9月30日（月）快晴
ケアンズ周辺の熱帯雨林に住む大型の鳩。東南アジアやインドにも近縁種が広く分布している。高い木の頂上に留まり、厳かな声で朗々と鳴くので皇帝鳩と呼ばれるらしい。木の実を食べて、生涯樹上で単独または番（つがい）で暮らし、地上に降りることは滅多にない。またの名はパプアソデグロバト。これは動物園で撮った写真。
9月29日（日）快晴
QLD州の大洪水に敢然と立ち向かったアンナ・ブライ前知事（52）。引退後間もなく右耳たぶの小豆大のしこりに気付いて受診し、癌が見つかった。「初めは恐怖と怒りがあったが、周囲に励まされて、今は癌と戦う勇気を取り戻した。早期発見と定期健診が必要」と、リンパ節癌の化学療法で頭髪を失った素顔を公開した。
9月28日（土）快晴
ケアンズ植物公園にエレファント・アップルの木があり、芝生に実が沢山落ちていた。東南アジア原産の樹高10mの落葉高木。果実は出来損ないの不格好な青リンゴ。果肉は酸味があり、タイでは生食したり、ジャムにするらしい。5弁で蕊（ずい）の美しい白い花を付けるというが、花は咲いていなかった。
9月27日（金）快晴
月に1度はケアンズ植物園に通っているが、通りを隔てて隣接する植物公園も捨てがたい魅力がある。38haの広大な公園には芝生、原生林、湿地、クリーク、淡水湖と塩水湖などがある。四方を道路で囲まれ、遊歩道も整備されているので迷うことはない。水辺では常時20種ほどの鳥を観察できる。写真はトキとウ。
9月26日（木）快晴
1606年東インド会社のダイフケン号（6トン未満、25人乗り）は、モルッカ諸島のバンダ島から出発して、ニューギニアに向けて出航。同地域における通商の可能性を探るためであった。ウィレム・ヤンスゾーン船長はヨーク半島のウェイパに上陸したが、ニューギニアの一部と信じて、豪州大陸発見を知らないまま死んだ。
9月25日（水）快晴
ヨーク半島で見かけた体長30cmのトカゲ。豪州固有種で雑食性。背面が大きな鱗で覆われ、松毬のように見えるのが和名の由来。豪名は"stumpy lizard"（尾の切れたトカゲ）。尾が太く頭部と同じような形をしているので、外敵に襲われた時に頭部への攻撃が少なくなるとか。本当かな？ペットとして人気がある。
9月24日（火）快晴
カヤック：1人用＄12、2人用＄20。 パドル・サーフィン：＄12。 カタマラン（双胴ヨット）：＄30、インストラクター付き＄50。 ホビー・ミラージュ（三胴ヨット）：1人＄30、2人＄40。 双胴ヨットは操船が結構難しいが、スピードが出て面白い。三胴ヨットは船体が安定しているので初心者でも大丈夫だ。
9月23日（月）快晴
今日から学校は春休み。トリニティー・ビーチに今年初めて登場した水上遊具が2種類。アクアチューブとトランポリン。週末だけ営業している貸しボート屋の客寄せの無料サービスのようだ。豪州の子供のいる家庭では、ごく普通に、裏庭にトランポリンがある。しかし海上では勝手が違うらしく、上手に回転ができない。
9月22日（日）快晴
砂漠の国・豪州では浴槽ではなく、シャワーが奨励される。ゴミバケツや車もできるだけ洗わない。しかし未舗装ドライブから戻ると車は赤い砂埃まみれ。初めて洗車機を利用したが、無人洗車場なので使い方が良く分からない。後から来た人に聞いて何とか無事終了。次回利用の時には操作方法を完全に忘れているだろう。
9月21日（土）快晴
ロウラ村の南10㎞の岩山にあるアボリジニのシェルターを見学。定住や備蓄の観念のない彼らは、大地を放浪して、果実や昆虫や野生動物などの自然の恵みを食べて暮らした。天気の悪い日には岩のくぼみで雨風をしのぎながら、壁に人物や動物の壁画を描いた。畑を造ることも、家畜を飼うことも、地球を傷つけることなのだ。
9月20日（金）快晴
ウェイパのリゾート・ホテル、午前5時半、2.5mのニシキヘビがベッドの横に出現。ホテル・マネージャーを呼んだが右往左往するばかり。30分後にスネーク・キャッチャーが到着したが、ヘビはヘッドボード陰の10㎝x10㎝の配線用の穴から逃げ去った後だった。
9月19日（木）快晴
500mｘ500mの土地の表土を3m剥ぐと、厚さ3‐5mのボーキサイトの鉱床。巨大ブルで掘り下げ、巨大ダンプで線路まで運搬。線路は港に直結している。掘り尽した穴は埋め戻して植樹して次の区画へ。ダンプの運転手は大半が女性。4日働くと4日休みで月給100万円以上。ウエイパは金持ちの住む街だ。
9月18日（水）快晴
朝6時起床、7時に家を出て、４WDでヨーク半島の未舗装道をひたすら北上。ガソリン補給と軽食を兼ねて途中で3度小休止。550㎞走破して午後3時に人口253人のコーエン村に到着。この村に宿は2軒で29室。何とか部屋を確保。宿の裏庭でアボリジニのダンス・ショーを見た。
9月17日（火）快晴
ケアンズから北西に800km、ヨーク半島のカーペンタリア湾沿岸に、人口2500人の鉱山の街・ウエイパがある。世界一のボーキサイド（アルミニウムの原料）鉱山で、他には何もない。途中には人口250人の村が2つあるだけで、他には何もない。800km中600kmは未舗装だ。早く行かないと舗装され、冒険の機会がなくなる。
9月16日（月）快晴
五輪招致演説で安倍首相は「状況はコントロールされている」、「福島の子どもたちの未来に責任を果たす」と誓った。しかし福島原発は放射能を毎日3000万ベクレルを空中に放出し、海水にも垂れ流しだ。国民は汚染された空気を吸い、汚染された野菜や魚を食べている。五輪は都に任せ、事故処理に真剣に取り組んで欲しい。
