10月31日(金)快晴
十和田市は150年前までは不毛の原野だった。海も山も、川も森もない。この街で小学校の6年間を過ごした息子の思い出は希薄だろう。西50㎞に冠雪した八甲田が見える。8つの峰が連なるので名付けられた。冬山も含めて、そのすべてに登った。TVではまだ紅葉が見られると言うが、道路は一部凍結しているだろう。山を甘く見てはいけない。
10月31日(金)快晴
十和田市は150年前までは不毛の原野だった。海も山も、川も森もない。この街で小学校の6年間を過ごした息子の思い出は希薄だろう。西50㎞に冠雪した八甲田が見える。8つの峰が連なるので名付けられた。冬山も含めて、そのすべてに登った。TVではまだ紅葉が見られると言うが、道路は一部凍結しているだろう。山を甘く見てはいけない。
10月30日(木)快晴
銀座4丁目和光の近くにたたずむ戦災を生きのびた築80年以上のビル・名古屋商工会館。取り壊しが決定したビルが、今「THE MIRROR」と名前を替えてアート空間として開放されている。参加アーティストは建築家の隈研吾、編集者の松岡正剛、現代美術家の名和晃平など。作家の作品以外にもトークイベント、ワークショップ、パフォーマンス、ライブ、お茶会などのイベントも。愛知にある野外博物館「博物館明治村」のコレクションも展示されている。
10月29日(水)快晴
僕の宿は汐留イタリア街。ご近所のパナソニック美術館でキリコの作品が数100点展示されていた。ニーチェの「神は死んだ」という言葉に触発された彼は90歳過ぎまで、孤高と知性の創作活動を続けた。予想外に、見栄張りや野次馬的な観衆がいなくて空いていて、落ち着いて見れた。パナソニックが一時経営を持ち直したのも良かった。入場料はシニア800円。
10月28日(火)快晴
田中忠三郎コレクションには、江戸時代から何代にもわたって青森の山村・農村・漁村で使われてきた「ボロ」と呼ばれる衣服や布類が多数ある。人の一生はおろか、二代、三代、時には四代にわたって布を再生し、ツギあてを繰り返したボロの着物。現在では被服デザインの分野で高く評価され、欧米の染織美術・現代美術のコレクターから買い求められている。
10月27日(月)曇
1人旅なので用事のない時には美術館・博物館を覗いたり、映画を見たり。夜遊びはしないし、TVも見ないので宿では電子本で読書。1人で食堂に入るのは苦手だ(海外でそんな人はほとんど見かけない)が、今回は毎日1軒行く店を決めている。日本映画も最低3本はチェックする。「ふしぎな岬の物語」、「蜩(ひぐらし)の記」、「柘榴(石榴)坂の仇討」を原作の小説を読んでから映画館に行く。小説と映画は好きだからいいが、満員電車と外食は苦手だ。
巨大噴火が原発を襲う
九電は「川内原発から半径160キロ以内の14火山が噴火しても原発への影響はない」とし、規制委はこれらの結果を妥当と結論づけた。火山灰の影響は、桜島の噴火で敷地内に15センチ積もる場合を想定して対策を講じた。火山学者からは「現在の火山学では巨大噴火の予測は困難」など疑問の声が相次いだ。巨大噴火の規模はケタ違いで、噴出物は御嶽山の100万倍に相当し、火砕流は100キロを超える地点まで到達する。もし、運転中の原発を襲えば、対処不能に陥る。