豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

インターネットとIP電話

2005-06-30 00:20:07 | 海外旅行
6月30日(木)晴れ後雨

6月27日にユミから火災保険の件で緊急の電話メッセージがあり、折り返し15分ほど船から電話をかけなおした。船内電話は1分間800円前後だから12,000円くらいだろう。次回の支払いはオリビア号のときと同じで電話代が最大の出費になりそうだ。だから船内でインターネットを使用できることがとても好ましい。多分1-2年のうちにはIP電話も使用可能になるだろうし、メールの使い勝手ももっと良くなるだろう。当面の課題として、7月18-20日のニューヨーク寄港の際に、タケシをビジター登録したいのだが、それにはタケシのパスポートのコピーが必要だ。メールにパスポートのコピーを添付して送られてきてもプリント・アウトできるかどうかが不明だ。チャレンジするしかないのだけれど。

映画「ジャンヌ・ダルク」、「レ・ミゼラブル」。読書「行政改革」(小川明雄、五十嵐敬喜)。


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船内ギフトショップ

2005-06-29 00:22:59 | 政治・経済
6月29日(水)晴

25日締めの船内のカード利用明細書が届いた。明細書はJGとキーマから各1枚ずつ届く。JGは売店と波へいで計19,084円。PC用のカードリーダー5,000円が最大の出費。キーマはギフトショップ、クルーバー、洗濯代、インターネットで計8,310円。ネクタイの1,350円が最大の出費。船内カードの支払い合計は27,394円。その他には2度のオプショナル・ツアー代金23,000円、ユミへのお土産の宝石や白い靴、ズボン、レストランの出費など7万円弱。PC20万円総計32万円。差し引き18万円の黒字だが、タイと日本の旅行代金も計算に入れるとかなりの出超。あと2ヶ月の報酬が70万円。日本で買い物をして収支がトントンなら上出来だろう。

映画「インファーナル・アフェア・2」、「菊次郎の夏」。読書「都庁」(佐々木信夫)
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コロンブス

2005-06-28 00:26:58 | 政治・経済
6月28日(火)晴

5-6月分の給料明細書を渡された。基本給が350,000円、諸経費立替分175,000円の計525,000円。所得税が16,360円でシティーバンクの僕の口座には508,640円振り込まれていることをインターネットで確認した。
500年前のコロンブスは航海の費用を捻出するのに大いに苦労したらしい。

映画「トルーマン・ショウ」。読書「核解体」(吉田文彦)。
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ユーロと米ドル

2005-06-27 00:30:40 | 海外旅行
6月27日(月)晴

ギリシャでもイタリアでも現金は使わずに済んだ。
昨日バルセロナのATMで300ユーロを引き出したが、水族館もレストランもカードが使用できたので現金は使わなかった。逆に同行の2人から34ユーロずつ立替分を返してもらったので手持ちのユーロが増えた。ヨーロッパの通貨が統一されて便利になった。ユーロはこの先、フランスでもノルウエーでもアイルランドでも使用できる。現地通貨を無理やり使い尽くす必要がないことは気分がいい。次のニューヨークではATMで米ドルも手に入る。シティーバンクのマルチ口座には円とユーロと米ドルと豪ドルの口座があるから、残った現金は日本で預金もできる。

映画「ムーランルージュ」、「インファナル・アフェア」。読書「相場師異聞」(鍋島高明)
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巨大パエリア

2005-06-26 00:45:03 | 海外旅行
6月26日(日)快晴

7:00バルセロナ入港。10:00から15:00まで比嘉、石川と外出。ヨーロッパ1大きいという水族館を見物。シドニー水族館よりは小さかった。1人14ユーロ(2500円)は高い。その後、港のレストランで食事。サングリアを呑み、ツナ・サラダ、パスタ、カラマリ、パエリア、チリトマトのトーストで、チップを含んで60ユーロ。1人20ユーロ(2800円)は納得価格。裏道で直径3mもある大なべでパエリアを作っていた。23:00バルセロナ出港。


映画「誘惑のアフロデイテ」、「恋愛適齢期」。読書「上海うら門通り」(前田利昭)
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家事御免

