穴にハマったアリスたち

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感想:「なかよし」 2011年5月号

2011年05月25日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
遅れたので簡潔に。

■先生に、あげる 最終話「先生に、あげる」

地味な女子中学生様が、学校の先生とガチで恋愛に挑むお話。
そんな主人公の田中さんは、まぎまぐするほどにいじらしくて可愛いです。
こんないい子、どこに落ちてるんでしょうか。

そんな娘さんに手を出したかどで、先生は学校を辞めさせられてしまいました。
無理もない。でも恋愛の何が悪いと言うのか。
諸々の青少年保護法だって、真っ当な恋愛ならば何ら抵触することは無いのです。

といったわけで。
16歳の誕生日を迎えた田中さんは、めでたくご結婚されました。
先生の勝ち組っぷりが凄まじい。そして田中さんのガチっぷりが恐ろしい。


…直接の関係はないですが、ついでなので。
ヤングジャンプさんで連載していた「乙女のホゾシタ」も先週で最終回を迎えました。
こちらも中学生の娘さんと先生が、割と良い感じでガチに終わった。

描かれているのが女性の方だからか、絶妙に色気のないヒロイン様方が印象的でした。ビジュアルはちゃんと可愛いのに…。
おまけに、特に説明もツッコミもないまま、週を重ねるごとに肥えていくメインヒロインさんに呆然。
そんな不可思議感が好きでした。

■スイートプリキュア♪ 第3話

連弾練習を始めたけれど、1年の絶交期間&数年間のピアノブランクは重く…。
なかなか上達しない北条さんと、南野さんの間でぎしぎしする、そんな当時のお話。
この頃は喧嘩していたのに、今ではすっかり…。

一向にハーモニーパワーが改善しない北条さんたちに、ハミィも溜息しきり。

北条さん:
 「まあまあ!」
 「いざとなったら天才スポーツ少女の響さまがなんとかします!」

かつてここまで自信たっぷりに発言したプリキュアがいただろうか。
「あたし達がやっつけるヨ!」的発言は聞き覚えがありますが、単独でどんとこいとは。
しかもそれを言えるだけの下地があるのが北条さん。伊達に鍛えちゃいない!

…だけど戦況は厳しくて。

メロディさん:
 「わぉ!」
 「こんだけガンバってるわたしにダメだし!?」
 「もぉわたし一人でやった方がずっといい!!」

地道なトレーニングの裏付けがあるだけに、北条さんが自信たっぷりなのも理解できます。
実際、「DX3」でも先輩方に混じってちゃんと戦っておられた。「DX2」で戦力外通告されてた花咲さんとは違いすぎる。
とはいえ「ひとりでプリキュア」状態ではどうしようもなく。

かくしてリズムさんとの間のハーモニーパワーが躍動。
テレビでもお馴染みの、奇妙に冷え切った交友関係を復活させました。
あの二人の、親友だけど微妙な距離感、という様子には、なかなか言葉にできない新鮮さを感じます。


なお今回、ネガトーンに対するセイレーンさんの指揮が秀逸。

セイレーン:
 「ネガトーン!さっさとやっちゃって!」
 「一人ずつ!確実に!!」

優勢だからといって勝ち誇らない。
「まとめて同時に」とか余計なことも考えず、「一人ずつ確実に」。
先日のテレビ放映分でも、入手したキュアモジューレを即行で海に投げ捨ててました。
あれ他の幹部だったら自慢げに見せびらかしてるところです。そして死角から無言で肘打ち喰らって取り返されたりしてる。(具体例:シタターレ姐さん)
バスドラさんも優秀だし、マイナーランドは人材には恵まれてます。

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