6月30日(月)雨
深浦では夜寝る時しか戸締りをしない。昼間に玄関に鍵をかけて、近所の人が訪ねて来たら、「孤独死」かもしれないと警察に通報されるだろう。ユミの母(71)は毎朝早くから畑の手入れに余念がない。夕方には近隣の村に住む親戚がやって来て「豪州から姪が返って来た」ことを口実に、酒を飲み交わす。酒を飲まない僕はつまみや刺身を造り、サザエを焼き、親戚を車で送り迎えする。
6月30日(月)雨
深浦では夜寝る時しか戸締りをしない。昼間に玄関に鍵をかけて、近所の人が訪ねて来たら、「孤独死」かもしれないと警察に通報されるだろう。ユミの母(71)は毎朝早くから畑の手入れに余念がない。夕方には近隣の村に住む親戚がやって来て「豪州から姪が返って来た」ことを口実に、酒を飲み交わす。酒を飲まない僕はつまみや刺身を造り、サザエを焼き、親戚を車で送り迎えする。
6月29日(日)雨
快晴の昨日は、ユミの両親を連れて八甲田山へドライブ。ロープウエイで山頂からの景色を眺めた後、脚の不自由なユミの父(77)を山頂レストランに残して、高層湿原トレッキング。登山道は荒れるに任せ、木道の大半は壊れているが、青森県には補修の予算がない。10年後には登山客は来なくなるだろう。大いに結構なことだ。あちこちで鶯が競うようにさえずっていた。
6月28日(土)快晴
ネットで深浦を検索。郷土の偉人・著名人に並ぶのは関取だけだが、誰も記憶にない。一人だけ名前を聞いたことがあるのは「舞の海」。その記念館があると知り、旅先で「1日1館」を心掛ける僕は見物に出かけた。門構えは立派だが、入場無料。内部には土俵と写真と形ばかりの資料が少々あるだけで、相撲甚句が流れていた。
6月27日(金)快晴
年取った親戚ばかり総勢9人が簡素な喪服で集合。僕は午前10時に隣村の寺に和尚を迎えに行った。仏壇の前で25分間読経の後、徒歩で300mほど離れた林の墓地に移動。11時に和尚を寺に送り届けて家に戻ると、仕出し弁当の宴会が延々と続く。街の噂や親戚の情報など僕の知らない話ばかりだが、適当に相槌を返す。
6月26日(木)快晴
青森県西津軽郡深浦町は太平洋に面した人口8800人の町。両親は77歳と71歳で健在。僕とあまり年が違わないが、足腰がかなり弱っている。明日は祖母の3回忌で、僕は初めて親戚と一緒に参列する。と言っても僕たちはデファクト(同棲婚)の身なので、僕たちが訪ねると両親は困った顔をする。道が狭いので小型車をレンタル。猫の額ほどの畑にナス、キュウリ、ピーマン、カボチャ、ネギ、ジャガイモなどを育てている。
6月25日(水)曇時々雨
僕たちの朝食は果物と野菜。宿のある八丁堀には2軒のスーパーがあり、果物はここで調達。惣菜は大丸のデパ地下で購入して、ホテルで食べる。安くて、美味、、ヘルシー。昨夜は世話になっている整形外科医のK君と会食。恵比寿ガーデンプレース38階にある「旭鮨」。料金設定は良心的。僕の評価は4つ星。
6月24日(火)曇時々雨
集中豪雨のため栃木県で床上浸水2件、床下浸水4件が発生。東京では雹が降った。大きな被害もないのにTV各局は大騒ぎ。福島原発事故の現状や、集団的自衛権や、TPPなどを真面目に報道して欲しい。スポーツニュースはW杯一色。働きバチ・日本人はスポーツをしたり、観戦の時間的余裕もなく、JリーグのTV中継も絶滅寸前なのに。負ければ監督はA級戦犯。監督が日本人じゃなくて良かった?
6月23日(月)曇
外国人のサーカス、ミュージカル、コンサートなどは外国で見に行くべきだ。海外の芸人は「日本人は英語も芸術も理解できない」と日本で手抜きをする。近年の日本文化はますます幼児化して、質を下げざるを得ないからだ。「オーヴォ」はスピード感も芸術性も欠け、2日連続で期待外れ。入場料は12,500円。もう1つ、いくら日本人が行列好きでも、十分なトイレを確保すべきだ。
6月22日(日)雨
ディズニーが製作、1997年初演のミュージカル。1998年のトニー賞では、最優秀演出賞、最優秀衣裳デザイン賞を受賞。原作がアニメなので、ストーリーは単純で分かりやすい。色々の動物の偽装や舞台設定など小細工ばかりが目立ち、説明的なセリフが多くて出演者の歌やダンスがかすみがち。軽薄なギャグも多く、同じ動物ものの「キャッツ」に比べると無内容。子供や家族連れ向きのお気軽ミュージカル。入場料9800円は高い。
6月21日(土)曇
昼食前に少し時間があったので、宿の近くの美術館へ。コンサートやスポーツ見物と違って観客で混雑していることも少ないし、ゆったり贅沢な時間を過ごせる。建物も立派だし、トイレも美的だ。だけど美術鑑賞は結構疲れるので、肩の力を抜いて、2時間以内に引き上げるのが好ましい。
6月20日(金)晴
来月ユミは青森の両親を連れて上京。東京駅に隣接したホテルに泊まり、3人で巨人ー阪神戦に行く。東京に不案内のユミのために、東京駅から電車で水道橋に行き、東京ドームを一周。ついでに小石川後楽園を散歩。江戸時代の寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園だ。
6月19日(木)快晴
航空料金はLCCの登場で大幅に安くなった。成田空港から東京駅八重洲口に行くリムジンバスは以前は片道3000円だった。しかし最近になって格安バス会社2社が、900円と1000円で運行を始めた。路線は同じだし、車内も遜色はない。以前は最終バスが午後9時だったが、今では11時過ぎまで10分間隔で運行している。リムジンバスは近日中に姿を消す運命か?