2005-06-25 08:22:10 | 海外旅行
6月25日(土)晴

乗客用キャビンは毎日掃除とベッドメーキングをしてもらえる。クルーは自分で掃除をして、ごみ捨てもしないといけないが、船医の僕は乗客用キャビンだ。洗濯は有料で1袋600円で詰め放題となっている。ここでもクルーは、やはり自分で洗濯しないといけないことになっているが、乗客扱いの僕は申し訳ないことに、クルー割引で1袋420円だ。クルーの制服の洗濯・アイロンは無料だ。つまり僕は船内では、炊事、洗濯、掃除、ベッドメーキングから完全に開放されている。

映画「蝶の舌」、「紅の豚」。読書「タイ・開発と民主主義」(末広昭)
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乗客用インターネット

2005-06-24 08:24:58 | 海外旅行
6月24日(金)快晴

クルー用のインターネットは10分間110円。乗客用は30分1000円だが、クルーは30分330円だ。通信衛星インサルタットを使用しているから、これくらいの料金になる。しかし僕は決して高いとは思わない。陸上のインターネット料金が安すぎるのだ。2年前のオリビア号ではインターネットは使用できなかった。メールをチェックできるし、ネット・バンキングも可能なので、寄港地でネット・カフェを探し回らなくても良くなっただけでもありがたい。ネット・カフェなんてどこにでもありそうで、実はない。やっと見つけても、順番待ちや、通信速度の遅さにいらいらさせられるし、日本語が文字化けして時間の無駄で終わることが多いのだ。

映画「ミツバチのささやき」。読書「タイ」(安田靖)
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シチリー島

2005-06-23 08:26:53 | 海外旅行
6月23日(木)快晴

7:00カタニア入港。22:00カタニア出港。
今回は佐々木Nが船内待機。僕は乗客用のOT(オプショナル・ツアー)に参加した。ピッザ・アルメリーナはシチリア島中部の丘に広がる古代ローマの町。ビッラ・ローマは床のモザイクが美しい、古代ローマ時代の広大な別荘。ワインと昼食がついて14,000円。OT料金はカードが使用できない。なんという馬鹿馬鹿しさだろう。僕は円も米ドルもほとんど持ち合わせていない。豪ドルはあるが、OT料金は米ドル決済で、円は米ドルに交換してくれるが、豪ドルは駄目なんだそうだ。手持ちは11.087円と35米ドル。

映画「ゴッド・ファーザー」、「ゴッド・ファーザー・2」。読書「アメリカと日本」(米谷ふみ子)
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外来患者数最高記録

2005-06-22 09:24:44 | 医療業務
6月22日(水)晴

今日の患者数は43人。トパーズ診療室の新記録だ。新患が30人、再診が13人。風邪が20人で、下痢が18人。ギリシャのレストランで食事をした人がおなかを壊している。ベトナムが3人、カンボジアが4人、スリランカが3人だった。それらに比較すると意外な感じがする。
明日躁病の乗客を下船させる。

映画「ローマの休日」、「冷静と情熱の間に」。読書「名画泥棒」(エステロウ)
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港の公衆電話

2005-06-21 09:28:41 | 海外旅行
6月21日(火)快晴

12:00ピレウス入港。23:30ピレウス出港。
寄港地でクルーは乗客より遅く船を降りて、出港の2時間前まで帰船しなければならない。8時間程度の自由時間を船医と看護師で分け合ってもしようがないので下船しなかった。
ピースボートはシンガポールとピレウスは必ず寄港するようだ。どちらも国際航路の重要港で船舶用の資材や船員用の必需品が入手可能だ。たとえば、船員の制服は他の港町では入手困難だ。旗やロープや海図も売っている。燃料や食料の補給もできる。そして何よりも、ピースボートの船員の交代の港なのだ。シンガポールではフィリピン人、インドネシア人、中国系の船員が交代する。ピレウスではギリシャ人、ブルガリア人、ウクライナ人たちが交代する。診療室のブルガリア人船医のロリスも、同郷のピーターと交代した。下船できないクルーはターミナルの公衆電話に張り付いている。

