5月31日(水)快晴
2人はハーバード大の同級生。彼女は彼に交際契約書にサインさせた。「デートは週１回。２人だけの時間を最低100分持つこと。デートの場所は彼の自宅やフェイスブックのオフィス 以外の場所」。ハーバード大学生物学科を卒業後の彼女は、 2007年にカリフォルニア州サンノゼの小学校で1年間教師をした後、カリフォルニア大サンフランシスコ医学校に入学し現在は小児科医。９年間の交際の末2012年に結婚。2人は自社株99%を慈善事業に寄付している。
5月30日(火)快晴
米国の議会は与野党に限らず、党の利益よりも公正さや情報の透明性を求める。しかし日本では保身のための情報隠しが平然と行われる。見え透いた虚偽答弁には、民主主義とはほど遠い途上国なのかと情けなくなる。安倍首相と昭恵夫人が深くかかわる森友学園と加計学園に関する質問の答弁には開いた口が塞がらない。「電子データだと容量の問題があるので紙で保存している。電磁データはサーバの容量がもったいないから直ちに消し、バックアップデータも２週間分しか取ってない。消去したデータの復旧はできない」
5月29日(月)
日米は性教育後進国。米国は10代の妊娠中絶は先進国のなかでも最高 。日本は先進国の中で唯一HIV感染者が増加している不名誉な国。10歳前後から性ホルモンのために身体つきが変わり精神的に不安定になる。その前に避妊や性病予防の教育が必要だが、政府も役所も、先生も保護者も「寝た子を起こすな」と性教育に大反対。結果子供たちは性情報をポルノから得る。ポルノは避妊や性病予防に役立たない。そして日本は世界に冠たる変態国家となった。
5月28日(日)快晴
大学生時代にラリーに凝った時期がある。僕はドライバーだが、ナビゲーター(ルート係）のバディーが必要。運転に自信があっても良いバディーがいないとラリーに勝てない。40過ぎて良いバディーに巡り合えた。トライアスロン、スキューバー、遠泳、登山、ボート、単車、4駆…いつもユミとバディーを組んで目的達成。飲食店に入るのに気後れする僕は外食にもバディーが必要だ。砂漠ドライブのバディーを探しているが、ユミの代役は見つからない。気心が一致しないとね…。
5月27日(土)快晴
OECDの「教育機関への公的支出の割合」で日本が加盟33ヵ国中32位、しかも2015年までは６年連続で最下位だった。欧州の多くは高校あるいは大学まで教育費が無料。中には大学生にお小遣いを支給する国もある。日本の教員の年間勤務時間は1891時間でOECD平均を約300時間上回った。授業時間の割合は中学校で32％で、課外活動や事務作業や会議などに多くの時間を割いている。また勤続15年の小中高校教員の給与はOECD各国が増加傾向なのに、日本は05年から14年の間に7％減った。
5月26日(金)晴
政治家は日本の未来がどうなろうと関係ない、自分の現在の地位と利権だけを大切に考えている。日本の国債総額は1062兆円。国民1人当たり837万円の借金だ。政官は財政再建に全精力を注ぐべきなのに「国債は返さなくても大丈夫」と涼しい顔。独豪など財政健全国はあきれている。喫緊の課題は財政や金融政策や社会保障の立て直し。既に日銀保有の国債に値が付かないぐらい危ない状態で、贋金作りのアベノミクスは完全に破綻しているのに…。
５月25日(木)快晴
豪州は現金を持ち歩かなくても生活できる社会だ。韓国も香港もそうだし、中国さえも屋台店からタクシーまで今や完全なカードまたはモバイル決済市場。日本に行った時に困るのは、カード決済ができない店が多いこと、夜間ATMが停止すること。カードは日本でも徐々に普及しているが、日本ユニシスのレポートによれば、2014 年の日本での個人消費支出に占めるカード支払い比率は11％。無担保、高金利のカードローンだけが急増している。
5月24日(水)快晴
