4月30日(土)快晴
英語で「lonely=孤独な」は「淋しい」を意味しない。世の中には社交嫌いで孤独を好む人もいる。Face Bookや Lineで1000人以上の友達がいる人もいる。みんなに良い友達でいたいがために自分の主張を殺している人も多い。僕は孤独は平気だ。読書や映画で半年は大丈夫。本やDVDがない時は、自分で詩や小説を書いたり、絵を描いたり、楽器を弾いたり、空や海を眺めて過ごす。運動や瞑想も退屈しない。
4月29日(金)雨
1970年前後に日本の若者の間に「主体性」という言葉が流行した。自分で状況を判断し正しい行動を取り、取った行動に自分が責任を持つ ということだ。僕は見るスポーツにほとんど興味はない。主体性と実践を重視するからだ。ブランドやグルメ情報も無縁だ。哲学、科学、政治経済、人文、芸術、雑学など自分に有用な情報は貪欲に吸収。組織や会社や体制に組み入れられず、不正は批判し行動して来た。
4月28日(木)晴
国土が広く人口が少ない豪州の国防は、大国の同盟国に依存してきた。建国からシンガポール陥落までは英国、その後は米国が同盟国となった。民間団体マリックビル平和グループは、2015年の年国防白書について次のような意見書を出した。「米国との同盟により豪州はいくつかの不必要な紛争に関与することになった。豪米同盟は豪州の独立を不安定にする。地域の緊張を高めるし、豪州の最善の利益にならないので再考を要する」と。
4月27日(水)快晴
「地震は予知できる」という前提で、国から毎年膨大な予算を獲得してきた「地震村」。2011年度までの予算が100億円前後だったが、12年度は350億円、13年度も250億円超。83年の日本海中部地震、93年の北海道南西沖地震、95年の阪神大震災、07年の新潟県中越沖地震、11年の東日本大震災、今回と、地震予知は5戦全敗。震源はすべてハザードマップで低確率の地区だった。
4月26日（火）雨
10代の終わりの2年間、年間500本の映画を見た。もうそんな機会はないだろうと思っていたが、2001年にピースボートに乗船。地球1周航海の120日間ほぼ毎日3本ずつ映画を見て360本、再び年間500本を7年間見続けた。2008年に船を離れて記録は途絶えた。そして1人暮らしの今、またまた1日3本の映画。1日は24時間。睡眠が8時間、読書と映画に各6時間。残り4時間で水泳、ジョギング、家事をこなす。
4月25日（月）晴
大学生時代に映画研究会に所属した。会員の任務は1年に500本以上の映画を見ること。授業はほとんどサボっていたから時間はあった。中学・高校の頃に家の近所の映画看板屋の仕事を手伝っていたので、巣鴨と池袋の映画館は顔パス(無料)で入場できた。1年目は難なく500本をクリアしたが、2年目は苦難の連続。駄作を1日に2ー3本見るのは苦痛以外の何物でもない。何とか500本見終わり退会届を提出した。
4月24日（日）曇
ドイツ・スイス・ポルトガル合作映画。 原作はスイスの作家で哲学者のパスカル・メルシェの小説。1974年まで続いたファシスト独裁政権下のポルトガルで、反体制活動に関わった若者たちの信念と愛の物語。今や先進国と言われるスペインやポルトガルや南米諸国も40年前は秘密警察が暴虐の限りを尽くしていた。75年前の日独ファシズム政権は、自国民だけではなく他国民まで容赦なく無差別大量殺戮した。
4月23日（土）快晴
日本の税収は50兆円。公務員は中央と地方合計で400万人もいる。一般国民の平均年収は360万だが、公務員は900万と2.5倍。地方自治体は東京都以外は赤字で、国から支給される地方交付税で人件費を賄っている。900万円ｘ400万人＝36兆円。日本の税収の70%以上が公務員手当なのだ。米国の警察官が年収400万円、日本の田舎の警察官が1000万円。英仏豪などの国会議員の収入は日本の町会議員より低い。
