さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

バンタム級を「黄金」たらしめた英雄 エデル・ジョフレ死す

2022-10-03 15:05:36 | 海外ボクシング




先日亡くなった矢尾板貞雄とも闘った「黄金のバンタム」エデル・ジョフレ死去
最近は闘病中だったとのことで、時々専門誌などで取り上げられたときの姿を見ても、それがよくわかりました。


思うところは以前、マガジンのオールタイムグレート企画に便乗した際、バンタム級の記事で取り上げました
史上最強のバンタム級ということで、世界中のボクシング批評においても、意見の一致を見る名チャンピオンでした。
もっとも私、勝敗予想では井上尚弥の勝ちにしてますが(笑)。


ファイティング原田との二試合、青木勝利に矢尾板貞雄と、日本のスターボクサーと闘うのみならず、世界各国のトップクラスを片っ端から倒しまくり、フェザー級でもレジェンドの一人、ビセンテ・サルディバルを沈めるなど、まさしく全世界をその力で支配した、本物の世界チャンピオンだった、と思います。
「黄金のバンタム」の名のとおり、その強さ、偉大さでもって、ことに日本のボクシング界がこの階級に対し、ある種の崇高さを見出したように、バンタム級の価値自体を高めた存在でした。

唯一ケチをつけるとしたら...WBCフェザー級王座獲得のホセ・レグラ戦、YouTubeで数年前にフルラウンド動画が発掘されたというので、目を皿のようにして見ましたが、これは...負けやないですか、という(笑)それくらいですかね。


何しろ37歳でフェザー級も制し、まだかなり強かったんですから凄いです。
当時のボクシング界の常識からすれば考えられないことだったでしょう。
昔のボクシング記事を読むと、27~8歳になったら「ベテラン」と書かれていたわけですからね。

結局王者のまま引退しましたが、今みたいに選手寿命が長くて、もう少し現役を続けていたら、ルーベン・オリバレスやアレクシス・アルゲリョとの闘いが見られたのかなあ、と。見てみたかったですね。
ご冥福をお祈りします。







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