3月31日(月)快晴
ユミと日本で過ごした10年間に、バイクと4輪駆動車で日本国内を隈なく回った。豪州移住後の15年間で豪州とニュージーランド全域と、その他の国もあちこちドライブした。モータースポーツには体力、視力、判断力を要する。3つの力を維持できたら来年は英国をドライブしたいが、ユミが渋っている。砂漠ドライブもクイーンズランド州に入った。道路の両側に数10㎞も白い野草が咲いていると思ったら綿だった。
3月31日(月)快晴
ユミと日本で過ごした10年間に、バイクと4輪駆動車で日本国内を隈なく回った。豪州移住後の15年間で豪州とニュージーランド全域と、その他の国もあちこちドライブした。モータースポーツには体力、視力、判断力を要する。3つの力を維持できたら来年は英国をドライブしたいが、ユミが渋っている。砂漠ドライブもクイーンズランド州に入った。道路の両側に数10㎞も白い野草が咲いていると思ったら綿だった。
3月30日(月)快晴
マグロと泳いだし、「花・庭園博覧会」も覗いたし、米どころ・リートンも見たので、一路ケアンズを目指す。寒いのは苦手だ。とは言ってもケアンズまではビクトリア州、ニューサウスウエール州、クイーンズランド州の砂漠を3000㎞北上しなければいけない。朝暗いうちに宿を出発。午前7時半にビクトリア州の太陽が昇った。
3月29日(日)晴
リートンはメルボルンの北450㎞、シドニーの西550㎞に位置する。1913年に入植が始まり、現在の人口は6733人。灌漑水路が完備して、豪州のコメの99%はここで産出される。町の郊外には広大な水田が広がる。さらにその外側には地平線の彼方まで農地・果樹園・牧場が続く。コメだけではなく、かんきつ類、ブドウ、小麦、牛肉がこの町の5大生産物だ。稲作の季節ではないが、用水路には野生化した稲が茂っていた。
3月28日(土)晴
人口410万人のメルボルンは、シドニーに次ぐ豪州第2の大都市。世界遺産のカールトン庭園と王立展示館を会場として毎年「国際花・庭園博覧会」が開催される。午前中は博覧会。昼食時は中華街とカフェ街。メルボルンは世界一カフェの多い街だそうだ。ビジネス街のコリンズ通りを歩いて、水族館へ。ついでに新設されたカジノの外周りを見物しながら、ヤラ川南岸通って宿に戻った。
3月27日(金)晴
ランドル・モールに人垣ができていた。覗いてみるとアデレイド大学の学費値上げ反対集会。学生が次々と演説した後デモ行進。アデレイドからメルボルンまで800㎞、11時間運転しながら国会討論を聞いた。OZは小学校からディベートの訓練を積んでいるので演説がうまい。日本の国会では質問を事前に文書で提出し、答弁は官僚の作文を読むだけ。学生も労働者も権力の言いなりで情けない。
3月26日(木)晴
中央市場は中華街と隣接したビルの1階。2階以上は立体駐車場だから買い物に便利。徒歩で行くと正面玄関は、ヒルトン・ホテルの玄関と並んでいるのが面白い。青果、野菜、肉屋、魚屋、食材店、食器・什器、カフェ、食堂などが碁盤の目のように区画されたビル内に整然と並ぶ。通路も広く、どの店も清潔でレイアウトが洗練されておしゃれ。つい長居したくなる。
3月25日(水)晴
昨日の夕方、南オーストラリアの州都アデレイド(人口113万人)に到着。都市計画で作られた街は公園が多く、歩道が広くて快適。だけど寒い。夕暮れ時の気温は10度。宿から徒歩3分のランドル・モールには豚の彫刻が待っていた。どの店舗も午後5時に閉店なので、通行人はまばら。着膨れなのか、食べ過ぎなのか、僕も子豚状態。
3月24日(火)晴
多くの人間にとって、田舎のほうが都会より住環境は良好だ。仕事がないから仕方なく都会に住む。そのような意味で、僕たちは幸福な人生を送ってきた。ポートリンカーンは都会から1000㎞も離れた田舎だが、文化的にも所得面でも恵まれているようだ。夕方、海岸通りのナンヨウスギの並木に緋色インコの大群が戻ってきた。屋内プールで1500m泳いだ。この街なら1年くらい住んでもいい。
3月23日(月)快晴
南氷洋に面するポートリンカーンは風光明媚な観光の街。ビーチには豪華な別荘やホテルが建ち並び、シーフード・レストランが軒を連ねる。沖では大規模なマグロ養殖。直径60mある養殖プールでマグロと一緒に泳ぐツアーがあった。料金は1人1万円。日曜日にもかかわらず参加者は10人だけ。この会社はアザラシと泳ぐツアーもやっていた。
3月22日(日)快晴
クーバー・ピディーから10時間、1000㎞南下し、夕方ポート・リンカーン(人口14,088人)に到着。エミューの子育ての時期らしく、道すがら4組の子連れエミュー家族に遭遇。親鳥は車が来ても平気で道路を横断するが、子供たちは右往左往。ハイウエイにはカンガルーとオオトカゲの轢死体が目立つが、子牛とエミューの死体も目撃した。
3月21日(土)快晴
ウルル(人口887人)から、オパールの街クーバー・ピディ(人口1695人)に移動。世界のオパールの大半はこの街で産出される。役場でわずかのお金を払えば、誰でも採掘権を購入できるので、街の周囲は穴だらけ。穴に落ちる事故が後を絶たないので夜間の散歩は禁止。ゴールドラッシュの時代を彷彿させる街はどことなく殺伐としている。
3月20日(金)雨後曇
ウルルはアボリジニの聖地。白人は登山するが、アボリジニは登らない。僕たちは13年前に登ったが、現在は入山規制が厳しくなり、気温が37度を超す日は登山禁止。つまり夏場は登れないということだ。高血圧と低血圧の人も登山禁止。つまり僕たちは登ってはいけないということだ。
3月19日(木)雨後快晴
ウルルの宿は高過ぎる。1人3‐10万円。1人1万円の安い宿もあるが男女混合の4人部屋。ウルルに1番近い宿は100㎞手前のカーティン・スプリングス。TVは見えないし、携帯も通じない。夕方、近くにある(と言っても30㎞離れている)コナー山を見物に出かけた。野生のラクダも見られるかと期待していたが空振り。
3月18日(水)快晴
「オールドマン・リバー」は全長200㎞、世界最長の地下河川。太古の昔にできた砂漠の大渓谷が続く。たとえて言えば、ナイル川が干上がった残骸のようなもの。並行して走る2級国道を10-30㎞車で前進しては、渓谷までトレッキング。往復2㎞前後だからピクニック感覚だが、それでも1日8か所も巡るとさすがに疲れる。日没前に「パイプオルガン」と呼ばれる渓谷を見渡す宿に到着した。
3月17日(火)快晴
OZはホームレスになると、まずキャラバンパークに避難する。最安キャビンは1泊$95だが、長期滞在者割引がある。壁が薄いので、日中は冷房が利かないほど暑く、日没後は震え上がるほど寒い。空は澄んで星が沢山見える。朝は鳥の鳴き声で目が覚める。連雀鳩、緋色インコ、虹色ミツスイに混じって、ウサギまで朝食にやってきた。