豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

プライベート医療保険

2006-04-30 09:13:59 | 政治・経済
4月30日(日)快晴

豪州非居住者はメディケアー(国民健康保険)には加入できないので、プライベート保険に加入します。我が家の保険料は年間$5,400(48万円)。3月の日本への帰国便が満員で3人掛けの真ん中の席。9時間じっと座り続けて、成田で降りようとしたら右半身が動きません。脳梗塞かなと思ったら、どうやらエコノミー・シート症候群。日本で応急手当を受け、現在聖ビンセント病院に通院・精査中です。検査料も全額保険でカバーされます。

保険は結構大切です

盗難の直後に盗難保険に加入し、翌日2度目の盗難
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

血と涙の勝利

2006-04-29 10:45:40 | 政治・経済
4月29日(土)快晴

韓国人美容整形医の僕の主治医はアーティスト。「これで結構です」と断っても「私が納得できない」と目じりの修正手術をしたのが木曜日。翌金曜日、つまり昨日はゴルフの日。ショットのたびに目じりから血がしたたり落ちます。力み過ぎと気付いてまとめたスコアが満足の81。眼瞼下垂の治療が目的だから24万円の費用は全額保険でカバーできました。特別サービスで僕の主治医は顔の100箇所ほどの日焼けシミを全部レーザーで焼き取ってくれました。その昔、日光浴は奨励されていたんですけどね。

美容整形初体験
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豪兵イラクで初の戦死

2006-04-28 15:30:14 | 政治・経済
4月28日(金)快晴

アンザックー・デーの2日前に飛び込んだビッグ・ニュース。ハワード保守政権は愛国心高揚に利用しようと、野党労働党は政府攻撃に利用しようと、双方手ぐすねを引いて待ち構えていました。そして昨日豪州旗に包まれた棺がシドニーに到着したのですが、何と遺体は全くの別人。いかにも豪州らしい落ちですね。(photo by SMH)

世界一弱い軍隊
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛国心の高揚は、危機の高揚

2006-04-27 08:47:50 | 政治・経済
4月27日(木)快晴

今回の旅行では、横浜・神戸・シンガポールの中華街を見物しました。写真はシドニーの中華街。猛烈な勢いで近代化と経済成長を続ける中国の行方は?北京五輪の2年後までは政治も経済も安定しているでしょう。しかし貧富の差にあえぐ地方の大人口の不満が爆発した時に、愛国心だけで危機を乗り切れるのでしょうか?

中国・韓国はともに忠義、面子を重んじる儒教の国。アヘン戦争以来西洋・日本に屈辱的な妥協を甘んじさせられて来て、近年の飛躍的な経済発展。愛国心と怨恨の高揚を過小評価すると危険です。いじめはやった側は容易に忘れても、やられた側は決して忘れないものなのです。小泉君、聞いていないな?

悲しみの島

北朝鮮の危機
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛国心は戦争の基盤

2006-04-26 19:40:32 | 政治・経済
4月26日(水)晴後雨

僕は無政府主義者です。だから愛国心のかけらさえ持っていません。愛国心とは美化された殺意です。豪州は2つの大戦で多くの戦死者を出しました。戦争は殺人と略奪のゲーム。権力者は勲章をばら撒き、慰霊碑を作って愛国心を駆り立てて、ゲームの利益を懐に入れます。国境の解消を目指すECの実験に僕は注目しています。

愛国心の強固な中国と韓国

フランスの愛国政策
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンザック・パレード

2006-04-25 11:25:06 | 政治・経済
4月25日(火)晴

朝からバグ・パイプの音が聞こえます。アンザック・デーは第1次大戦のトルコ・ガリポリの悲劇を忘れず、戦没者に哀悼を捧げる日。年間最大のパレードには戦車も武装兵士も登場しません。しかしマチルダの楽曲の洪水と豪州国旗の波に嫌な予感がします。一応敬意を表して今夜は煮しめを作ります。

アンザック同盟

アンザック・デー公認の賭博

アンザック・デーのすいとん
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水族館は教育?娯楽?

