Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

モンテヴェルディ生誕450周年

2017-11-01 23:32:08 | 音楽
今年は偉大な作曲家クラウディオ・ジョヴァンニ・アントニオ・モンテヴェルディの生誕450周年の記念年

北イタリアのクレモナで生まれたクラウディオ・ジョヴァンニ・アントニオ・モンテヴェルディ(Claudio Giovanni Antonio Monteverdi, 1567年5月15日洗礼 - 1643年11月29日)は、15歳で最初の歌曲集を出版するなど、早くから作曲家として活動を始めた。1590年、マントヴァ公ヴィンチェンツォ1世に宮廷楽師として雇われ、1602年には宮廷楽長に昇格。モンテヴェルディや画家のルーベンスらの活躍によって、マントヴァはイタリア文化の中心的な存在ともなった。1607年、モンテヴェルディはマントヴァ公の命を受けてオペラ「オルフェオ」を作曲・上演。この作品は、現在も上演される最古のオペラとなった。また1610年には教会音楽史上の最高傑作のひとつともいわれる「聖母マリアの夕べの祈り」を作曲した。ヴィンチェンツォ1世没後の1613年、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院の楽長に就任。以後、世を去るまでヴェネツィアで活動した。晩年の代表作には、「ウリッセの帰還」(1641年)と「ポッペーアの戴冠」(42年)の、2曲のオペラがある。モンテヴェルディは生涯にわたって、マドリガーレと呼ばれる合唱曲を作曲し続けた。その初期の作品はルネサンスの様式、すなわち各声部が対等に扱われる厳格な対位法に沿っているが、次第に自由な対位法の、表現方法としても新しいスタイルの音楽に移り変わっていく。そのようにして練り上げた作曲技法によって、オペラや宗教曲などの傑作を生み出していったのである。~参考資料:『ニューグローヴ世界音楽大辞典』 講談社
 
音楽会でも今年は特に多く聴かれるモンテヴェルディの作品ですが、それを合唱&アンサンブルで歌ってみようというセミナーが開催されるのを知りました。そこにはこんな風に書かれていました。

~モンテヴェルディを愛するあなたに贈る~
エクス・ノーヴォ;合唱・アンサンブル セミナー
モンテヴェルディ生誕450周年を記念して、エクス・ノーヴォ室内合唱団の指揮者・福島康晴が全ての人を対象にした合唱&アンサンブルセミナーを開催致します。
講師:福島康晴(エクス・ノーヴォ室内合唱団・指揮者)
演奏曲目:1. 全体合唱
         ・ミサ曲《イン・イッロ・テンポレ》よりサンクトゥス〔SSATTB〕
         ・〈我らはあなたを崇める、キリストよ Adoramus te, Christe〉〔SSATTB〕
         ・ミサ曲(1650年)よりキリエ〔SATB〕
      2. アンサンブル
         ・〈まだ夜は明けず Non si levavʼancor lʼalba novella〉〔SSATB〕
          (マドリガーレ集第2巻より)第1部、第2部
合唱団で歌っていた時からブランクはあるけれど、また毎週の練習に通うというのは無理だけれど、こういう集中講義形式の一日セミナーだったら、しかもモンテヴェルディに特化しているというのだから、ここは思い切って参加してみよう!!と申し込みました。友人も参加されるということで、鬼に金棒、心強い!!
高校時代から合唱を始めて以来、アルト一筋の私ですが、譜読みしてみると覚悟はしていたものの低音の連続~♪やっぱね。
息ばかりで音にならんのう~、と思いつつ楽譜と格闘することしばし。ミサも難しいなと思っていたけれど、マドリガーレはそれ以上
そんなこんなで、ばたばたのどきどきで迎えた当日。
福島氏の元、会場に集まった17名でセミナーが始まりました。
頂いた資料を参考にモンテヴェルディの講義を挟みながら、先ずミサ曲を一曲毎に細かい留意点、解説を伺いながら歌っていきました。
独りで歌っている時は孤独だったけれど、合唱になると自分のパートが全体の中のどのピースであるかがはっきりしてきて嬉しくなってきます。勿論、歌い込めば込むほど、更に深くなってくるのでしょうけれど、この日17名でぱっと合わせて合わせが愉快に思えるなんて素晴らしいと思いました。私は特にサンクトゥスでは音が空からどんどん降ってきて、ありがたや~!という気分になってました。
マドリガーレは、素敵な曲だと思いましたが、力不足で・・・これはまた勉強して出直します、はい!!
充実した一日だったので、あっという間に時間が経ってしまってました。
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