5月31日（木）快晴
（1）自由で公正な選挙、投票率が高い、少数派の尊重、自由主義と立憲主義、 （2）、男女同権、女性の議員や大臣が多い、 （3）基本的人権、自由と平等、言論・出版の自由、思想の自由、情報公開 （4）死刑制度を廃絶している、レイシズムを許さない、被疑者の拘留期間が短い、 （5）軍事費が少ない、他国に軍事的恫喝を加えない……日本はすべてで落第だな。
5月30日（水）快晴
カトリックのアイルランドで人工中絶の合法化の是非を問う国民投票が行われ合法派が勝利した。同国では1983年の憲法改正で「母体と共に胎児にも生存権がある」として中絶禁止を明文化。違反者は禁固14年。しかし2015 年に国民投票で同性婚が合法化され、2017年には同性愛者のバラッカー氏が首相に就任するなど、保守的だった社会が急速に変化している。
5月29日（火）雨
1959年の英国。田舎町の古い家を買い取り本屋を開業した未亡人グリーン夫人。おませな少女クリスチャン、孤独な老紳士ブランディッシュに助けられて小さな本屋を一生懸命に運営。しかし街の有力者のガーマット夫人の度重なる政治的圧力に敗れて街を去る。本好きの僕も15歳で編集・出版に手を染め、40年間本屋を続けた。政治的圧力もあったが、闘いと継続は僕に力を与えた。
5月28日（月）晴
「アジアの五輪」といわれるアジア競技大会は2018年8月にジャカルタで開催されるが、ビデオゲームが公開競技に採用されることになった。日本でビデオゲームというと不健康なイメージが強く、スポーツとみなすことに抵抗感は強い。内閣府の2017年度調査では、小中高生の7割以上がオンラインゲームをしている。市場規模は1兆2796億円を突破し、家庭崩壊の悲劇も出現している。
5月27日（日）晴
日大の体質は1968年の日大闘争の時代からあまり変わっていない。日大に限らず大学の体育会系というのは「日本社会の縮図」のような裏面があり、ある種の社会的ニーズに応えてきた。当時は日本社会や企業では上の言うことは絶対という風潮が色濃く残っていた。政治や官僚の世界、芸能界やスポーツ界もそうだ。日大だけではなく他の大学の体育会系スポーツ部にもそういう体質が今でも残っている。
5月26日（土）晴
アフリカ南部原産の昼行性のマングースの仲間。ミーアキャットの語源はアフリカーンスで「蟻塚のマングース」。体長25㎝、雑食性。地中や蟻塚に巣穴を掘って生活。本来は寒がりではないらしいが、アデレード動物園のミーアキャットは寒そうに日向ぼっこをしていた。住むなら暖かい所に限るよね。
5月25日（金）曇後雨
僕のアパートが建つ丘の下に運動器具が並んでいる。僕はここ数日ジョギングの後にここで股関節のストレッチをやっている。別に痩せたいとか美脚を作りたいわけではない。自転車に楽に乗れる程度に脚が上がるようになれば良い。ストレッチのついでに鉄棒にぶら下がってみた。高校生の時には懸垂が50回出来たのに、1回もできない。まあ、いいことにしよう。
5月24日（木）晴後曇
豪州では1週間以上の休みを「Holiday=休暇」と呼び、1年に2回以上の休暇を取るのが普通。今回息子夫婦は35日間豪州に滞在。改まって話し込むことはなかったが、35年ぶりに親子で旅行をしたり、一緒に食事をした。多分こんな機会は2度とはないだろうと思う。遊び疲れの残る体を引き摺って、ケアンズ空港から成田空港に帰って行った。
5月23日（水）曇後晴
珊瑚の白化は海水温の上昇が主要な原因との説が有力。今日は気温も水温も26度と低い。風が強く海も荒れている。2～3週間前には水温が30度もあったのに…。しかし防寒水着をつけて海に入ると意外と暖かい。珊瑚の森はすさまじく破壊されている。GTやナポレオンフィッシュやレッドエンペラーなどの大型の魚は寄ってくるが小型種は少ない。水から上がると風が冷たいので、再び海へ。2度目に船に戻って来た時には既に戦意を喪失して、シャワー室に駆け込んだ。
5月22日（火）曇
ケアンズ外国船ターミナルでは現在地ビール工房が建設中。ケアンズ空港国内線ターミナルの地ビール工房は何とか営業を続けているが、波止場の地ビールには勝算はあるのか？外国船ターミナルの隣接地に今年オープンしたカフェの方は、開放的な雰囲気も好評で繁盛している。しかし風通しが良いので冬場は寒そうだ。
街場の地ビール工房 https://blog.goo.ne.jp/reym1234/e/3400f809c5cd319867a9136aae129e16
5月21日（月）曇
ケアンズには3種類の肉食アリがいる。ヒアリ（火蟻）とアルゼンチンアリは駆除の対象になっているが、ツムギアリ（紬蟻）は豪州北部と東南アジア原産。樹上に木の葉同士を編んだ巣を作る。性格は獰猛で自分の体の何倍もある昆虫やトカゲなども捕獲する。アパートからビーチに至る階段付近でカブトムシを襲うツムギアリに遭遇した。
5月20日（日）曇時々雨
砂漠ドライブ中の息子夫婦は明日の夜にもケアンズに戻りそうだ。息子はコーヒーやワインや料理の味にうるさい。そんなことはどうでもいいじゃないかと僕は思うが、旅行中はユミにワイナリーやレストランに付き合わされた。学生のころには喫茶店に行くのは金と時間の無駄だと信じていた。他人に干渉したくはないが、今でも酒飲みと付き合うことやスポーツ観戦は時間の浪費だと思っている。
5月19日（土）曇時々雨
パースの公園で見かけた板根。板根とは幹の下部から出る根の上側が幹に沿って板状に突出するもの。土が流出し下方に根が伸ばせなくなった樹木植物が支持材として発生させる。赤土と礫・石・岩以外の土壌が保てなくなった熱帯地域に多い。昔の写真を見ると、ケアンズ周辺の熱帯雨林の立派な板根を持つ高木が多いが、伐採されて現在ではほとんど見られない。
5月18日（金）曇
ケアンズの今日の最高気温は27度しかなく、プールから出た後は寒かった。旅行中はどの街も最高気温が20度以下。夜は0度まで下がり四肢の麻痺と筋肉痛。宿には暖房があったり、電気毛布があった。しかしシャングリラは部屋も室内プールも暖房なく、ヒマラヤの「失われた地平線」の地獄さながら。3日連続で毎日２万歩以上歩き、プールで1500m泳いだが、歩行障害は悪化するばかり。ケアンズに戻りやっと筋肉痛が和らぎ、正常に歩けるようになってきた。
5月17日（木）快晴
14日間早朝から日没まで車を運転し、その後3日間は街歩き。自動車産業が撤退したアデレードは景気が沈滞しているが、シドニーの開発ラッシュには圧倒された。街行く人はせかせか歩き、カフェや食堂には人が群がっている。観光客も威勢が良く、なんとなく息苦しい。人影のほとんどない植物園で一息。夕方の飛行機でケアンズに戻った。
