11月30日（木）快晴
日本ではスマホよりガラケー、電子本より紙本を尊ぶ風潮がある。ITについていけない、電子本は本棚に飾れないし、所有権や知的虚栄心を満足させてくれない。しかし…情報伝達のスピード、出版コストが安い＝流通マージンが無料だし読者にとって買値が安い、森林→紙資源の保全、表現力＆情報量（＝テキスト、写真、動画、音声、連結）、PRの容易さ、認知拡散度、情報発信の容易さ、固定客の作りやすさ等々…電子本は紙本を凌駕する。
11月29日（水）快晴
フィリップ・ディックが1968年に書いた傑作SF小説。第3次大戦後の未来=2020年。人間の奴隷として火星開拓に従事していたロボットが反乱を起こした。地球に逃亡して来た8体のロボットの抹殺が主人公の任務。死の灰で自然が壊滅的打撃を受けた地球では生物は法外な高値。ペットはステータスで、一般庶民は電気動物を飼う。1982年に「ブレード・ランナー」として映画化されたが小説とは別物。誰か原作に忠実に映画化して欲しい。
11月28日（火）曇
母から癌遺伝子を受け継いだアンジェリーナ・ジョリーは両乳房切除に続き、今年は卵巣・卵管の切除手術も受けた。日本では
2012~14年に全国4病院で240人に遺伝性の乳癌・卵巣癌の発症に関わる遺伝子の変異が見つかり、発症予防のために約1割に当たる26人が乳房切除、約4分の1の62人が卵巣・卵管の摘出手術を受けた。遺伝子に変異がある女性の70歳までの発症リスクは、乳癌が49~57％、卵巣癌が18~40％とされる。
11月27日（月）曇
多くの人はスーパーマーケットの喧噪､明るい照明､大音量のBGMなどには慣れているが､自閉症スペクトラム患者（人口の4%）にとっては重大な神経的な負担になる｡コールズは豪州自閉症協会の協力でチェーン店68店で｢クワイエット･アワー｣を試験的に実施。自閉症スペクトラム患者がショッピングしやすい環境を導入。照明を50%落とし､BGMを止め､レジやスキャナーの音量も下げ､さらに場内アナウンスやトロリーを集めて移動する騒音も避けた｡
11月26日（月）快晴
名前は子供と相談しないで親が勝手につける。子供はその名前が厭でも変えることができない。名前は他人が読めないと意味がない。本人と名前が一致しないといけない。名前には由来や意味があるはずだが、キラキラネームには両親が軽薄だというエピソードしかない。学校、職場、役所、銀行、郵便局…あらゆる場所で名前がトラブルの原因になる。パソコンも漢字変換を受け付けない。多くの人間の嘲笑、冷笑の一生になる。
11月25日（日）晴
SA州中北部にテスラ社が請け負って建設していた世界最大規模のリチウムイオン蓄電施設が完成した。容量は10万キロワットで世界最大。費用は推定約56億円。12月1日に試験運転が行われる｡敷地に隣接してフランス企業ネオエン社のホーンズデール風力発電所があり､この風力発電所から電力供給を受け蓄電する。停電時に3万世帯に電力を1時間強供給する能力を持つ。同州ではしばしば停電が発生するが、これで改善が期待されている。
11月24日（金）快晴
2日前にVIC州議会で尊厳死法が成立。法案は下院では47対37、上院では22対18で通過｡この法律に基づいて死を選ぶ末期患者は以下の条件を満たさないといけない。①2つの独立した医療機関で審査を受けること、②その審査を受けるためには､患者の残された生存期間が6か月以下で、耐えがたい痛みに苦しんでいること､③健全な判断力を持っていること､④18歳を過ぎていること、⑤VIC州に12か月以上居住していること。
11月23日（木）晴
