10月31日（水）快晴
僕の世代の多くはマンボ、ブルース、ジルバくらいは踊れた。ダンスは音楽の肉体表現、リズムに合わせて踊るのは楽しい。5年前安部政権が「伝統と文化の尊重」とかで教育基本法を改正。今年から中学校で武道もダンスも必修になった。柔道で重大事故が起きているが、ヒップホップも含めてダンスは悪くはないと思う。
10月30日（火）快晴
僕はアコースティック・ギターとピアノを30年以上弾いていた。小さな会場でアンプやシンセサイザーで加工されていない生の演奏や歌を聴きたいが、酒場は嫌いだ。酒場以外にも生演奏が聴ける店はあるが、ほとんど夜だけ。シティーのど真ん中に屋外ステージがあるけど、昼間はいつも空っぽだ。残念。
10月29日（月）快晴
AKB、ジャニーズ、劇団四季・・・お粗末。日本では自分の感覚や思想でアーティストを応援するということは一般的ではない。歌いやすくて流行っている音楽を聴く。アーティストも自分の本当の表現ではなく、大衆に媚びる音楽に走る。生の音楽を楽しむ文化が弱い。舞台で口パクやカラオケでも文句が出ない。
10月28日（日）快晴
結成50年を迎えて5年振りにメンバー4人全員が顔を揃えて英米で11‐12月にライブの予定。チケットは5万円弱。結成以来のメンバーのミック・ジャガーとキース・リチャーズはともに69歳。4人の合計年齢は273歳。多分これがライブを見られる最後の機会だが、50周年記念ベスト盤「GRRR!」で我慢するか。
10月27日（土）快晴
21年前に死んだ家内が舞台女優だったので内助の功で戯曲を書いていた。僕も楽器やダンスが上手だと勘違いして舞台に立った。だから今でも舞台には目がない。グレン・ミラーは1944年飛行機事故死したが、楽団は現在も活躍中。今から昔懐かしいスイングの名曲「ムーンライト・セレナーデ」を聴きに行く。
10月26日（金）快晴
アジア食材店で懐かしい醤油を見つけた。ワダカンは十和田市に本社があり年商50億円。販路は青森、岩手、秋田、北海道の4地域限定。1900年創業で青森県を代表する地場企業。親族会社で僕の叔父が3代目社長だったが、1986年に倒産後経営者は次々変わった。その製品が何故ケアンズまで流れて来たのだろう。
10月25日（木）快晴
熱帯雨林に住む七面鳥より少し小さめの鳥。雑食性で昆虫、甲殻類、果実、種子などを食べる。鳥類では唯一抱卵を行わず、塚状の巣を作って産卵。卵は太陽熱や地熱で孵化する。ケアンズ周辺ではヤブツカツクリ（俗称：ワイルド・ターキー）と豪州ツカツクリの2種が森を歩きまわっている。キジの仲間で飛ぶ鳥だ。
10月24日（水）快晴
豪州の冒険家が先週、巨大なヘリウムガス風船に吊り下げられた小さなカプセルから歴史的なスカイ・ダイビングを決行。高度39,000mからマッハ1.24（時速1342km）で自由落下。4分19秒後にパラシュートを開き、滞空時間約10分で着陸。莫大な費用の無駄遣いと僕は思うが、冒険好きのOZは大喜び。
10月23日（火）快晴
昔シドニーのコミュニティー・カレッジ（夜間学校）で仏料理とタイ料理の教室に通った。仏料理はやたら講釈がうるさいが、タイ料理はすごく適当で簡単。ビーチのタイ・レストランはサラダもパッドタイもトムヤム・スープも1500円前後で辛過ぎる。自分で調理すると食材費300円くらいで、味はもっと良い。
10月22日（月）快晴
OZはアジア人ほど手先が器用ではないので色々の種類のフード・プロセッサー、ミキサー、スライサー、カッターなどを使用する。調理はまるで日曜大工のようだ。ユミと僕も手先は器用だけど道具好き。この戸棚には圧力鍋、鋳鉄鍋、タイのすり鉢、卓上漬け物器、寿司桶、松花堂弁当箱などが入っている。
10月21日（日）快晴
12歳で親元を離れ自炊歴55年の大ベテランだから炊事は苦じゃない。当時は電気釜もなければ冷凍食品もなかった。1尾丸ごとの魚と泥付き野菜は買った後の下ごしらえが大変だった。最近は調理器具や食材も充実して調理はとても簡単。iPadでレシピを見ながら2人分の夕食なら30分前後で完成する。
10月20日（土）快晴
7年前に豪州の医学者2人がピロリ菌を発見してノーベル賞を受賞。雑菌だらけの生ものを食べる日本人の80%の胃にピロリ菌が常在し発癌の機会を狙っている。抗生物質で除菌して皆で鍋をつつく習慣をやめれば国民病の胃癌はなくなる。だが胃癌は日本の医者と医療関連産業の飯の種。胃癌はなくならない。
10月19日（金）快晴
コンプレックスの裏返しなのか日本人はノーベル賞を異常にありがたがる。iPSは原子力と同じで地球を破壊しかねない代物だ。難病に治療の道筋を示すかもしれない。しかし現水準の先進高度医療でさえ各国の医療財政を逼迫し、福祉政策の破綻を招いている。iPSが医療以外に利用されたらもっと恐ろしい。
10月18日（木）快晴
全共闘世代の村上春樹は傍観者的な学生生活を過ごした。彼は無思想な現代の若者の不確実な生活を描いて世界的な人気を得ている。だが世界の進むべき道を示さない。北欧の選考委員の評価は辛い。米国在住も失点の1つだ。私見だが彼のノーベル賞受賞は無理だ。そんなもの別に欲しくもないだろうけど。
10月17日（水）快晴
農水官僚の天下り先の「財団法人日本鯨類研究所」は鯨肉の販売不振から破綻寸前だった。「商業捕鯨の再開」を掲げているので「鯨肉が売れない」とは言えない。そこで考え出したのが石巻に捕鯨基地があること。被災地救済をダシに使った「反捕鯨団体対策費」を獲得し、全額を借金返済に回す。(photo by Kyodo)
