ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

五年半熟成とかっぱの親分

2013年09月23日 | お酒の話

Photo クアトロに五年半熟成のパルミジャーノ・レッジャーノが入荷した。
通常のパルミジャーノ・レッジャーノは、1年半から2年熟成。
この五年半熟成は、通常のものが売れ残った訳ではない。
エサの配合の段階から長期熟成を念頭に置いて作った特別なパルミジャーノ・レッジャーノ。
アミノ酸たっぷりのその旨みとコクは、素晴らしいものがあるが、こうなると合わせるお酒に苦労する。
重厚な赤ワインも良いが、このアミノ酸の多さに対応するには、やはりアミノ酸が豊富な日本酒が合わせやすい。
そこで登場したのが、かっぱの親分。
かっぱの親分は、宮城の地酒で米鶴酒造が作る純米大吟醸。
かっぱの親分は、山田錦と雄町のブレンドで作られた珍しい大吟醸。
味わいは、青リンゴや白桃のようなフルーティーな香りと爽やかな風味があり、フィニッシュに吟醸香が鼻を抜ける。
かっぱの親分にしておくのは、もったいない上品な日本酒である。
無駄に熟成させた訳ではない五年半熟成のパルミジャーノ・レッジャーノに、上品なかっぱの親分を合わせると化かされたような不思議な融合をみせる。
変わったイタリアン・クアトロの提案だ。

コメント
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