クアトロも5周年を迎えたが、ここでクアトロのパスタを順番に解説してみよう。
今日は「ナスのボローニャ風ミートソース」¥980を紹介しよう。
タマネギ・ニンジン・セロリ・挽肉を炒める。
さらに、プロシュート(生ハム)の脂身(ラード)などが加わる。
そして、たっぷりの赤ワインでひたすら煮込む。
鍋にいっぱいだったソースは一日かけて半分にまで詰める。
野菜などは姿を消して挽肉に全ての旨味が濃縮される。
この本場風ボロネーゼとオリーブオイルで揚げたナスを和えて、たっぷりのパルミジャーノでまとめる。
これがクアトロのナスのボローニャ風ミートソースだ。
しかし、このボローニャ風ミートソースという名前が摩訶不思議である。
インド風カレーとか中華風ラーメンみたいな名前だ。
開店当初はボロネーゼと云って売っていたが、ボロネーゼって何、気取ってるんじゃないみたいな反応だった。
そこで、ミートソースと名前を変えてみる。
ミートソースと云うと野菜が姿を残していてトマトソースを使った家庭的なミートソースをイメージするようだ。
クアトロのミートソースを持って行くとお客様に怪訝そうな顔をされることもあった。
そこで、付けた名前がボローニャ風ミートソースである。
名前以上に本格的なこのパスタ、980円はちょっと安すぎると自負している。