さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

長谷川&山中 大阪城ホールにてダブル世界戦決定

2014-02-11 22:31:12 | 長谷川穂積

正式発表、です。

長谷川については以前に少し書きましたんで、付け加えることはあまりないですが、
山中とのダブル世界戦とは、なかなかありがたいことですね。

山中にしても、関西では初の世界戦、故郷の滋賀からも観戦に来られる方が多くいるでしょうから、
ここは気合いの入るところでしょう。
転級してのレオ・サンタクルス挑戦を目指すには、悪いですが欧州戦線で3、4番手の挑戦者、
ステファン・ジャモエに苦戦している場合じゃないはずです。
必ずKOして欲しいとは思いませんが、判定であれ流石と思わせる内容は見たいところですね。


大場浩平の世界戦が一緒だったらもっと嬉しかったんですが、こちらはなかなか決まらないのか。
何なら山中への挑戦でも面白かったんですけどね。
日本タイトル戦線で、大場の王座返上後、急浮上した山中、という時期のズレもあり、
対戦が実現しなかった両者が、ここで世界を賭けて対戦、というのは面白いとも思うんですが、
結局のところ、偉い人が全然そうは思っていない、のでしょう。残念です。

何とか他の団体の王座に、挑戦する機会があるといいのですが。
そうでなければ岩佐亮佑との対戦なども、実現してもらいたいですね。


それにしても大阪城ホールでの世界戦、久しぶりですね。
私は徳山昌守vsジェリー・ペニャロサの第二戦を見に行ってますが、あれ以来ですかね。
あれは今思えば何とも通好みな試合展開ではありました。

あの日は星野敬太郎がノエル・アランブレットに僅差で負けた試合もありました。
あの大会場、二階席から、初めて直に見た星野は、遠目にも色々な駆け引きや仕掛けが見え、
その巧さがよく分かる、とても見所の多い、見ていて飽きないボクサーでした。
負けたのは残念だったけど、良いボクサーを見たなぁ、という満足感は確かにありましたね。


さて、あの会場で長谷川と山中をいっぺんに見られる、ちょっと会場が広く(広すぎ?)て、
二階席だと見づらいかも知れませんが、まあ仕方ありませんね。
府立では収まりきらない観衆が詰めかける、という事態になってくれれば、
それはやはり、何よりの喜びです。
そしてそのリング上で、日本初の三階級制覇(←漢字表記)が実現されれば、言うことなし、です。
当日はかならず会場で観戦し、長谷川に精一杯の声援を送りたいと思います。


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4 コメント

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Unknown (アラサーファン)
2014-02-12 08:38:32
おはようございます。いやあ、ついに決まったと思えば大きな会場を用意しましたね。大阪城ホールって本当に久しぶり。
ジャモエって昔あの変な三男とやって無理やり負けにされた選手ですよね。あの時はかわいそうだと思いましたが実力的には強い印象なく何で3位なのかわからない程度なのでスカッと勝って欲しいです。

長谷川さんはバンタム級終盤についてしまった真正面での撃ち合い上等癖が抜けていれば実はカウンターでKOできそうに見えます。ただ撃ち合いしたら結構危険なのでそこが心配です。

そう言えば長谷川さんとの対戦がよく噂される和氣選手の試合が一昨日ありましたね。勿論実力ありますし勝ちっぷりは見事ですがここ最近の相手は和氣君のいい所しか出ない相手ですよね。世界挑戦者決定戦としてせめて日本王者の大竹選手や石本選手との絡みが見たいです。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2014-02-13 17:02:57
>アラサーファンさん

大阪城ホールというのは、府立と違って回数が少ないですね。あそこで試合するのはひとつのステイタスなのかも知れません。興行規模もかなり違うんでしょうね。
ジャモエはずば抜けた力は感じませんが、やりにくさはあるんでしょうかね。仮に倒せなくても、要所をしっかり抑えて、撥ね付けるように勝ってほしいです。
長谷川はスーパーバンタムの体重で、攻防のバランスをどう取って闘うかに注目ですね。防御勘や、長年悩んでいる足の痙攣や負傷も心配です。

和氣については、懐を取りに来る相手の急所を捉える左の威力には感心する反面、あれを外されたり、手控えて構え、突き放す技量のある相手との試合がどうなのかな、とも思います。今回の相手については、けっこう強い上り調子の輸入ボクサー、と聞いていたので楽しみにしていたんですが、実は二階級したのタイトルホルダーだったと知って、ちょっとがっかりしました。上昇志向の強い発言は良いと思うのですが、石本や中嶋、或いは小國との再戦などは一切話に出ないのが、ちょっと残念ですね。
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Unknown (NB)
2014-02-19 23:20:39
よく見るコメントで、長谷川はマルチネスと絶対打ち合ってはならないとかよく見ます。それだけパンチがあり重厚な攻撃力があるからですが、じゃアウトボックスできるのか長谷川が…、それも疑問です。
長谷川はディフェンス良いイメージですが、綺麗な顔で終わるボクシング言うた時は、大概綺麗じゃないし、来てくれたほうが闘いやすいと言いつつも、正真正銘ファイタータイプのバンタム時代のガルシア戦なんかもヨレヨレでした。ガルシアには世界戦で比較対象できる試合がたくさんあり、長谷川が一番苦戦していると思います。
理想のボクシングはウィラポンⅡですが、確実にウィラポンの衰えからの実力差から、あのようなボクシングが出来たのかもとも考えます。
よって長谷川が綺麗な顔で終わる試合は長引かなく、早く終わる試合。長引くと確実にパンチ食うんじゃないかと。口で言うほどのボクシングはあまり出来ていません。

長谷川の世界戦、満身創痍やるべき事は全部やった、と言えるのか、ただ世界戦待ちの中での前哨戦だったのか…。
長谷川の長かったという発言が、どうも考えさせられます。
ただキコ・マルチネス、十分勝てるとは思っています。マゼブラを倒したでしょうが、長谷川とは全く違いますし、長谷川のスピードを見て、どう対応するか1Rが楽しみです。しかしやはりどこかでパンチで止める事が出来ないと捕まるか、俺の中での長谷川の魅力は打たれたら打ち返すところです。これが最大の欠点であり最大の長所だと思います。いかにこの長所を自分でコントロールできるようになったかを期待します。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2014-02-20 13:30:16
>NBさん

長谷川のボクシングに、アウトボックスするという発想は長らく見ていないように思いますね。若手の頃は判定勝ちが何度もありましたが、基本的に攻めて打ち勝って、という感じに傾き続けて現在に至る、というのが長谷川の大まかなキャリアです。ディフェンスは、善し悪しというより、攻防の軸をどこに設定するかですね。その設定が昔よりだいぶ変わっている印象です。ガルシア戦はその過渡期にあった試合ですかね。

長谷川は、ウィラポンとの再戦やマリンガ戦に代表されるように、見切りが上手くいって、合わせ技が決まって、という具合に、良いように回り出したら本当に天才です。しかしあのような次元の、並のボクサーには一生に一度もないような完勝を、もう一度再現しようとしているとしたら、厳しい現実が待っているのでは、と思ってしまいますね。それが適うところが見たい、というファンとしての願望は確かにありますが、甘いかもしれません。ならば、仰るように自分の長所(と短所)を上手く管理し、コントロールして欲しい、そうするだけの経験は積んできているはずだ、と思うところなのですが、そういう成熟とは無縁なところにいるのが、長谷川という天才の天才たる由縁なのか、とも思うのです。その意味では不安ですね。
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