ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

新メジカ物語

2013年09月20日 | 魚の話

Photo_2 クアトロのシェフは「メジカ」というブランド鮭を仕入れてきた。
まだあどけなさを残す、この小顔でかわいらしい顔の鮭にはとても不幸な物語が隠されていた。
寒い寒い北の海・ベーリング海で青春を過ごすが、それはそれはつらい修行時代だった。
やっと一人前になり産卵のために、故郷の北海道へ帰ろうとしているとオホーツク海で捕まってしまった。
故郷へ帰るため、産卵のための栄養の蓄えは充分にあった。
特に脂の乗りには自信がある。
「メジカ」はオホーツク海の鮭の中でも何千匹に一匹というエリートだ。
人間で云えば、大学を卒業して、就活を乗り切り、いよいよ身を固め、故郷に帰ろうと考えているころのエリートか。
それが、どういう運命のいたずらか、クアトロにたどり着いてしまったこの「メジカ」。
その不幸な物語に涙が・・・。
と思ったのもつかの間、あまりにも美味しそうなので早速クアトロのお客様に自慢げに調理するクアトロだ。
「メジカ」さん、ごめんね。

※北海道産メジカのグリル¥1800
※メジカのクリームソースのパスタも近日発売

コメント
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