ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

物語を持ったチーズ入荷

2011年04月04日 | チーズの話

Photo その白カビチーズはエセピアというもみの木の樹皮に包まれている。
エセピアはモンドールなどにも使われ、独特の気品をチーズにもたらす。
その香りを楽しみながら、チーズを口に運ぶと始め穏やかなクリーミーさを感じさせ親しみやすさを思わせる。
しかし、ゆっくりと芳醇な旨味が口の中に広がり、その優雅な味わいが長く持続する。
“コンテス・ドゥ・ヴィッシー・レ・クリュ”ヴィッシーの伯爵夫人と云う名前をもったこのチーズは伯爵夫人の名前にふさわしい優雅で奥行きの深さを持ったチーズだ。
ひとつひとつのチーズにそれぞれ物語があるのが、チーズの楽しみであろう。
今日のクアトロには、今の時期だけに楽しめる山羊乳のフレッシュチーズ“フェセル・シェーブル”。
モンドールの地で造るコンテの長期熟成“コンテ・デュ・モンターニュ・リゼルバ”18ヶ月熟成。
ヴィッシーと同じフランス山岳地帯で造られるブルーチーズ“フルム・ダンベール”は高貴なブルーチーズと呼ばれ優しい味わいがとてもエレガントだ。
チーズひとつひとつの物語も美味しいつまみにしてクアトロでワインを楽しんでみよう。

コメント (1)
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