さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

事なきを得た? ロドリゲス西田戦、元通りにABEMAで配信

2024-04-27 00:04:48 | 関西ボクシング



亀田の名古屋の興行にまつわるどたばたの影響、そのしわ寄せを食ったものか、いったんABEMAではなくてTravelTVでの配信を、社長さん自ら公言したという、5月4日のエマヌエル・ロドリゲスvs西田凌佑戦ですが、結局ABEMAでの配信が改めて発表されました。






日本にも井上拓真(WBA)、中谷潤人(WBC)とふたりのバンタム級王者がいて、昔ならこれで幸福感に満ちていたことでしょうが(笑)今はなお、このロドリゲス(IBF)とジェイソン・マロニー(WBO)が相次いで来日し、試合してくれて、しかもさらなる日本人王者誕生の期待も大きいわけですから、時代も変われば変わるものです。
以前も少し書きましたが、ファイティング原田以降、六車卓也(WBA)の王座奪取まで、二人目の王者がなかなか出ず、世界の頂を眺めるだけ、という風だった時代からすれば、信じられないというか。

その合間に挑んだ桜井孝雄や金沢和良、村田英次郎に磯上修一、ハリケーン・テル等々、今ならこのうち何人かは王者になっているのかもしれません。
或いは渡辺二郎とて、それこそすんなり転級して、挑んでいたことでしょう。
一時、盛んに待望されたアルバート・ダビラ挑戦が実現していたら、ジムの後輩六車、そして辰吉丈一郎に先んじて、バンタム級王座獲得を成し遂げていたのかもしれません。

王座ひとつの価値が相対的に目減りしている反面、選手には徐々に良い待遇、練習環境に情報が与えられ、そして転級の決断も然るべき時に下されるのが当たり前になりました。
もちろんボクシング界全体を見渡せば、良し悪し含めた話ではあるんですが、個々の選手にとっては、良い面があるのは確かです。



さて、相次いで来日する王者のうち、おそらく実績評価で上を行くエマヌエル・ロドリゲスへの挑戦ですから、西田凌佑には厳しい予想が立ちます。
しかし、西田とて大森将平に比嘉大吾、大橋哲朗といった国内のライバル、そしてメキシカンのクリスチャン・メディナを下した実績があり、なおかつまだ底を見せていない感もあって、けっして軽視できない挑戦者です。
この試合が、悪いですがボクシング配信においては新興、色々不備も心配なところよりも、実績のあるABEMAに「戻った」形で配信されるというのもまた、良い話だと言えましょう。

ホントに、我々の見えんところで色々あったのでしょうけども...あの社長さん、大々的に他の試合の合間に発表したは良いけども、それでは困るやないか、とあちこちから突き回されたんやろうなあ、と容易に想像がつきます。
ABEMAとの関係も、おそらく多少なりとも揺らいだんでしょう。しかし、とりあえず事なきを得た?という感じでしょうか。
まあ何しろ、ひとまず落ち着くところに落ち着いた、ということで、西田には後顧の憂い無く?王座奪取を目指してもらいましょう。
もし王座奪取なれば、何もそこに落ち着くことはいらんのやで、という気もしますが、それはまあ、今は余計なことですね...。



さて、懸念されるのが例によっての長丁場、という点ですが。
なんか、詳細なタイムスケジュールが出ています。






今まで散々、文句言いまくってきた部分ですが、これだけ詳細なスケジュールが事前に出るというのは、有り難いですね。
第一試合開始は14時から、と明記されているし、メインも終わるのは早くて20時頃だろう、と思っていましたが、そんなことはないようです。
合間に挟まるイベントも、無茶に長くは無いようです。試合がKO続きだったら待ち時間は生じますが、それはまあしょうがないといえばそうですし。
もちろん、順番にすいすいやってもらうのが一番ですが、こうして事前にわかっていれば、気の持ちようからして違いますからね。

アンダーカードもずらっと出てます。静岡の高橋ナオトこと(←誰もそんなことは言っていない)佐野遥渉あたり、短い間隔ですが、ひょっと出たりせんやろかと思ってましたがそれはない模様。残念。
しかしテルのび太が出ますね。これはささやかながら(失礼!)良い話、です。


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