陸奥湾のホタテ養殖

 

5月24日（日）快晴

 

僕が酪農とホタテ養殖などのモデル事業を展開したのは、原発に農地を売るな、漁業権を放棄するなと主張するため。昔から陸奥湾には天然のホタテが多く、嵐の後に浅瀬に流されて来た。食糧難の時代にホタテは貴重な食料。潜って取ったホタテをこっそり家に持ち帰った。泳ぎの得意な小学生の僕は、取れ過ぎたホタテを釣り糸で沈船に縛り付けておいた。後日潜った時に、ホタテは糸が絡み合って宙吊りになっていたが、生きていた。これがヒントで、僕はホタテの耳吊り養殖法を開発した。

欠食児童