さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

リングに上げたが交渉は無かった 井上尚弥次戦はグッドマンでなくドヘニー?

2024-05-24 00:06:08 | 井上尚弥



世界ランクの変動を機会に、その都度いろいろ話題が出てくるのは当然ですが、わかりやすく全部の団体で王座にあるSバンタムの井上尚弥、次戦についてもいろいろとあるようです。






WBOのランキングは、1位がサム・グッドマンで変わらないが、2位がTJドヘニーに。先日まで2位はルイス・ネリーだったので、ネリーが落ちてドヘニーが上がった格好。
これ以下のランキングですが、3位ジョンリエル・カシメロ、4位カール・ジェームス・マーティン(フィリピン)、5位にムロジョン・アフマダリエフと続きます。
ネリーが抜けて、ひとつずつ順位が上がっていますね。カシメロ、3位なのか...意外に良い位置ですね。


で、こちらの記事によると、その1位グッドマンが対戦を渋っている、と大橋会長がコメント。
ちょっと意外な感じです。母国オーストラリアで闘いたいのか、7月に試合予定があるから12月に、とか、理由(になってませんが)はあるにせよ。
井上の王座返上を待っているのでは、という推測もあり得る感じですね。
また現実として、井上のフェザー級転向云々を抜きにしても、4団体の王座保持は、かなりの負担でもありましょうし。

ただ、東京ドームでネリー戦の後、グッドマンをリングに上げたのは、てっきり内々に交渉済みで、ほぼ合意しているような状況だからなのかと思っていたので、その点は驚きです。
実は言葉どおり、本当に「これから」交渉するところだったのか、と。そんなことがあるんですね。うーん。
まあ、二団体1位で、会場まで見に来てるんやし、当然やる気なんやろう、と井上や大橋会長が思ったことは、無理も無いかもしれませんが。


で、2位のドヘニーが候補に挙がっているとのことですね。
こちらの記事だと、やはり今回、リザーブという立場を受け容れて来日「してくれた」ドヘニーに対し、感謝の気持ちもあり...という。これはわかる話です。
確かにカードとしては弱いといえばそうですが、試合当日、Sウェルターまで体重が戻るというドヘニーの体力、そして強打は、間違いを起こす可能性を秘めてもいますね。
それこそこの先フェザー級に上げたとして、そこで当たる相手よりも体格的には大きいのではないか、と思うくらいです。
その辺のあれこれも含めると、誰か知らん選手を当てるよりは、ずっと良い、とは言えるでしょう。


相手が誰であるにせよ、井上の次戦は9月、首都圏開催ということですが、2月に続いて、7月の中谷潤人の試合が国技館で決まったように、良い会場での開催が決まっていますから、9月も期待してしまいます。

首都圏、特に東京都内の大会場は、1~2年前くらいから抑えておかないと使えない、と言われますが、帝拳や大橋といったプロモーターは、AmazonやLeminoの配信、そして井上尚弥ら、強い王者の存在をバックに、一昨年あたりからそういう会場を抑え始めたのではないか。
だから昨秋あたりから、良い会場での世界戦開催が実現している...というのは、あくまで私の勝手な憶測ですけども(笑)。
でも、昔日の世界戦開催のように、交渉締結から開催まで数ヶ月、単体の試合ばかり、勝算も常に高く見積もれない、という話とは、だいぶ事情が違っていますし、2年先の会場予約というのも、充分可能になっているのではないか、と思います。



さて、話は戻ってランキング、この下で気になるのは当然、ジョンリエル・カシメロと、元二冠王ムロジョン・アフマダリエフですが、その辺を伊藤雅雪プロモーターが語った動画がありましたんで、ご紹介。





カシメロとグッドマンの対戦話が進んでいたが破談になったことや、アフマダリエフが日本での井上戦を忌避し、サウジアラビアでの対戦を目指していることなど、興味深い話が出ています。
あと、カシメロの「再起路線」についても、色々と動いているのだとか。誰相手に組もうとしているのか、上位陣の知られたところ、なのだとしたら、また話題を呼ぶでしょう。
まあしかし、上手く行かないこともありましょうし、まずは伊藤プロモーターの健闘を祈りましょう、ということで。



コメント (2)
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