クアトロに五年半熟成のパルミジャーノ・レッジャーノが入荷した。
通常のパルミジャーノ・レッジャーノは、1年半から2年熟成。
この五年半熟成は、通常のものが売れ残った訳ではない。
エサの配合の段階から長期熟成を念頭に置いて作った特別なパルミジャーノ・レッジャーノ。
アミノ酸たっぷりのその旨みとコクは、素晴らしいものがあるが、こうなると合わせるお酒に苦労する。
重厚な赤ワインも良いが、このアミノ酸の多さに対応するには、やはりアミノ酸が豊富な日本酒が合わせやすい。
そこで登場したのが、かっぱの親分。
かっぱの親分は、宮城の地酒で米鶴酒造が作る純米大吟醸。
かっぱの親分は、山田錦と雄町のブレンドで作られた珍しい大吟醸。
味わいは、青リンゴや白桃のようなフルーティーな香りと爽やかな風味があり、フィニッシュに吟醸香が鼻を抜ける。
かっぱの親分にしておくのは、もったいない上品な日本酒である。
無駄に熟成させた訳ではない五年半熟成のパルミジャーノ・レッジャーノに、上品なかっぱの親分を合わせると化かされたような不思議な融合をみせる。
変わったイタリアン・クアトロの提案だ。
美食の秋のクアトロはカルパッチョも充実。
特にあの高級魚ノドグロのカルパッチョはおすすめだ。
そこに、ワインも当然ながら日本酒も用意している変わったイタリアン・クアトロ。
秋分の時期には、ひやおろしなどはいかがだろう。
夏の暑いあいだ、蔵に寝かせておき秋になると出荷される日本酒。
日本酒のヌーヴォーのようなもの。
クアトロは、尾瀬の地酒・左大臣ひやおろしを用意した。
夏の間、氷温で熟成させたその味わいは、とてもまろやかであり、秋の味覚を引き立てる。
さらにクアトロのおみやげにあの西京漬けが帰ってきた。
秋になり、脂の乗った魚は西京味噌に漬けていただくと旨い。
クアトロは、メダイと秋鮭(メジカ)の西京漬けが今日から登場。
秋分の日に、ご自宅でクアトロのおみやげの西京漬けを焼いて日本酒を飲むと云うのも一興。