4月30日（金）快晴
久々の青空。西の空に十八夜の残月が浮かんでいる。3日前の十五夜は、雨雲に覆われて見えなかった。本日の日の出は06:28、月の入りは09:30だが9時過ぎに月影は青空に溶けて消えた。本日の予想最高気温は27℃、最低気温は20℃。明日から再び天気が崩れて雨天が続きそうだが、まだまだ防寒水着なしでプールで泳げそうだ。VUEの住人は5月になると誰も泳がないので、プールを独占できるだろう。
4月29日（木）雨
広義には外出頻度の極端に低い生活態度を指すが、コロナ禍で高齢者の生活空間の狭小化が社会問題化。生活の活動空間がほぼ家の中のみへと狭小化することで活動性が低下 し、廃用症候群を発生させ、さらに心身両面の活動力を失い、寝たきりに進行する。認知症や鬱病も発症するリスクが高い。僕は週1でモールに買い物に行く以外は、トリニティービーチで過ごす。天気が悪くなければ、朝夕30分ずつジョギング。それ以外は家で過ごすが、毎日プールで1.5～3.0km泳ぐ。1か月後には寒くなり、防寒水着が必要になるだろう。公営温水プールには行きたくない。
4月28日（水）曇
ドミノ・ピザは２年前から提携する自動運転車開発のスタートアップ企業「ニューロ」と協力してロボットによるピザ出前サービスを開始することを発表。光を用いたリモートセンシング技術のレーダー、カメラを装備。周囲360度の視野を確認しながら最大時速40㎞で走行。顧客はウェブサイトを介してピザを注文・決済。店スタッフがR2の側面にあるハッチを開けて注文品を収納。R2が自動走行すると利用者はアプリで現在地をフォローできる。利用者には車両のロックを解除するためのコード番号がメールで送られ、R2が到着したらアプリにコード番号を入力して注文品を取り出す仕組み。
4月27日（火）曇時々雨
コロナで生じた重要な変化として、在宅勤務の広がりがある。もしあなたが勤めている会社が「英語ができなくても構わない」という会社なら、その会社には未来がないと言える。IT時代には英語の重要性は決定的になる。海外から情報を収集するにも、メールで海外に向けて発信するにも、使われるのはほとんどの場合に英語だからだ。Twitter社は新型コロナウイルス対策で始めた在宅勤務について、従業員が望めば永続的に続けられるようにすると発表。日本を含む全世界の約5000人の従業員が対象だ。言葉の壁さえ克服できれば、日本に住んだままで米国の企業に勤務することが可能になった。
4月26日（月）雨
ケアンズではもう1年以上コロナ患者が出ていないが、勤め人は在宅リモート勤務、学校はリモート授業が継続されている。今年もTax Return（確定申告）の税理士との打ち合わせはZOOMで開始。途中でZOOMの接続状態が変調をきたして音声が途切れるので、SkypeとTeamViewerに切り替えて、1時間で無事終了。日本にいるユミとケアンズの僕が電子署名をして税務当局に提出する書類を作成し終えた。面倒な役所の書類もリモートだと手軽にできる。8月には豪州の運転免許の更新手続きが控えている。陸運局の視力検査もあるので、こちらはリモートとはいけないようだ。
4月25日（日）雨
日本のジェンダーギャップが世界で121位。東大はこの春、合格者に占める女性の割合が過去最高になったが、それでも2割弱という状況だ。教授の9割、学部生の8割が男性という現状をどう変えていくのか。ジェンダー平等が日本で進まないのは総論は賛成だけど、実際に実現しようとすると、それまでポジションにいた男性たちが席を空ける必要がでてきて、抵抗勢力になるという要因もある。名誉教授でフェミニストの上野千鶴子氏が2019年の入学式式辞で、東大のジェンダーギャップの問題を指摘して大きな話題となった。一方、そのスピーチに対して男子学生を中心に大きな反発もあった。
4月24日（土）曇時々雨
深夜にガラスの割れる音で目を覚ました。家中の電灯をつけて戸締りを点検。異常がないことを確認して再び眠ったが、朝シャワーを浴びようとしたらバスルームの床がガラスの破片だらけで、壊れた時計が転がっている。熱帯では、粘着テープやプラスチック製品の劣化が早い。掛時計が落ちるし、タオルも落ちる。TVやエアコンのリモコンが溶ける。リモコンが溶けると手にべたべた貼り付くので、ベビーパウダーを塗ったり、サランラップを巻いて急場をしのぐ。だが万一に備えて、我が家では予備のリモコンを常備している。
４月23日（金）曇時々雨
電子本は紙本より軽く、辞書やメモ機能もあり、紙本より安価だ。著作権の切れた本は無料で読める。世界の図書館はデジタル化が進行中だが、利権重視の日本の図書館はキンドルの提案を拒否して紙本路線。国民は貴重な古典や歴史資料を自由に閲覧できない。コロナ禍でリモート授業が採用され、近い将来には本に代わってITが教材になるだろう。本離れが進んで検索の時代になりそうだが、アルゴリズムが曲者。PCは一般教養の欠ける利用者を誘導する危険がある。PCやTVゲームやクイズで教養は身につかない。
4月22日（木）曇時々雨