4月22日（金）快晴
吉村昭は初期には「戦艦武蔵」など海を題材にした作品を多く著し、近代日本戦史を題材とした「戦記文学」のジャンルを確立。1980年以降は舞台を中世~近世に移し、地道な資料発掘、現地調査、関係者のインタビューどなど徹底した史実調査に基づく歴史小説を次々と発表。フィクションは極力避け、登場人物の主観的な感情表現を省く文体に特徴がある。朝鮮人や大杉栄の虐殺の背景も鋭く分析している。
4月21日（木）曇時々雨
豪州では国防は国の仕事で、災害対策は州の仕事。SESは州ごとに管理されたボランティア組織 。災害時に24時間体制で専門的なサポートを提供する。どの街にも避難所があり普段から備蓄を欠かさない。備蓄品は日常的な住民の寄付。よその町で災害が発生すれば仕分けされた備蓄品を送る。災害が発生しても協力し合って耐える。飛行機が飛ばないと係員に詰め寄ったり、空腹だと大騒ぎしない。日本の災害対策はいつも泥縄式だ。
4月20日（水）曇
一人飯の主食は1週間ごとに作る野菜スープ。生野菜や野菜炒めは連日食べれないが、野菜スープなら2‐3か月平気。問題は体重が減ること。だからスープに動物性蛋白を加える。読むべき本が沢山あるから調理時間は冷蔵庫からスープを取り出して15分以内。メニューは…豚汁、鶏鍋、バラ肉鍋、タンスープ、ブイヤベース、トムヤムクン、チゲ鍋、餃子鍋、ミネストローネ、シチュー、芋煮風鍋、豆乳鍋。
4月19日（火）快晴
TV局や新聞社が「禁止用語」を決めたのが始まり。、乞食、ルンペン、ポッポ屋、坊主、百姓、土方、板前、三国人、在日、シナ、ハーフ、めくら、つんぼ、おし、どもり、チビ、ハゲ（禿）、デブ、かたわ、きちがい、ブス、ボケ、アル中…。色盲は色覚異常、音痴はリズム・メロディー・ハーモニーが不自由な人と言うらしい。一部の言葉はPCで漢字変換できない。日本のIT音痴はひどくなるばかりだ。
4月18日（月）快晴
豪州では小学校から投資術を学ぶ。住宅は人生最大の買い物にして売り物。人口急増中の豪州では不動産は確実に値が上る。不動産を売った時に投資用物件は利益の30%の税金を取られるが、居住用物件は無税。従ってOZは売る時のことを考えて住宅を買う。シドニーではシティーど真ん中のペントハウスに3年間住んで3000万円近い売却益を得た。だからケアンズでも眺望No1のVUEの最上階に住んでいる。 （当時の定期預金の利息は8%。1.2億円を3年間預金すると3120万円の利息収入になるが30%の税金がかかる）
4月17日（日）快晴
OZの所得は日本の2倍（最低時給が1500円）で住宅は広い。頻繁に引越しをするので不動産売買が盛ん。地元紙の週末版には72ページの別冊不動産特集。間取りは誰も気にしない。問題は場所と部屋数と値段。ケアンズの中古戸建住宅で3000万円から2億円。この大きなプールのある家は敷地1500坪に240坪の家。居間、台所、客室、寝室5、浴室3、ホームシアター、書斎、6台分のガレージ。1億2000万円。
4月16日（土）曇時々雨
昨年マレーシアのビザを取得したが1000万円の定期預金が義務付け。フィリピンは300万円。15年前に豪州ビザを取得した時には1.5億円だったが、現在は4.5億円と世界一高いビザ。退職者は就労禁止だから不労所得で生活できなければいけないとの意味らしい。昔は定期の利息が8%、1.5億で1200万円の年収。税金30%で残るは840万円。景気が後退した今は利息3%、4.5億で1350万円。税引き後945万円。
