豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

台湾・空白の50年

2021-04-18 09:34:57 | 歴史
4月18日(日)雨
 
菅・バイデン階段の共同声明で、日米は半世紀ぶりに台湾問題に言及した。何を今更という思いがする。「台湾50年の屈辱」だ。台湾は1971年に国連から追放され、毛沢東が率いる共産党政府が国連の中国代表・常任理事国になった。日米をはじめ世界の多くの国は中国の購買力と生産力に目がくらみ、一斉に台湾と国交断絶。外交関係のある国は(大洋州4か国)= ツバル、マーシャル諸島共和国、パラオ共和国、ナウル共和国など、( 欧州1か国)= バチカン、( 中南米9か国)= グアテマラ、パラグアイ、ホンジュラス、ハイチなど世界の小国15か国だけ。台湾は何の理由もなく「世界の孤児」にされた。ロータリークラブの会長だった僕は1985年に台湾を訪問。飛行機でエコノミークラスの座席が何故かファーストクラスに変更され、台北空港で副総統に出迎えられたのには驚いた。台湾は海外の朋友を得ることに必死だった。
 
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