ワイン通ともなると白ワインのシャルドネを敬遠する。
ABCという合言葉さえある。
Anything But Chardonnay=シャルドネ以外のものを飲ませろという意味である。
白ワインといえばシャルドネがあまりにも一般的でシャルドネはワイン通が飲むものではないという意味だ。
たしかに、シャルドネはどこの国でも生産され、樽香をつければそこそこの味わいになる。
その点を揶揄した言葉がこのABCという合言葉だろう。
しかし、シャルドネ本来の美味しさを知らずにABCを唱えてはならない。
クアトロにシャルドネの本場ブルゴーニュから本来のシャルドネの美味しさを表現したワインが入荷した。
“クルティエ・セレクション/モンテリ・ブラン”である。
日本人のネゴシアン仲田さんなどのグループが発掘したワインだ。
エチケットは地味で、造り手の生真面目さが伝わる。
その味わいは、果実味と豊かでしっかりとした酸を持ち樽香に頼らない、これがシャルドネの美味しさだと納得できるものである。
ブルゴーニュには小さな生産者が多い。
そのため、仲買商=ネゴシアンの腕が重要だ。
Ara Bikkuri Chardonnay=これぞシャルドネの美味しさだというこのワインをクアトロで飲もう。