クアトロも5周年を迎えたが、ここでクアトロのパスタを順番に解説してみよう。
今日は「生ハムときのこのタリアテッレ」¥1200をご紹介しよう。
クアトロの客席中央に置かれた生ハムは、注文を受けてから切り立てのものを提供する。
その骨付きの生ハムも最後の方になると、厨房に渡される。
残った骨の回りのハムを丁寧にそぎ取る。
この骨の近くの脂身の少ないハムは「生ハムときのこのタリアテッレ」に使われる。
骨の近くの生ハムはとても肉の味が濃い気がする。
その生ハムの軽い塩味と肉の旨味をクリームソースに引き出し、きのことホウレン草で仕上げたのが、この生ハムときのこのタリアテッレである。
そのクリームソースが生めんの持つ気泡に入り込み、パスタの持つモチモチっとした食感と共にスープの深い味わいを楽しむ。
パスタを食べ終わると皿にはクリームソースが少し残るが、このスープも愛おしくスプーンでかき集めたくなるものだ。