コロナワクチンの母＝カタリン・カリコ

5月31日（月）雨時々晴

 

ハンガリー出身の科学者。大学卒業後渡米し遺伝物質の1つ「mRNA」を研究。研究成果は評価されず、助成金の申請を企業に断られ、所属していた大学で役職が降格するなど、40年にわたる研究生活は苦難の連続。大学の研究室を借りる費用も不足し、2013年に独企業ビオンテックに移り、コロナワクチン開発の特許を取得。インタビューで彼女は基礎医学の重要性を訴え、ワクチン開発など日本の医学が遅れているのは基礎医学へ進む医学生が少ないのが原因の一つではないかと指摘。ノーベル生理学・医学賞の最有力候補。

 

マイクロRNA　

セイロンマンリョウ

5月30日（日）曇時々雨

息子がグーグルで働いているので「エコひいき」するわけではないが、僕はGAFAの中ではグーグルが1番好きだ。グーグル・エンジンの画像検索に不満があるので、ネットで色々捜したら「グーグル・レンズ」を発見。ハイビスカス画像検索したら「当たり！」。アパートの植え込みのセイロンマンリョウも「当たり！」。植物だけではなく車も…。トヨタランドクルーザーもアルファロメオも「当たり！」。QRコードも読み込む。看板の英語も、長文の英語も日本語（その他100か国語以上）に翻訳できる。僕が欲しい機能は、動植物の名前調べだけだけど。

 

セイロンベンケイ　

東京五輪開催はバイオテロ

5月29日（土）快晴

 

東京商業五輪は延期または中止した方が良いという意見が8割以上という世論の反発の中で、IOCのバッハ会長が「五輪開催には犠牲が必要」、コーツ調整委員長は「答えはイエスだ」と緊急事態宣言下での開催を断言。最古参のパウンド委員は「アルマゲドン（世界最終戦争）がない限り開催は可能」と述べた。IOC幹部は「菅首相が中止を求めても、五輪は開催する」。その菅首相も小池都知事も「安心、安全な大会開催に全力を尽くす」を繰り返すだけ。丸川五輪相の「五輪で絆を取り戻す」という現実とかけ離れた発言。東京はコロナ変異株の人体実験場になるだろう。

 

オウムの大量殺人テロ　

昨日の夕焼け

5月28日（金）快晴

 

ケアンズでは、朝日を眺めることは多いが、夕日は滅多に眺めない。理由は太陽光線が強烈だから。日本でも西日は嫌われるが、熱帯の西日は暴力的、殺人的で、夕日鑑賞なんて無理だ。4日後から暦の上では冬。ようやく夕日も穏やかさ、優しさを取り戻してきた。昨日西の空を眺めると、緋色の夕焼けがケワラビーチとテーブルランドの上空に広がっていた。マニラ湾の日没や、砂漠や洋上の夕日には敵わないが、まずまずの夕焼けだった。それとは関係ないが、昨夜は一人で焼肉を食べた。

 

マニラ湾の日没　

昨夜の皆既月食

5月27日（木）晴

 

昨夜の皆既日食は豪少雨QLD州時間で21:16-21:26。雲が多く、風も比較的強い晩だった。19:30、水平線近くに雲はなく、珊瑚海を輝かせるスーパームーンは鮮やかだった。しかし月食が始まるころには雲に隠れ、一瞬姿を現したのは、皆既月食が終わった21:30過ぎ。スマホ・カメラの夜景モードで撮った月の拡大写真はお粗末。日食は珍しい、月食は見ても自慢にならない。僕は2006年9月22日にカリブ海上で部分日食を見たし、2012年5月20日にケアンズで皆既日食を見た。太陽が完全に隠れた時に、鳥の鳴き声が一斉にやみ驚いた。しかしスマホの日食写真は見られたものではなかった。

 

皆既日食　

カプチーノ

5月26日（水）曇時々雨

 

ビーチに6年前に新築開業したイタ飯屋「フラテリ（伊語で兄弟）」が2-3か月前に閉店。ケアンズでは1年以上コロナ患者は発生していないが、国境・州境が閉鎖されているので観光客が減った影響だろう。だが別のイタリア人が居抜きで新店舗「キオスコ（伊語で立ち飲み屋）」を継承し、結構繁盛している。僕はピザもパスタも滅多に食べないし、外食もしないから行ったことがなかったが、朝のジョギング中に突然の雨で飛び込んだ。注文したカプチーノは320円。14か月ぶりにコーヒーを飲んだ。店内には朝食中の客もちらほら。ケアンズでは歯医者以外でマスク姿を見ることはない。

 

フラテリ　

 

スマホ電池が爆発寸前？

5月25日（火）曇

 

ハーウェイのスマホの電池が先週から急膨張して、かなり危険な状態。動画を再生したり、TV電話で通話すると、本体が短時間で持っていられないほど熱くなる。日誌をたどると、2018年2月にユミが誕生祝にハーウェイP10を買ってくれたが、2020年2月に今回と同じ症状でケアンズの販売店からシドニー支店に郵送。しかし電池を取り出せず、本体と電池を新品と交換したものだ。ケアンズの気候が電池に悪影響を与えたのか、機種に問題があるのかは不明。ニュース報道では、中国で電動自転車や電動バイクの爆発事故が続発して、死者も出ている。

 

前回のトラブル　

韓国大統領の訪米

5月24日（月）曇

 

