看板に偽りあり

5月31日(月)快晴　　　看板に偽りあり

週末 「The Day after Tomorrow」を見ました。地球温暖化に警鐘を発する映画です。最近は妙にひねりが利き過ぎた映画が多い中、思わせぶりのセリフもなく、複雑な性格の登場人物もいません。サービス残業的なヌードや小恋愛もなく、奇想天外などんでん返しもなく、ＣＧＩも良い出来です。ただ、広告ではオペラハウスが大津波に襲われるはずなのに、そんなシーンはどこにもありません。「 The Day after ・・・」って 、もしかしたら「続編で」という意味なのかな？　

街の景観

5月30日(日)快晴　　　街の景観

シドニーの老舗の文具店では各支店に荷物を届ける馬車が有名な広告塔。パリでは景観保護のため高層建築を禁じています。これが市の発展の妨げになると、論争も起きています。シドニーでは再開発のために住民の了解があれば高層ビルの建築も認めています。しかし歴史的建造物の外壁は残さないといけないので、3階までがビクトリア様式で、その上に40階建てのビルが建っているというような風景があちこちに見られます。街造りって結構大変ですよね。

街角の広告

5月29日(土)快晴　　　街角の広告

派手な看板が禁止されていてもそこは商売。あの手この手で人目を引く広告を編み出します。豪州は一部の例外を除けば、公共の場所や電車やバスの車内に広告はありません。車内が駄目なら車外でと、モノレールと市電は渋い基調のボディーペイント広告。街角の看板も控え目です。固定された看板がいけないのならと導入された移動広告塔。アメリカや日本では珍しくはないのでしょうが、街の景観にそぐわないので、豪州での評判は芳しくありません。

ケンタとマック

5月28日(金)快晴　　ケンタとマック

どの国も固有の文化を持っていますから、旅行者はそれに敬意を払ってしかるべきです。大勢で我が物顔に振舞うのは見苦しい。豪州では街の景観保護のために派手な看板を自粛しています。タウンホールのケンタッキー・フライド・チキンは歴史的建造物をそのまま使用しています。だけどマックは日本人団体客と同じくらい行儀が悪い。他人の家に土足で入り込むふてぶてしさ。あれ、こちらじゃ屋内も土足だった。日本も看板の規制が必要だと思いますけどね。

リメンバー・ザ・ダーリンハーバー

5月27日(木)快晴　　　リメンバー・ザ・ダーリンハーバー　

突然の花火とレーザー光線。大音響の演歌をバックに、プロレス実況中継口調の青年が貸し切った豪華ヨットから早口の日本語で何か叫んでいます。何事かと思ってダーリンハーバーに駆けつけると、健康食品の大日本カンパニーの社員旅行。制服姿の成績優秀な販売員500人がダーリンハーバーを征服。感激の面持ちで通行人にジュースや水を無料配布中。こういうのって結構恥ずかしい。それじゃどうしてジュースをもらったんだって言われるとまた恥ずかしい。

ヘイ・マーケット

５月２６日(水)快晴　　ヘイ・マーケット

マーケット・シティー１階は日本のアメ横の雰囲気。ここでは食料、衣料、植物、ペット、玩具、靴、カバン、お土産品、家電、用途不明の珍品奇品なども安く手に入ります。東南アジアにはこんなマーケットが沢山ありますよね。その他、お隣韓国の東大門、ハワイのワールド・マーケット、そして写真右のボストンのヘイ・マーケット。他の国と違って豪州は正価販売の国ですから値切ることはできません。粗悪品やまがい物、偽ブランド、禁制品は置いていません。

野菜市場

５月２５日(火)曇　　　野菜市場

マーケット・シティーは２００ｍ四方の歴史的建造物。以前はヘイ・マーケットと呼ばれる野菜市場でした。建物のすぐ前を路面電車が走り、モノレールも並走しています。ヘイ・マーケットはロンドンにも、ボストンにも、シカゴにもあります。とりわけ有名なのは８時間労働を要求した1886年の血のメーデー事件です。働き者の中国人は「ヘイ・マーケット」という名称は厭なんでしょうか？だけど他人事じゃありません。働き中毒の日本人は大丈夫なのでしょうか？
ヘイマーケット事件： http://www32.ocn.ne.jp/~everydayimpress/Bookreview/review8.htm

マーケット・シティーの朝

5月24日(月)曇　　　　マーケット・シティーの朝

中華街のランドマークはマーケット・シティー。１階は約500店舗が並ぶマーケット。2階から４階はショッピング・モール。その上に４０階建ての高層アパート。マーケットは木曜から日曜まで営業。月曜の朝は行きかう人影もまばら。だけど歩行者は誰も信号を守りません。豪州では車が来なければ、赤信号でも渡るのが普通。働き者の中国人は早朝から店を開けます。韓国人もタイ人もベトナム人も勤勉です。みんな信号を無視し、歩きながら朝食を食べています。

