11月30日(金)快晴
モアイ
大勢の乗客がモアイを作りました。なんとなく表情が作者自身に似ています。
天火で2,3日乾燥した後、オーブン・トースターでこんがりと焼き上げると完成です。
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変わりたい症候群
16:00-17:30PB責任者の石丸による講演「ユニバーサルな社会への船旅」に200名が参加。副題「じゃーおめえ、どうすんだよ」の通り「海に向かって馬鹿野郎」的に論理展開が粗い。
『参加資格を問わない船旅、この一行はピースボートのチャレンジです。人口60億の地球と600人の船社会。船と言う社会を構成する中で、生まれてくる数々の摩擦と向き合うことは社会全体と向き合うことなのかもしれません』
この船旅も80日を過ぎた。当初の緊張感はもうない。慣れとダレと、飽きとそしてストレス。「104日の船旅で自分は変われる」と漠然と考えていた人は、ほとんど何も変わっていないことに唖然とする。自分で変えようと努力して、そしてかなり努力しなければ人間は変われない。一体何をどう変えたいのかも分かっていないのじゃないか。灰色の人生を緑に変えて欲しいものだ。感覚的に「変わったみたい」なんて無意味だ。理論的に「変わったぞ」というのもごまかしだ。ゲーテいわく「学問ばかりにふけるのは、緑の野原で枯れ草を食うようなものだ」レーニンいわく「理論は灰色で、実行は緑だ」感じるだけじゃ程度が低すぎる。喋るだけでもあほらしい。実践せよ、だ。
実践の理論、行動の哲学を主張する僕から言わせると、若者たちは理想が低すぎる。ピースボートは学習と交流が目的だ、とは言うものの、それじゃ何のための学習と交流なのかということになる。それを突き詰めないで、ムード的に、新しい体験をしたとか、連帯意識に感激したとか、本当の生活と心に触れて分かり合えたとか、人生でこれほど充実した時はなかったとか、自分もやろうと思えば頑張れることがわかったなどと、自分に感動してもしようがないと思うのだが。「こんな貴重な体験はもうできないかも」とか「単なる観光旅行とはぜんぜん違う」確かのその通りかもしれない。しかし思い出作りも悪くはないが、100万円の重さを、言動の軽さと勘違いしない方がよろしい。
読書:「相対化の時代」 坂本義和
モアイ
大勢の乗客がモアイを作りました。なんとなく表情が作者自身に似ています。
天火で2,3日乾燥した後、オーブン・トースターでこんがりと焼き上げると完成です。
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変わりたい症候群
16:00-17:30PB責任者の石丸による講演「ユニバーサルな社会への船旅」に200名が参加。副題「じゃーおめえ、どうすんだよ」の通り「海に向かって馬鹿野郎」的に論理展開が粗い。
『参加資格を問わない船旅、この一行はピースボートのチャレンジです。人口60億の地球と600人の船社会。船と言う社会を構成する中で、生まれてくる数々の摩擦と向き合うことは社会全体と向き合うことなのかもしれません』
この船旅も80日を過ぎた。当初の緊張感はもうない。慣れとダレと、飽きとそしてストレス。「104日の船旅で自分は変われる」と漠然と考えていた人は、ほとんど何も変わっていないことに唖然とする。自分で変えようと努力して、そしてかなり努力しなければ人間は変われない。一体何をどう変えたいのかも分かっていないのじゃないか。灰色の人生を緑に変えて欲しいものだ。感覚的に「変わったみたい」なんて無意味だ。理論的に「変わったぞ」というのもごまかしだ。ゲーテいわく「学問ばかりにふけるのは、緑の野原で枯れ草を食うようなものだ」レーニンいわく「理論は灰色で、実行は緑だ」感じるだけじゃ程度が低すぎる。喋るだけでもあほらしい。実践せよ、だ。
実践の理論、行動の哲学を主張する僕から言わせると、若者たちは理想が低すぎる。ピースボートは学習と交流が目的だ、とは言うものの、それじゃ何のための学習と交流なのかということになる。それを突き詰めないで、ムード的に、新しい体験をしたとか、連帯意識に感激したとか、本当の生活と心に触れて分かり合えたとか、人生でこれほど充実した時はなかったとか、自分もやろうと思えば頑張れることがわかったなどと、自分に感動してもしようがないと思うのだが。「こんな貴重な体験はもうできないかも」とか「単なる観光旅行とはぜんぜん違う」確かのその通りかもしれない。しかし思い出作りも悪くはないが、100万円の重さを、言動の軽さと勘違いしない方がよろしい。
読書:「相対化の時代」 坂本義和