先週韓国の文在寅大統領が3泊5日の訪米。米中対立の中、北朝鮮問題や外交、防衛分野などで内容がてんこ盛りの米韓首脳会談だった。訪米にはサムスン、SK、現代、LGの韓国4大財閥のトップが同行。「産業協力」の成果を強調し、日本の外交との違いを際立たせた。サムスンは半導体、SKはコロナワクチン、現代は電気自動車（EV)、LGはEVバッテリーなど米国に大きな投資を約束。外交面では、今年下半期までの米朝、南北対話再開を目指すことで合意した模様。中国とも良好な関係を維持したい韓国は、QUAD（日米豪印の中国封じ込め）からは今後も一線を引く方針だ。

 

菅首相の訪米　

アップルとLGがEVで提携

5月23日（日）晴

 

韓国の英字紙コリア・タイムズは、米アップルと韓国LG電子関連会社による電気自動車（EV）の生産委託交渉が合意間近だと報道。LGにはアップル製品の部品供給網となっているグループ企業がいくつもある。液晶パネルのLGディスプレーのほか、電子部品のLGイノテック、電池事業を手がけるLG化学、LG化学から2020年に分社した電池子会社LGエネルギーソリューションなどだ。アップルは24年初頭をメドに試作車を公開する予定。現代自動車と起亜など韓国自動車大手はこうした動きを警戒しつつ、時代がEV化に向かう中、IT大手と手を組む方法を模索している。

ビッグ・アップル　

体に良い酒なんてない

5月22日（土）晴

 

一般的なビールのカロリーは100mlあたり約43kcal。 一方糖質ゼロビールの平均は100mlあたり27kcalと、通常ビールの半分程度のカロリー。それらには合成甘味料のアセスルファムカリウムKが添加されたものが多い。アセスルファムKは砂糖の約200倍の甘味があるが、自然界に存在しない化学合成物質。体内で分解されることなく血液に乗って全身を巡る。「内臓脂肪を減らす」などというのは嘘。アルコールは必ずといっていいほど内臓脂肪の原因になる。結果として糖尿病や脂肪肝を引き起こす。肝障害、肌荒れ、認知症の原因になる。先進国では酒やタバコのCMは禁止だ。

 

東北と飲酒　

入管法

5月21日（金）雨

 

「出入国管理及び難民認定法」は、出入国管理制度ならびに難民条約および難民議定書に基づく難民認定制度等を定めた日本の法令。所管官庁は法務省。入管施設内で非人道的な対応が常態化しているとされることや、収容の長期化によって入管施設内で死亡する外国人が相次いでいる。2019年に難民申請を行った外国人は1万375人中で実際に認められた事例はわずか44人の0.4％。英39.8％、仏19％、米22.7％、豪17.3％、独16％などに比べて圧倒的に低い。日本人に根強い途上国への差別意識、不寛容や人権意識の低さなどが、入管庁や日本政府の意思決定や制度運用を下支えしている。

 

米国要人は入管素通り　

ワライカワセミ

5月20日（木）曇時々雨

 

VUEアパートの門を出て日課のジョギング。走り出した途端に、頭上から大きな笑い声。アパートの上層階を見渡したが誰もいない。再び笑い声の合唱。電柱に3羽のワライカワセミ。2羽の雄が1羽のメスを挟んで、「ワハハハハ…」とあらん限りの大爆笑を奏でている。しかしワライカワセミは集団行動を好み、「繁殖に参加しない個体が抱卵や給餌を手伝う。巣立ち後も繁殖に参加しなかった個体が天敵から若鳥を守る」と言われているので、恋の鞘当てではなく、縄張りを主張しているだけかもしれない。どちらにしても滑稽なほどうるさい。

 

ワライカワセミの門付け　

赤尾バナナ

5月19日（水）晴

 

飢えと寒さの終戦の混乱期に幼年時代を過ごした僕は、甘い物は苦手。スイーツもアイスクリームも甘い果物も、重大な決意なしには口にできない。ケアンズには魅力あふれるトロピカル・フルーツがあるが、僕が食べるのは限定される。マンゴやマンゴスチンやライチなどは1シーズンに1回食べれば十分。食べ飽きないのはバナナや酸味の強いリンゴなど。スーパーに赤尾バナナが並んでいる。バナナの尾を赤く塗っているのは「オーガニック」の印。値段は普通のバナナより少しだけ高めだが、今後はこれを買うことにした。ケアンズのスーパーでは規格外のバナナを子供は無料で食べられる。

 

赤尾黒オウム　

イーロン・マスク（49歳）

5月18日（火）曇

 

南ア生まれ。米ペンシルバニア大学卒。オンライン決済サービスのPayPal社を設立し、2001年に200億円で売却。彼は人類の進歩に貢献しないといけないという強迫観念が強い。人類の火星移転を目指す宇宙開発企業「スペースX社」、クリーンエネルギーの電気自動車「テスラ社」、太陽光発電の「ソーラー・シティ社」等を創設。「会社の実益をあげたり、優良銘柄にする欲望はない」と断言。社会人としての欠陥、性格の歪みなどを批判されながらも、強靭な意思と個人的な衝動で会社を運営。世界第2の富豪となったが、彼の冒険的事業展開はまだまだ続く。

 

大坂なおみとマスク　

ホンダ宇宙事業へ参入

5月17日（月）晴

 

ホンダは宇宙事業への将来の参入を視野に、小型ロケットの開発を数年前から進めていると明らかにした。自動車生産で培ったコスト削減の知見を生かす。まず目指すのは地球低軌道に小さな衛星を打ち上げるための積載量2000㎏の小型ロケット。宇宙ビジネスは2010年に世界で27兆円だったのが、2019年には40兆円まで成長。2040年代には100兆円以上と予想される。圧倒的な低価格で超小型衛星の打ち上げ需要を牽引してきたインドの新型固体ロケット「SSLV」、北海道の大樹町に射場を持つ「ZERO」、和歌山県に射場を建設中の「スペースワン」など、対抗企業は目白押しだ。

 

消えゆく運命のJAXA