バレンジョイ灯台

5月23日(日)快晴　　バレンジョイ灯台

今週もまたシティーから車で1時間のパームビーチにやって来ました。ビーチの駐車場から灯台までは徒歩で片道30分足らず。灯台のある丘は昔は島でしたが、現在は砂州で陸続きになっています。丘の上から眺めて、左がタスマン海に面するパームビーチ、右がピットウオーター湾に面するステーションビーチ。どちらも長さ約1ｋｍの閑静な白砂のビーチ。有名人の別荘が多いそうです。外海はサーフィンに最適。内海はシーカヤックやウインドサーフィンに向いています。

ナショナル・トラスト・ギャラリー

5月22日(土)快晴　　　ナショナル・トラスト・ギャラリー

昨日の英語学校は、午前中は授業で午後はエクスカージョンでロックスの天文台へ。天文台の隣の美術館でアボリジニーの絵を見学。何のための美術鑑賞なのか、僕たちは薄々気付いています。来週の課題発表のテーマに利用されるのでしょう。だから美術館を出た後近くのパブで作戦会議。インターネットで関連情報も収集。こちらの学校は宿題が多く、討論や発表が多いので油断できません。しかしこのパブのビールはうまい！自家製ビールを4種造っています。

ニューポート・ビーチ

5月21日(金)快晴　　　ニューポート・ビーチ

パームビーチに行く道は岬とビーチの連続。断崖絶壁の眺望のいい家には大金持ちが住んでいるのではなく、リタイアの人が多いようです。高校時代にアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」を見て地中海に憧れました。一昨日はブラピの「トロイ」も見ました。だけど実際にエーゲ海やアドリア海を訪れると、道は細く階段だらけ。禿山なので、鳥や動物もいないし、アワビやイセエビや魚影もまれ。生活物資や食材に乏しく、実際に住むのなら絶対に豪州の方がいいですよ。

ピピ対決：ダーリンハーバーＶＳサーキュラーキー

5月20日(木)快晴　　　　ピピ対決：ダーリンハーバーＶＳサーキュラーキー

中華街ではピピのオイスターソース・チリ炒めが14.8ドル(1200円）。サーキュラーキーの和食店ではピピの酒蒸し、チリ・ガーリック炒めがいずれも14.8ドル。ピピは和食でも中華でも美味ですが、ボリュームの点で中華街の鉄人に軍配でしょうか。ところでピピの和名ですが、アサリとかバカガイとかと訳されています。バカガイというと不味そうに聞こえますが、アオヤギのこと。しかしピピの味はアオヤギよりハマグリに近く、大衆価格で、味も食感も牡蠣より上だと僕は思います。

ピピ

5月19日(水)快晴　　　ピピ

ピピは豪州産のバカ貝。潮の引いた砂浜があちこち盛り上がっています。ここを掘るとピピが簡単に見つかります。採るのはいいのですが、持ち帰りは禁止。デカプリオ主演の「ビーチ」は写真右のタイのピピ島で撮影。西洋人は「ビーチ」に特別な思い入れがあるようです。ピピはとても美しい所ですが、潮干狩りや観光じゃなくて、住むとなるとちょっとビビります。そして、本日からシドニーの主なビーチは禁酒、禁煙になりました。吸殻のない豪州のビーチはいいですよ。

アバロン・ビーチ（Ａｖａｌｏｎ Ｂｅａｃｈ）

5月18日(火)快晴　　アバロン・ビーチ（Ａｖａｌｏｎ　Ｂｅａｃｈ）

豪州は世界一のイセエビ、アワビの産地。アワビは英語でアバロンですが、Ａｖａｌｏｎはアーサー王伝説の極楽島。アワビはＡｂａｌｏｎｅ。だけどアバロン・ビーチは両側が岩場なのでアワビが沢山います。ビーチには当然漁獲規制の立て札が。だけど良く見ると、魚とイセエビとアワビは採ってもいい？！採ってはいけないものは、ヒトデ、イソギンチャク、タコ、ナマコ、ピピ、巻貝です。ＯＺは誰もイセエビやアワビなんて見向きもしません。潜って採るのは僕くらいのもんですよ。

パーム・ビーチ

5月17日(月)快晴　　　パーム・ビーチ

パームビーチは僕の家から北へ40ｋｍ、車で1時間。途中沢山のビーチがあります。有名なものだけ並べると、マンリー、クイーンズクリフ、カールカール、ディーワイ、コラロイ、ナラビーン、モナベール、ベイズン、ブンガン、ニューポート、アバロン、ホエール、ステーション、・・・。もうすぐ冬だというのに白人は平気で泳いでいます。今の時期は高い波が来るのでサーファーも大勢繰り出しています。どこに行ってもヨットが沢山浮かんでいます。本日の気温は25℃、水温は21℃。