映画「コレリ大佐のマンドリン」、「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」。読書「ダビンチの絵画論」(ダビンチ)
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ハイな気分

2005-06-20 09:37:42 | 医療業務
6月20日(月)快晴

31歳男の躁病の患者が船内のあちこちで問題行動を起こしている。4人部屋で夜も眠らないで荷物を広げたり、仕舞い込んだりを繰り返す。日中はレストランやバーやレセプションであれこれ執拗に文句を並べ立てる。挙句の果てに他の乗客にも食って掛かり、暴力行為に及んでいる。1人部屋に移し、鎮静剤の注射で寝かしつけた。日本の親元に電話をして、今週中に親族が迎えに来て、下船することになった。

映画「武器よさらば」。読書「編集の森へ」(高橋輝次)
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ポートサイド港

2005-06-19 09:39:14 | 海外旅行
6月19日(日)晴

船内待機。佐々木Nはクルー・ツアーでギザのピラミッドに出かけた。昨日現地の病院に入院した患者が、検査を済ませて退院し、船に戻ってきた。マラリアや寄生虫やアメーバーなどの心配はないが、肝機能が悪く、貧血があるとのこと。医療費は650ドル、つまり7万円強。1泊の入院、点滴、薬代、そして血液、胸部レントゲン、超音波などの検査量を含んでいるから、この医療費は高いとは言えない。

映画「レオン」、「モーゼ」。読書「タイ王国の光と影」(金子民雄)
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すわマラリア

2005-06-18 09:41:20 | 海外旅行
6月18日(土)晴

18:00ポートサイド入港。5日前から発熱・腹痛が続いて衰弱している患者を現地の病院に連れて行き、入院させた。マラリア汚染地域のカンボジアのツアーには参加していないが、カンボジア、スリランカでもマラリア感染の可能性はある。

映画「インディージョーンズ・魔宮の伝説」。読書「相場師異聞」(鍋島高明)
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アラブの砂絵師

2005-06-17 09:43:19 | 海外旅行
6月17日(金)快晴

アジアやアラブの国では定価販売ではないので、買い物の際には値切り交渉が不可欠だ。それが楽しみと言う人もいるが、僕にはうっとうしい限りだ。タクシーで港から中心街まで5ドルと言うのを2ドルまで値切っても350円くらい得しただけだ。日本なら初乗りが500円くらいだろうから、5ドルでも高くはないし、2ドルなら安すぎるとも言える。だから値切ってもいい気分はしない。お土産屋でも5ドル以下の民芸品を半額以下に値切るのは愉快なことではない。だからなるべく値札のない店では買い物はしないようにしている。

映画「AI」,「ナイル殺人事件」。読書「満腹亭へようこそ」(筒井康隆)
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インディー・ジョーンズ・秘密の洞窟

2005-06-16 09:51:23 | 海外旅行
6月16日(木)快晴

6:30-17:00クルー・ツアーでペトラ遺跡を訪問。参加者は8人。中国人2人、ブルガリア人4人、日本人2人。アメリカに1年半の留学経験のあるヨルダン人のガイドが流暢な英語で案内してくれた。バスで片道2時間の距離。ペトラ遺跡への入場料が45米ドル。猛暑の中、5時間の遺跡見物。5つ星ホテルで昼食。食事代は約25米ドルだから、ツアー代金の90米ドルは決して高くはないと納得した。8人の参加者中僕を除く7人とガイドが喫煙者だ。船に戻って見た韓国映画の「JSA」でも南北朝鮮の兵士たちが盛んにタバコを吸う。喫煙習慣は発展途上と言うか、未成熟の象徴のように見えるのだが。日本では300円くらいのタバコも船内では半額の免税価格で購入できるらしい。それでも、もっと貧しいアジアの国、たとえばフィリピンやインドネシアからやって来たクルーたちは喫煙もしなければ、飲酒もしない。ツアーにも参加しない。ツアー料金の90米ドルは多分、彼らの週給より高いのではないかと想像する。
22:00アカバ出港。

映画「JSA」、「仮面の男」。読書「坂口弘・歌稿」

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