8月31日(土)曇時々雨
ユミの実家から車で2時間。常設展の目玉はシャガール作のバレエ「アレコ」の背景画と奈良美智の「青森犬」。しかし僕の目的は特別展。「子供のための建築と空間展」は学びの場・遊びの場としてつくられた建築と空間で先駆的かつ独創的なものを紹介。むつ市立大湊小学校は1959年竣工。木造校舎が火災で焼失し、父が教育委員長に抜擢されて完成したもの。
8月30日(金)曇時々雨
チャンピオンは、フィリピンのバロットは孵化寸前のアヒルのゆで卵。イタリアのカースマルツーはハエに卵を産み付けさせた生きた蛆入りチーズ。北海道のジンギスカン(羊)、沖縄のヒージャー(山羊)がゲテモノだとは言わないが、どちらも臭い。東北のホヤも臭い。深浦で毎週ホヤを食べているが、グロテスクで臭い食べ物は癖になりやすいのかな？
8月29日(木)晴時々雨
去年1年間に東北地方を訪れた外国人観光客の人気ベスト10スポットで、青森県が6か所を占めた。と言っても滞在者の絶対数は関東や関西と比較して桁違いに少ない。今年の夏も県内6スポットをすべて訪れた。提言＝白神山地の入山規制は維持すべきだ。十和田湖畔の廃墟化したホテル群の速やかな撤去。青森・八戸・津軽(七里長浜)・大湊の4港をもっと活用すべきだ。
8月28日(水)曇時々雨
ユミの実家から車と徒歩で30分。土砂崩れのために4年半通行禁止になっていた名瀑へのアクセス道が昨日開通。白神山麓北端にあり、滝幅15m、落差85m。滝まで往復した後は、車で狭く曲がりくねった林道を3時間、西目屋村へ。こちらには暗門の滝があるが、崖崩れで通行禁止。乳穂ケ滝（にほがたき）を見物して、弘前経由で帰宅。どちらの滝も外国人観光客はゼロ。
8月27日(火)快晴
三沢からの帰路は十和田市をちらりと覗き、奥入瀬渓流を通って十和田湖休屋の廃墟遺跡へ。発荷峠から七滝に下り、小坂町から高速で五所川原に抜けた。奥入瀬渓流では阿修羅の流れから銚子大滝まで歩いて10個ほどの滝を見た。七滝も見たし、次は5年ぶりに「くろくまの滝」を目指す。
8月26日(月)曇時々晴
亡妻も次男もケアンズの海に散骨したが、三沢市民墓地に墓がある。誰も訪れる人はいないので、近い将来には墓じまいしたい。今年も墓参を済ませ、三沢のホテルに宿泊。ホテルの窓から三沢祭りの流し踊りが見えた。市民に混じって米軍人の参加も目立つ。昔はヤンキーだったであろう中年ばかりの「よさこいソーラン」も通り過ぎた。
8月25日(日)快晴時々雨
田舎の生活に欠けるものは芸術や文化と触れ合う機会。そこで青森の県立郷土館へ縄文時代の玩具を見に行った。折しも「倉本聡の点描展」特別展を開催中。彼の富良野塾の活動は評価するが、絵の方はいまいちだ。
8月24日(土)快晴
銅像は鰺ヶ沢町の海の駅にある。少女の名はきみちゃんで、岩崎かよの私生児。北海道の留寿都で平民農場運動に従事していた鰺ヶ沢出身の鈴木四郎と結婚。生活苦から宣教師ヒエットに託された9歳のかよちゃんは結核のために渡米前に横浜で死去。鈴木は野口雨情、石川啄木と社会主義者仲間。「悲しき玩具」に、「名はなんと言いけむ、姓は鈴木なりき、今はどうして何処にいるらむ」との短歌がある。
8月23日(金)雨
日中韓は民主主義の歴史が浅く、独裁者を待望するムードを秘めている。自尊心と向上心が強く、歪んだ上昇志向が、偏狭な愛国主義＝排外主義を生む。拝金主義が強烈。ストレスの多い国で、近隣国に対する恨みの感情が強い。ビューティフルではなくヘイトフルな民族感情。言論の自由度は、民主化を自力で勝ち取った韓国が日本より高い。日中韓が連帯すれば、地域の緊張が緩和し、地域経済と平和の発展も期待できるのだが…。
8月22日(木)薄曇
ユミも僕も人目を気にしない。都会より田舎の生活が好き。流行やブランドには興味がない。日本も過去10年間で環境や人に優しいライフスタイルが浸透しつつある。毛皮やハイヒールや宝飾品は姿を消し、豪華なカバンや車が売れなくなってきた。半世紀を経て、自由と優しさを重視するヒッピー文化が日本でも復活？良い傾向だ。
8月21日(水)曇時々雨
朝食前に1時間運動をするのが習慣。慌ただしい朝食は嫌だ。田舎の朝食はシンプルで丁寧に作られている。家庭菜園直結だから食材が新鮮で、栄養的にもバランスが取れている。採れ過ぎた食材は物々交換。近年では道の駅などに産直コーナーがあり、フェアートレードも浸透中。
8月20日(火)曇時々雨
ユミの実家から太宰治の出身地の金木町まで車で1時間強。数年ぶりに彼の生家を訪れた。今は「斜陽館」という名の観光施設になっているが、建物も庭も当時のまま保存されている。日本人観光客がちらほら。金木は津軽三味線の発祥の地でもある。隣接する津軽三味線会館で演奏を聴いた後、芦野公園を散歩。
8月19日(月)快晴
世界自然遺産の白神山地は原則立ち入り禁止。専門ガイドなしに入山できないので、登山道入り口付近をうろつく。まずは深浦町の南はずれにある十二湖を歩いた。こんな辺鄙な山中にも中国人観光客が大勢やってきていた。青池はヤマメが群れになって泳いでいた。次に秋田県八峰町の白瀧と三十釜のトレッキング。
8月18日(日)快晴
田んぼの畦道（あぜみち）にハイビスカスに似た花が咲いている。農家の畑にもよく似たはモミジアオイ(紅葉葵）やムクゲ(木槿）やオクラの花が咲いている。どれも同じ仲間。ハス（蓮）を芙蓉と呼ぶこともある。ちなみに「不用」とは必要なくなったもの。「不要」とは最初から必要のないもの。高齢者に運転免許は不要？あるいは不用？
8月17日(土)雨後快晴
昨夜は夏祭りの最後を飾る流し踊り見物のために黒石市に遠征予定だったが、大型台風の通過で断念。義母には長生きして来年まで待ってもらうしかない。と言っても義母は2歳年上。平均余命からいうと義母より先に僕が死にそうだ。人間ドックで毎年「要精検」が増える。再検査も何とかパス。40歳から毎年人間ドックを受けているが、何歳まで続けるべきなのだろう？
