昨日、ライト級トーナメントについて批判しましたが、同時に会見があり、ヘビー級トーナメントの発表もあったようです。
優勝賞金1000万円 4回戦のヘビー級トーナメント開催 他競技からの参加も大歓迎https://t.co/9heq7nBGax pic.twitter.com/k8X3ppGXFr
— ボクシングビート (@beat_macc) March 14, 2024
名称は「アジアヘビー級チャレンジカップ」。
来年5月に開始予定。4回戦ボクサー、16人の参加を見込んでいる。
優勝賞金1000万円、KO賞もあり。
国内のC級ライセンス保持者8人に加え、他競技からの参戦なども、来年まで準備期間があるので可能。
何もヘビー級に限らずですが、ミドル級以上のボクサー志望者に門戸を開かず、旧態依然の軽量級偏重でいつまでやっていくつもりなんだろう、と常々思っていましたから、この企画は非常に好ましいと思います。
昔の西島洋介、今なら但馬ミツロですが、何しろ、誰かひとりを売りだそうとしても無理がある。
少なくとも20人くらいのライセンス保持者=選手を維持し、そこで生存競争がないことには、発展も成長もあり得ない。
競う場がない以上、仮にアマチュアに有力選手が出たとしても、プロ転向など考慮してもらえない。
その第一歩として、4回戦から始め、人数を確保していくという方向性は、ひとつの方法として正しいと思います。
出来たらこういう大会を、新人王トーナメントのように毎年恒例で続けられたら、将来への投資として有意義だとも。
これは本当に、継続してやっていく意味がある企画だと思います。
この大会をきっかけにボクシングに入って、その後ライトヘビー級あたりに落として活動する、というようなパターンがあってもいいでしょうし。
あとは単に優勝者への賞金を手厚くするのみならず、可能性や素質を見せた選手に対しても、継続的な活動を支援してもらいたいですね。
何しろ、ただやって、誰かが勝って、終わるだけではしょうがないです。
やったことに意味を持たせ、そこから発展的な何ごとかを生み出してこそ、やる意味、値打ちがあるというものですから。
昨日触れたライト級トーナメントは、そういう観点では、現時点で限界ありありですが、この大会はそうではない...と信じたいですね。
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