豪州の砂漠は熱風地獄。砂漠ドライブは心身ともタフさが要求される。16年間ほぼ毎年欠かさずに砂漠に乗り込んだが、今年3月の免許更新高齢者実習で運転能力がかなり落ちていた。そろそろ年貢の納め時かもしれない。ユミの父が入院したので、昨年は砂漠には行けなかった。今年は1860年の「バークとウイルズの探検」ルートをたどるドライブを計画し本日出発の予定だった。しかし昨日「チチキトク(父危篤）」の連絡に、ユミは青森に発って行った。
5月23日(火)快晴
1860年バークとウイルズは豪大陸縦断を目指して19人の探検隊を率いてメルボルンから北上。2800㎞離れたカーペンタリア湾5㎞の地点でマングローブの湿地に阻まれて引き返す。栄養失調と壊血病（ビタミンC欠乏症)で隊員は次々死去し帰還者は１人だけ。一方スチュアートは６回の大陸内部探検を繰り返し、1862年にアデレードからダーウインに到達。6回の探検は飢えと壊血病に苦しんだが死亡者はゼロ。彼のたどった道は現在のスチュワート・ハイウエイとほぼ同じ。
5月22日(月)快晴
グレートバリアリーフに囲まれたケアンズは1年に数日しか大きな波が押し寄せて来ないのでサーフィンには不適。風の強い日にはウインドサーフィンやカイトサーフィンに興ずる人もいるが、あれは結構体力を要し老体にはきつい。数年前からSUPが流行っているが、風が強いと漂流の恐れがあるし、日焼けも怖い。去年シティーでジェットフォイラーのデモを見たが、あれは確実にブレイクしそうだ。僕が10歳若ければ、ケアンズであのビジネスをやっている。
5月21日(日)快晴
豪州では1859年に持ち込まれた鯉が他の水生生物を食べて、在来種の魚の80％が失われている。今月上旬に政府は鯉の全滅作戦を発表。2018年末までに主な川に「鯉ヘルペスウイルス」を放出する。感染した鯉は1週間くらいの潜伏期後に発病する。ウイルスは腎臓、皮膚、鰓などに障害を与え、鯉は発病後約24時間で死亡する。致死率は70-80％ときわめて高い。在来種の魚、ザリガニ、蛙、亀、鶏、ネズミ、トカゲ、ヒトには無害と言うが、大丈夫かな？
5月20日(土)快晴
豪州No1とNo2の小売店 「ウールワース」と「コールズ」は規模でも価格でも他を圧倒し、吸収合併を繰り返して地域を制圧する。既に全国のスーパー、コンビニ、ガソリンスタンド、酒屋、ホームセンター、家電販売などを支配下におさめた。僕が毎週行くモールの玄関すぐ右にウールワース。その隣のBWSは傘下の酒屋。ホールでは青物屋が頑張っているが、ウールワースは「この店に野菜果物を売るな」と生産者に圧力をかけているらしい。負けるな地元店！
5月19日(金)曇時々雨
エナジードリンクメーカーは、タウリンは精神と肉体の両面の能力を高めると主張しているが、その神経内分泌作用についてはほとんど不明。消費者はモルモットだ。 カフェインの過剰摂取は血圧上昇、パニック発作、動悸、不安、脱水、不眠症等を引き起こす。1本27gの砂糖が入っているドリンクもあり、これだけで女性の許容量を2g超えている。 人工甘味料入りのダイエット飲料を毎日1本飲んでいる人は全く飲まない人より脳卒中や認知症になる確率が3倍高い。
5月18日(木)曇
日本で単車を乗り回して、北海道と東北の岬はほぼ完全制覇した。しかし豪州は暑過ぎて単車は不向き。砂漠ツアーは命にかかわる。ケアンズは雨期も終わり、日中の最高気温も30度を切り、ライダーには過酷でもない季節になった。ハイウエイでもOZライダーを見かけるが、ほとんどが短パンにTシャツ姿。中にはビーチサンダルのライダーもいる。日本は道路もドライバーのマナーも悪いので、単車を転がすには完全武装が必要だったけど…。
5月17日(水)雨
豪州観光に来た日本人はお土産にマヌカハニーを買い求める。だけどあれはニュージーランドが本場。味は悪いが、薬効に滅法弱い人向け。豪州固有の高級蜂蜜はタスマニア産のレザーウッドハニー。レザーウッドは花が咲くまで100年かかるから蜂蜜の値も張る。豪州はミツバチの天敵バロアダニのいない国。ミツバチの寿命は半年だが、蜜を採る花が遠いと寿命は短くなる。花を求めて移動する 地場産の蜂蜜はどれも美味。ケアンズ高原のガラハニーも絶品。
