7月8日(金)快晴
10歳から故郷の旧海軍飛行場で、父の往診用バイクを乗り回していた。振動を感じながら、両膝で車体を締め付けつつ体を傾けて旋回するのは、馬術と共通するものがある。27歳で故郷に帰還した僕は、北海道・東北のほぼすべての岬や展望台をバイクで制覇した。「さいはての彼女」はハーレーFXショベル1200、「夏美のホタル」はホンダCBX400Fを乗り回す女性が主人公。ユミも自動2輪の免許を取得し、2人でのツーリングも思い出深い。雪国では半年以上バイクに乗れない。マシンに大金をつぎ込むのは無駄なので、125~400㏄の気楽なツーリングだった。豪州転居後はバイクに乗っていない。