6月30日（金）雲後雨
東電（東京電力）は近く、 350億円の税金を投じた福島第一原発の「凍土遮水壁」の凍結作業を完了する 。その効果を説明する東電に原子力規制委員が激怒。東電では遮水壁が完ぺきに機能していると説明するが、効果はゼロ。 メルトダウンした原子炉建屋に流れ込み汚染水となってしまう地下水は、周辺に増設した井戸で汲上げて減らしているのが実態。委員が大声で反論したことも、遮水壁の失敗も、税金の無駄遣いもニュースにはならなかった。
6月29日(木)雨
ユミは2か月前に日本に行き一人暮らし。家事は得意だが1日1時間以内で済ませる。昨日プールから戻って洗濯物を干していると、白オウムが30羽ほどけたたましく鳴きながら大型の猛禽類を執拗に追跡。テラスに逃げて来て怯えている鳥は大鷹？日本では昔から鷹狩に使用されてきた。しかし大鷹は北半球が生息域。間もなくテラスを飛び立ち、オウムの群れに追われながら森の方向に逃避。豪州鳥類図鑑で調べたら「brown goshawk（褐色大鷹）」 らしいが…。
6月28日(水)快晴
旧ソ連圏のカザフスタンが国際化のためロシア文字表記をやめてローマ字に変更を決めた。日本でも海外の情報や技術が次々流入しカタカナ表記が溢れている。「外来語使用禁止」という右翼反動では言語生活が劣化し、IT時代に取り残される。 かと言ってカタカナは外国人には理解不能。「カレーライス」や「ウイルスソフト」もローマ字（英語）表記にすれば一目瞭然。ギリシャ語やビルマ語はかなり容易にローマ字表記ができるだろうが、ダメ言語の日本語には至難の業だ。
6月27日(火)晴
乳用牛は1980年に190万頭いたが今や140万頭に減少。牧畜不適地の四国でも 6万頭が2万頭まで減少。 豚は全国で926万頭だったが788万頭、四国では50万頭から24万頭に減少。 畜産は長期的に縮小傾向。 さらにTPPで日本が一番影響を受けるのは牛・豚の畜産。そして日本経済の低迷もあってペット数も全国的に減少の一途。全国で獣医師は3万9,098人いてダブつき気味。獣医学部は6年制で1人前になるのに1000万円の学資を要する。獣医学部新設は弁護士乱造と同じ道をたどる。
6月26日(月)快晴
安倍首相が憲法や国民を無視し、野党やマスコミの追及に真面目に答えず、平気で嘘をつくのは日本会議がバックアップしているから。公明党を除く閣僚は全員日本会議のメンバーだし、籠池・加計のご両人も。日本会議は神道系や仏教系の新興宗教団体を中心に会員は38,000人。事務局は1970年に全共闘に対抗して結成された極右団体「日本青年協議会」が仕切り、保守革命=憲法改正を目指している。ネット右翼やヘイトスピーチなども背後から操っている。
6月25日(日)快晴
築20年になるセンターの増改築 にも、QLD州の2017年度予算が150億円計上された。既存の建物の改修と、3000ｍ２の展示場・会議場を増築の予算だ。センター増改築とケアンズ港の浚渫で、ケアンズ市は年間2万人の旅行者が増加し、25億円の増収になる皮算用。QLD州政府は労働党だが、豪州連邦政府は保守政権。シティー北の基幹道路「キャプテンクック・ハイウエイ」の混雑解消のバイパス建設に2017年度連邦予算はゼロ査定。
6月24日(土)曇
ケアンズの海には熱帯雨林から栄養豊富な腐葉土が流れ込む。シティーの海は遠浅で干潮時には数100m先まで干潟になる。海洋生物に快適な海も船には困った海。巨大旅客船は沖止めを余儀なくされる。ベタ凪（なぎ）でも旅客船から小舟に移るのは危険を伴う。海が荒れれば上陸は中止。澪（みお＝船の水路）と港は定期的に浚渫しないと海路の観光客は減少する。QLD州の2017年度予算に浚渫費が100億円
計上された。豪州の会計年度は7月1日に始まる。
6月23日(金)快晴