警官による黒人射殺が続発する中、米ニューヨーク州は娯楽用大麻の使用や所持を認める法案を賛成多数で可決した。薬物中毒は「大麻→麻薬→覚醒剤」と進んで廃人になる。家庭的・社会的・経済的・精神的に安定した人間でなければ、この流れを止めることはできない。薬物中毒患者を更生させるのは極めて困難で、多大な費用を要する。新型コロナウイルス流行などで州財政が悪化する中、ニューヨーク州は年間388億円の税収増や雇用創出を見込む。州財政は一時的に改善するだろうが、中毒患者の治療費で米経済と治安はますます危機的状況になる。犯罪も増加し、米国は一層危険な国になるのは明白だ。
4月21日（水）雨
3日間激しい雨が降り続いて、ケアンズ市内であちこちに洪水が発生している。僕は住まい選びでは安全性を重視する。現在住んでいるVUEアパートは高台にあり、駐車場は地階ではなく地上1階にあるので浸水の心配はない。出水に驚いたカンガルーが避難してきたことはあったが、蛇やワニの侵入はない。天気予報では今月いっぱい雨が降り続く見込み。ニュースによると州都ブリスベンとケアンズを結ぶ国道が随所で寸断されているらしい。スーパーでは既に食糧や生活必需品が姿を消しているだろう。僕はコロナの蔓延に備えて、ある程度の備蓄があるので、慌ててスーパーに駆けつける必要はない。
4月20日（火）雨
世界の先進国がコロナで経済的に傷ついた人々に素早く給付金を配布したが、日本はそれができなかった。自国ワクチンを作れない。購入したワクチンは世界標準の注射器では1瓶で6回接種できるのに、日本では5回しか接種できない。接触アプリのCOCOAも大失敗。役所仕事は紙とハンコと算盤とFAX。世界は感染者をスマホの位置情報などで把握しているのに、日本は電話で感染経路を洗い出そうとして、結局すべて投げ出した。日本は世界一の医療供給体制を維持していると自画自賛していたが、欧米の10分の1の感染者で医療崩壊の危機を招いている。今年中に全国民にワクチン接種を完了するのは絶望的だ。
4月19日（月）曇時々雨
第81回桜花賞で3歳牝馬3冠レースの第1戦。2番人気のソダシ（吉田隼人騎乗）が、1分31秒1のレコードタイムで優勝した。デビューから5連勝でG1レース2勝目。1着賞金1億500万円を獲得した。アルビノではない。日本では白馬は珍しい。普通「白馬」といえばアルビノではなく、白くなった芦毛の馬だった。競走馬の世界では「白馬は弱い」という認識が強い上、サラブレッドは伝統的に人工授精が禁止されている。世界的にも純粋の白馬は希少価値がある。僕は競馬には全く興味はないが、障害馬術で白馬（白い葦毛）に乗っていた。白毛でも飛翔能力、果敢な精神力は申し分なかった。
4月18日（日）雨
菅・バイデン階段の共同声明で、日米は半世紀ぶりに台湾問題に言及した。何を今更という思いがする。「台湾50年の屈辱」だ。台湾は1971年に国連から追放され、毛沢東が率いる共産党政府が国連の中国代表・常任理事国になった。日米をはじめ世界の多くの国は中国の購買力と生産力に目がくらみ、一斉に台湾と国交断絶。外交関係のある国は（大洋州4か国）＝ ツバル、マーシャル諸島共和国、パラオ共和国、ナウル共和国など、（ 欧州1か国）＝ バチカン、（ 中南米9か国）＝ グアテマラ、パラグアイ、ホンジュラス、ハイチなど世界の小国15か国だけ。台湾は何の理由もなく「世界の孤児」にされた。ロータリークラブの会長だった僕は1985年に台湾を訪問。飛行機でエコノミークラスの座席が何故かファーストクラスに変更され、台北空港で副総統に出迎えられたのには驚いた。台湾は海外の朋友を得ることに必死だった。
4月17日（土）晴
バイデンは、アフガンから米軍の撤退を発表。事実上の敗退だ。菅総理が訪問中の米国では、国民の厭戦気分が漂っている。極東で中国が侵略を開始した時に、米国は同盟国を助けるだろうか？韓国も台湾もフィリピンも「何もしてくれないだろう」とあきらめている。日本の選択肢は自力で中国を撃退するか、沖縄・尖閣を差し出して中国の属国になるかのいずれかだ。中国の弾道ミサイルや巡航ミサイルは常時、日本の米軍基地、自衛隊基地、政府中枢、原発、ダム、コンビナート、飛行場、港湾施設などに照準を合わせていて、10分以内に日本全土を瓦礫と化す。バイデンは菅に「極東の危機は日本が先頭で闘うこと」と諭すだろう。米中覇権主義の現実は厳しい。
4月16日（金）晴
米軍の空母戦闘団が威風堂々と東・南シナ海を目指してやって来ても、中国の中距離弾道ミサイルのために、中国本土まで5000㎞の距離には近付けない。原潜も機雷で接近困難。日本、韓国、フィリピンの米軍基地の戦闘機は野ざらし。大量のミサイルで紛争発生後20分以内にほぼ全滅。米国本土のミサイル基地は大半が人工衛星で補足可能。他方、中国は「地下長城」と呼ばれる全長5000㎞の迷路のような地下基地に大量のミサイルを保持。戦闘機も地下掩体壕から出撃する。海南島の地下・海底には潜水艦基地。どれも人工衛星から査察されない。財政赤字で軍事費を削減している米軍の戦略兵器はどれも時代遅れ。軍事力の差は歴然としている。
