さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

検査結果は伏せられていた? コナー・ベン、ユーバンク戦中止に

2022-10-07 11:15:25 | 海外ボクシング




昨日取り上げた「大問題」ですが、結局コナー・ベンは、クリス・ユーバンク・ジュニアとは闘えないことになりました。
試合は正式に中止。プロモーターのエディ・ハーンが「降参」した格好、ということでしょう。

それはそうだろう、と思います。
あのカネロ・アルバレス「でさえ」、ゲンナジー・ゴロフキンとの二戦目の前に、ドーピング疑惑が持ち上がった際、短期間ですが処分を受け、間を開けてからでないと試合が出来ませんでした。
もし今回、試合を強行していたら、そして万が一、彼らの父が現役時代に起こったのと同じような事故になっていたら、英国のみならず全世界において、ボクシングというスポーツが甚大なダメージを被っていたことでしょう。


そのあたり、こちらの記事が詳しく報じ、極めて真っ当な主張をしています。

VADAの検査結果が陽性と出た時期があやふやで、コミッションもプロモーターも、それを明らかにしておらず、他の検査結果でもってそれを抑え込もうと画策した節があることなど、単なる検査陽性だけではない問題が、まだ残っているようです。
そして記事では、このような方法は「恥知らず」であり「ボクシング自体の病んだ古い心の偽善」と断じています。


とりあえず今後については、英国外での開催も、という話もあるとおり、どんな批判を浴びようとも「彼ら」の心根が変わることはないのでしょう。
しかし、このように鋭い筆を持つジャーナリズムの存在は、せめてもの希望である、と言えるでしょうね。




コメント (2)
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