エリスで、この試合組んだ人、なかなか、ええセンスしてるなあ、と感心したくらいです。

そして試合展開がまた、ベタに劇的。判定は正直、ちょっと意外な気がしましたが、反面「これでいいのだ」とバカボンのパパの声が頭に浮かびもして(笑)。
何しろ見ていてエキサイトし、大いに楽しめた試合でありました。



デメトリアス・アンドラーデはまあ、いつもの感じ。
実況の赤平さんは、スタートを見て「珍しい」と言っていましたが、アンドラーデ、時々ああいうことします。
先制攻撃かけて、ダウン取ったりもしますが、後が続かない。相手が弱いときは別ですが。
相手のデモンド・ニコルソン、右肩はだいぶ痛かったようですが、健闘したんではないでしょうか。




それにしても、やっぱり長丁場は大変です。金曜の府立よりは短かったですが、それでも4時間を優に超えてました。
ワシントンDC、東部の興行だからそのぶん遅くなる、とはわかっていても、メイン、あちらでは深夜一時とか、何度聞いても慣れない話です。いやはや。

そして、4試合中、3試合判定ですから、たぶん今日の録画放送には、ふたつしか入れられないでしょうね。
普通ならエニスの試合を入れる算段だったことでしょうが、個人的には、セミセミを外すのは惜しい(笑)。
録画で来週以降に回すかもしれませんが。
もし見逃した方おられましたら、オンデマンドのアーカイブに置かれると思いますんで、是非見ましょう。見ないと損です。



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