2006-04-24 12:09:58 | 動物
4月24日(月)快晴

ジンベイザメは世界最大の魚。日本でも大阪と沖縄の水族館で見ることができます。豪州各地の海岸ではジンベイザメと一緒に泳ぐことができます。勿論豪州では世界各国から観光客が来て欲しいと期待しています。同時に他国でも自然環境を大切にして欲しいと願っています。「豪州だって牛を飼って、殺して、輸出して、金儲けしているんじゃないか」と捕鯨を正当化する日本の言い分には、自然保護の観点が抜け落ちているのは明らかです。

沖縄のジンベイザメ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BLOODY HELL

2006-04-23 08:57:34 | 動物
4月23日(日)快晴

本来ラクダはアラブとアフリカの野生種でしたが、現在では移入種ながら豪州が世界唯一のラクダの野生地。人類が居住可能で大自然が残された地域は、多分豪州以外には存在しないのでは?今年度豪州観光局が製作したPRビデオの「So where the bloody hell are you?」、「ところで、てめえ達は一体どんなひどい所に住んでいるんだい?」は世界各国に衝撃を与えました。それは「BLOODY HELL」が放送禁止用語というだけではなく、「環境より開発優先」の足元をすくわれたからが本音でしょうね。

キャメル・ライド


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポッサム

2006-04-22 20:58:46 | 動物
4月22日(土)快晴

年のせいか頭の切り替えが鈍くなりました。豪州帰国後3日目にしてやっとPBモードからシドニー・モードへ。今夜は和食レストランで食事。途中のハイド・パークにはポッサムが多数生息。有袋類で夜行性のリスに似た樹上生活哺乳類。ナゴヤ・ガーデン付近をカメラ持参で捜し求める間もなく、あちこちのユーカリの大木で人間ウオッチング中のポッサムを発見。カメラを向けると足元に寄って来ます。「おい、おい、お前は野生動物だろう?」

ナゴヤ・ガーデン

日本ではオポッサムと呼ばれています
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高層アパート

2006-04-21 19:41:13 | シドニー
4月21日(金)快晴

シドニーは秋だというのに30℃を越える暑さ。ご近所で建設中の高層アパート2棟も今年中には完成する見込み。しかし僕のアパートも買い手がついたので、7月にはシドニーを引き払う予定。一昨日までいたシンガポールも緑が多く、清潔な街ですが、高度に開発が進んで息苦しい感じです。それに国民もせっかちでストレスが多そう。その点では5年間住んだシドニーは本当に素晴らしい街です。

エスプラネード・モールよりオペラ・ハウスが格が上?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大検証(粛清)検問所

2006-04-20 21:50:22 | 海外旅行
4月20日(木)快晴

ビンタン島からシンガポールに戻り、空路ブリスベン経由でシドニーへ。シンガポールは今後年3回は訪問することになりそうです。緑溢れる清潔な都市国家ですが、あまりに整備が進んでいて、息が詰まりそうにもなります。日本軍占領時代には昭南島と呼ばれ、10万人以上の英豪人や中国人が殺戮されました。チャイナ・タウンの一角にある粛清公園(スクチン・センター)には検問所が置かれ、18-60歳の中国人が引き立てられ、幸運な人は合格の刺青をされ、不運な人は抗日分子として処刑されました。

豪州でも中国人は迫害されました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現地庶民のリゾート地

2006-04-19 20:55:17 | 海外旅行
4月19日(水)曇時々雷雨

僕が子供の頃、行楽といえば花見と運動会。プラス、盆と正月が特別食くらいかな。そんな素朴な庶民のリゾート地がありました。漁師町の一角に造られた「ベランダ」と呼ばれるオーシャン・リゾート。1泊500円ほどで海の幸満載の夕食と日没を堪能できます。しかし海は汚れ、乱開発による公害はかなりのものです。

タヒチのベランダ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一家は運命共同体

2006-04-18 20:41:14 | 政治・経済
4月18日(火)快晴

ビンタン・リゾートは機関銃で武装した検問で現地人は立ち入り禁止。そこでタクシーを借り切って城外見物に出かけました。シンガポールのタクシーのほとんどはベンツですが、こちらはミツビシが多いようです。城外は赤土だらけ、ゴミだらけ。道路は穴ぼこだらけで、信号はありません。バイクは当然、2-4人乗り。原油価格が史上最高値をつけた折、日本もこれに学ぶべきでしょうか?

僕たちも2人乗りはしたけど

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビンタン島

2006-04-17 20:30:04 | 海外旅行
4月17日(月)快晴

インドネシア語でビンタンは星の意味。シンガポールから星島までは高速フェリーで50分。汚れた海に囲まれた金持ちのシンガポールが、磯続きのお隣さんの手付かずのサンゴ島に開発したリゾート地です。政情不安定なインドネシアですから、リゾート地は2重の検問に囲まれて現地人は立ち入り禁止です。

ひょっこり・ひょうたん島

うっかり・ひょうたん島
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャイナ・タウン

2006-04-16 22:31:03 | 海外旅行
4月16日(日)快晴

僕は買い物にはほとんど興味がありません。食通や食道楽ではありませんが、食べ物への興味はかなり。香港とシンガポールは食天国。フランス人や日本人が食の秀才だとすると、中国人は食の天才。しかしシンガポール人の80%は中国人ですから、チャイナ・タウンは食の街ではなく、歴史の街です。

リー・クアン・ユーの差別の論理
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする