12月31日（金）晴
秋田県の男鹿半島周辺の風俗。鬼のような異形の仮面をつけ、藁などで作った衣装をまとった「なまはげ」が、家々を巡って厄払いをしたり、怠け者を諭す。冬に囲炉裏にあたっていると手足に「ナモミ」と呼ばれる低温火傷ができることがある。それを剥いで”怠け者を懲らしめ、災いを払うという意味での「ナモミ剥ぎ」から「なまはげ」に転化。 かつては地区の未婚男性が「なまはげ」を務めるのが習わしだったが、少子高齢化と地区の人口減により担い手の若者が減少。現在は伝承館などで見学できる。
12月30日（木）雨
昔気質という訳ではないが、年末に家にいる時には大掃除をする。ついでに断捨離もしたい。VUEアパート1階の倉庫を覗いたら、不用品が棚に積み上がっている。しかしユミが収集した陶器やガラス製品は手を付けない方が無難だ。年内に処分するのはゴルフ用品。近所のゴルフ場のパラダイス・パームは3年前に閉鎖。同じ頃に左肩甲関節板断裂を受傷して左肩が挙がらないから、もうゴルフはできない。アキレス腱断裂と、エコノミーシート症候群の際に世話になった松葉杖は捨てない。
12月29日（水）雨
海辺の散歩道のパンダナス。和名はアダン（阿檀）またはタコノキ。アジア、アフリカ、環太平洋の熱帯地域に広く分布。常緑の高木で、直立するか匍匐する。樹高は1mに満たないものから20mを超えるものまで様々で、典型的には広い樹冠を持ち緩やかに成長する。幹は頑健で広く枝を伸ばす。雌雄異株。果実は成熟するにつれ緑から明るいオレンジ色へと変化する。種によっては果実は食用になる。人間だけでなく、コウモリ、オオトカゲ、カニなど様々な生物が果実を食べる。
12月28日（火）曇時々雨
東南アジアや豪州北部に分布。樹上に直径15-20cmほどの直径15-20cmほどの巣を作るアリで、幼虫が吐き出す糸で葉を紡いで巣を作る。体長は7-12mmほどで、緑色。別称「グリーンアント」。肢が長く、動作は敏捷。獰猛かつ攻撃的な性格で、自分の体の大きさの何倍もある昆虫、トカゲなども捕まえて巣に持ち帰る。ヤマアリ亜科の他のアリと同様に毒腺を持ち、蟻酸を主成分とする毒で敵を弱らせる。東南アジアではこの巣を熱したフライパンにかざし、炒って食べる。レモンのような味がするらしい。
12月27日（月）曇時々雨
可能な限り外出は避けているが、それでもコロナに感染する恐れはある。2年前に準備した緊急入院セットは定期的に点検している。着替え、下着、洗面用具、文具、現金少々、そして…連絡先のメモ、遺書、臓器提供同意書、解剖同意書、火葬同意書など。旅行用の小型パソコン、読書用のキンドル。スマホ、財布、家の鍵はリュックではなくポケットに入れて、電気のブレーカーを落として病院に向かう。入院は15年前のアキレス腱の手術以来だ。
12月26日（日）晴後曇
ゼロコロナのQLD州が州境を開放して1週間。QLDのコロナ患者は1日2000人以上に急増。世界規模のパンデミックの嵐の中で、各国政府は「コロナとの共存」、「人命も経済も」の大合唱。科学者たちも「エンデミック」を唱え始めた。エンデミックとは公衆衛生学的に、ある感染症が一定の地域に一定の罹患率または一定の季節で日常的に繰り返し発生すること。あるいは感染性病原体が恒常的に存在していること。エピデミックよりも狭い範囲で比較的に緩やかに広がり、予測の範囲内を超えないものを指す。
12月25日（土）晴
クリスマスだからといって豪華な食事をする習慣はない。大体が過去3年間で外食した店は1軒だけ。この回転寿司には毎週金曜日10:00amの開店と同時に訪れる。座るのはカウンター右端の指定席。注文するのはいつも同じで、サーモン、ツブ貝、ウニの軍艦、イクラの軍艦、そして鶏唐揚げ。今年も毎週休まずに通い続けた。昨日の僕の寿司は、特別に桶入りでクリスマスの飾り付き。今年最後の金曜日は大晦日。勿論今年も皆勤賞を目指す。
12月24日（金）快晴
クリスマスから新年の期間は豪州観光の書き入れ時。経済優先の政策を掲げる連邦政府やNSW州はコロナ規制を撤廃して、オミクロン株も蔓延中。ゼロコロナ政策で感染を抑えてきたQLD州も観光業者の圧力で、年末年始の州境開放に踏み切り、コロナが浸透中。ケアンズも先週から空港、スーパー、医療機関などでのマスク着用義務を発令。スーパーには、子供向けの果物やお菓子の無料コーナーがある。「マスクしていると食べれない」と言う子もいる。
12月23日（木）快晴
豪州ではプライバシー保護の観点から国民共通番号制度への反対が強いが、IT活用による生活の利便性向上への期待は強い。共通番号に納税者番号と国民健康保険番号が紐付けられているので、コロナの給付金は迅速。旅先で病気になっても病歴や投薬内容やワクチン接種歴などは一瞬で分かる。更に運転免許やパスポート、金融機関コードなども関連付けられている。日本では新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」が大失敗したが、豪州では感染拡大阻止に大きく寄与している。
12月22日（水）晴
冬至は北半球では1年で1番太陽の出ている時間が短く、夜が長い日。南半球では逆に昼が最も長く、夜が短い日。本日のケアンズの日の出は05:40、日の入りは18：49。3日前に十五夜だったので、本日は十八夜。ほんの少しだけ月が欠けている。月の出は21:24、月の入りは07:54。本日の最高気温は32度、最低気温は24度。いつものように珊瑚海の日の出を眺めた後、再びベッドの横になり読書を開始。「そうだ！」と思い立って西のテラスから空を眺めたら、テーブルランドの上に「曙の月」が出ていた。
12月21日（火）曇時々雨
トリニティービーチ通りとエスプラネード（海岸通り）の三差路の交差点に地ビール工房が、昨日オープン。物珍しさも手伝って大変な混雑。店内は北側がビアホールで、南側が食堂になっているらしい。オーナーは以前ここで軽食屋をやっていて、味とボリュームとで人気のある店だった。南側の食堂には大きなピザ釜が設置されている。ピザ釜は大きいほど高熱で焼けるので、ピザは美味い。ビールには興味はないが、釜に火が馴染む頃に、ピザを一度味見に来てもいいかな？
12月20日（月）晴
自転車は「車両」扱いなので、基本は車と同じ交通ルール。携帯電話のながら走行は不可。手放し運転禁止。ブレーキやベルが付いた自転車に乗る。夜間はライトを点灯。ペットを載せたり、ペットとの並走は禁止。ヘルメットは着用必須 。 高速道路は走行不可。 歩道や共有道は走行可。 自転車レーンがあれば、そこを走る。タンデム（2人乗り）自転車以外は2人乗り禁止。子供は荷台ではなくトレーラーに乗せる。東京都では背負子（しょいこ）と幼児用座席で幼児2名までOKだが、極めて危険。
12月19日（日）曇時々雨
海辺の散歩道でポニーを連れた一家と遭遇。トリニティービーチはペット同伴で散歩はできるが、手綱を装着し、糞の片付けが飼主に義務付けられている。だから猫や馬を連れてくる人はいない。2年前に乗馬姿でビーチに乗り込もうとした女性が、住民からさんざん文句を言われて退散したこともあった。犬でも馬でも他人を怪我させれば薬殺の刑と言われている。このポニーの飼主一家も住民から注意されていたから、次回からは仔馬を連れて来ることはないだろう。
12月18日（土）曇時々雨
2年前から工事中だったトリニティービーチの地ビール工房に「従業員募集」の看板が掲げられた。豪州東北部のケアンズ地域は2年間もコロナが発症していないので、移住希望者が多く新築ラッシュ。地ビール工房も建築労働者不在で完成が大幅に遅れている。クリスマス前にオープンしないと工事はさらに1年延期になりそうだ。完成してもこの時期に従業員は集まるのか？そもそもビーチは飲酒禁止で、住民は地ビール工房を歓迎していない。しかし店内にレンガ積みの立派なピザ釜があり、こちらは人気を博しそうだ。
12月17日（金）晴
近年ケアンズは北のビーチの宅地開発が活発。住人の増加により、3年前からキャプテン・クック・ハイウエイのバイパス建設工事が実施されていたが、今月やっと開通した。渋滞の原因になっていた、キュランダ線の分岐とレッドリンチ線の分岐の混雑は大幅に軽減した。だが、車がスムーズに流れるようになって、その先の飛行場周辺の渋滞が新たな問題になっている。交差点の改善だけではなく、ハイウエイを4車線から6車線に増設する追加工事が必要だ。