僕が住むVUEアパートの外壁塗替え作業はまだ続いている。ペンキを塗る前に、5年間の汚れを高圧洗浄機で洗い流さないといけない。駐車場のある西側はパケット車で作業できるが、プール側の西側はレンジャー作業。屋根から地上にロープを2本垂らして、簡単な墜落防止器具をつけて、上から下へと作業する。両脚を突っ張りながら高圧水を噴射するのは重労働らしく10分間隔で休憩。作業総員2人じゃ何日かかるか分からない。
11月22日（水）晴
熱帯のケアンズもは落葉樹もあるが葉が完全に落ちる木はあまりない。「半落葉樹」と呼ばれて冬でも多少葉をつけている。常緑樹も冬には葉を落とす。だから冬は枝切りのシーズン。道路にはみ出して交通の邪魔になる枝を切り落とす。枝切り隊は「パケット車-樹枝粉砕車‐チップ運搬車」3車＝3人体制。パケット車の乗員が枝を切り落とし、残る2人が枝を粉砕し、チップがトラックに吐き出される。チップはコンポスト→肥料にされる。
11月21日（火）快晴
先日東京に行った時に銀座→日比谷公園→日比谷通りを歩いた。日比谷公園ではホームレスの姿は見かけなかったが、野良猫を沢山見かけた。勤め人がベンチで昼食を食べながら餌をあげるので、どの猫も丸々と太っている。まわりで餌を食べていたスズメが野良猫に捕食されるシーンも目撃。水飲み場に「銀杏の皮むき禁止」の看板があった。「ホームレス・ペットの定住禁止」、「野良猫への餌やり禁止」の看板も必要だ。
11月20日（月）晴
世界保健機関（WHO）が毎年示す「大気汚染が最も深刻な世界の都市」ランキングのワースト３は以下の通り。①イランのザーボル、②インドのマディヤ・プラデーシュ州グワーリヤル、③インドのウッタル・プラデーシュ州イラーハーバード。アジアの大都市に絞った場合のワースト3は、①圧倒的な深刻さでインドのデリー、②バングラデシュのダッカ、③パキスタンのカラチ。中国の北京は4位だった。
11月19日（日）快晴
日本人の前立腺癌が異常な勢いで増えている。10年前は胃癌、肺癌、大腸癌よりもずっと少なかったのに、今や大腸癌を抜いて肺癌と肩を並べる勢いだ。乳癌、子宮癌、卵巣癌も増え続けている。これらはいずれもホルモン依存性癌と呼ばれている。牛肉に含まれている女性ホルモンの濃度を調べると、国産牛と比較して米産牛は赤身で600倍、脂肪で140倍も高い。それでも日本は米産牛を買い続ける。米国の尻を舐める日本。
11月18日（土）快晴
米SFC市議会は市民団体が建造した慰安婦像を土地ごと寄贈を受けることを全会一致で決議。米公有地での慰安婦像の設置は3例目。これを受け姉妹都市である大阪市の吉村市長は「年内に姉妹都市を解消する」と発言。橋下徹前市長の意向を継いだもの。日本軍の慰安婦問題は韓国のみならず、中、台、比、豪、オランダを含むECなど多くの国が批判。国連も謝罪と補償を勧告している。日本の開き直りは国際的な批判を呼びそうだ。
11月17日（金）快晴
建物を風雨から守るには定期的に屋根や外壁のペンキ塗替えが必要だ。十和田では自宅、クリニック、スポーツセンターなどの建物は10年ごとに塗り替えていた。しかしVUEアパートは海辺にあり、熱帯の灼熱の太陽に焼かれるので、5年ごとに塗替えが必要。VUEは5階建てで高さは約15m。パケット車が届く高さだ。10階建てともなると足場を組むだけで莫大な費用を要する。ヤシの木より高い建物を禁じる「ヤシの木条例」に感謝。
11月16日（木）快晴
湯川れい子、小泉純一郎、ボンジョビなどの呼びかけで1987年、東京原宿のロックンロール・ミュージアムに建造。2009年閉店後に像は神戸に移転したと聞いていたが、昨年偶然神戸ハーバーランドで遭遇。プレスリー財団公認のオフィシャル像は世界に3体。本拠地メンフィスと「ブルーハワイ」のホノルル、根拠不明の原宿→神戸。3体すべてに会えて良かった。日本ではジョン・レノン像建造運動もあり、そちらにも寄付したが頓挫した。