1990年建造。245mx32m、7万トン。乗客2014人、乗員621人。シドニーを拠点として主に豪東海岸のクルーズを主催。5日間で25,000円~の格安クルーズで若者に人気がある。この船は14隻の救命ボートを搭載。1隻の定員が200名で合計2800人を収容できる。左舷側は不明だが、多分4隻の救命ボートで乗客を陸に運んでいるのだろう。もちろん港からも通船が駆けつける。旅客船は定期的に救命ボートでの避難訓練を義務付けられているので、訓練を兼ねた上陸だ。
6月22日(木)快晴
豪州の大都市では春と秋に「ガーデン・ショー」が開催され、造園業者たちが腕を競う。OZの美的センスには特異なものがあり、ガラスや金属など新しい素材を大胆に導入する。公園には花壇と噴水と花壇があれば格好がつく、彫刻と遊具と自販機を置けば文句は出ない、などという安易な発想はない。8か月前に改修が終わったモンロー・マーチン公園は巨大パーゴラが目玉。日本語では日陰棚または緑廊と言う。緑の回廊は半年後には完成しそうだ。
6月21日(水)雨
伊豆半島沖で横須賀米海軍所属。コンテナ船と衝突して浸水して航行不能となり、7人の死者を出した。フィッツジェラルド号は全長154m、8,315トン。一方コンテナ船は全長222m、29,060トン。イージス艦は高度情報処理システムで艦船、潜水艦、戦闘機を索敵し、複数の目標を攻撃できる。米軍は88隻、日本は6隻を所有する。比較的大型なため回避能力に劣り、小型ボートによる自爆攻撃に弱いこと、狭い湾内で衝突しやすいことが欠点だ。
6月20日(火)快晴
今や大学生の2人に1人が借りている奨学金。借入総額の平均は313万円だが、人によっては600万円を超える。社会人1年目のY子さんは大学在学中の4年間に入学金50万円に加え毎月12万円を借りていた。総額で626万円。今秋から返済が始まる。返済開始時に利子率がわかる「利率変動方式」のため正確な返済額は不明。もし上限利率の3.0%を課されると返済総額は843万6847円にまで膨れ上がる。毎月3万5152円の返済を20年間続けてやっと返済できる金額だ。
6月19日(月)快晴
マックが五輪トップスポンサーから撤退。IOCは「西欧を中心に、五輪招致は市民から政府、財界、スポーツ界などが結託して公金を浪費する事業だと懐疑的に見られている」と近年の招致機運の低下の背景を分析。ところが2024年五輪に過去に２度ずつ五輪を開いた実績があるロサンゼルスとパリが立候補。IOC理事は「2020年東京が最後の五輪かと不安だったが、これで2024年パリ→2028年ロス が内定。当分の間は安定した報酬が得られる」と喜びを語った。
6月18日(日)快晴
通常国会は本日閉会。安倍首相「加計問題で私は何も指示していない」、高村副総理「ゲスの勘ぐり」、二階幹事長「バカバカしい大騒ぎ」の捨てゼリフ。国民は秋の通常国会にはすべて忘れているだろう。しかし…国家からのトップダウンで今治市は、市民への説明もなく加計学園の誘致に市有地（36億5千万円）を無償提供。施設建設費の半分の96億円も負担。前川会見で首相主導の可能性はさらに高まり、愛媛県や今治市は官製談合事件の共犯者となる恐れも出てきたが…。
6月17日(土)快晴
日本は「恥の文化」で善悪より恥を行動規範とする。排泄物を面白がる日本は「恥知らずの文化」なのだろう。文化の違いは根が深い。欧米人は「肉食動物や雑食動物の肉は有毒だし、その糞は肥料としても有害」と考える。人糞を肥料にする日中韓など極東の民を「異文化な不潔な人々」との偏見は根強い。豪州の農家は「草地→牧場→農地」の輪作でオーガニック農業を営む。牛や羊や馬の糞を肥料に利用するが、人糞の投入は禁じられている。
6月16日(金)曇
日本では法令で11階以上にはスプリンクラーを設置。壁材や床材に防炎製品を使うことが義務づけられている。 消防車のはしごは30～40ｍで14階までしか届かない。 火災発生時にエレベーターは止まり非常階段で避難する。日本のタワーマンションは人口過密ビル。パニックになった人々は階段に殺到するし、煙で階段が使えなくなる可能性もある。 屋上から多くの人を短時間にヘリコプターに乗せることは困難。シドニーでは25階のペントハウスに5年間住み、火災報知機の誤作動のたびに非常階段を上り下りさせられた。
