ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

青山羊さんが着いた

2008年05月11日 | チーズの話

白山羊さんから お手紙着いた
黒山羊さんたら 読まずに食べた
しかたがないので お手紙書いた
さっきの手紙の ご用事なあに

黒山羊さんから お手紙着いた
白山羊さんたら 読まずに食べた
しかたがないので お手紙書いた
さっきの手紙の ご用事なあに

白山羊さんから お手紙着いた
黒山羊さんたら 読まずに食べた
しかたがないので お手紙書いた
さっきの手紙の ご用事なあに

青山羊さんから チーズが着いた
クアトロさんたら 美味しく食べた

Photo_4 手紙を食べ過ぎた山羊のミルクではないのでしょうが、山羊のミルクの甘くて濃厚な味わいに、ピリッと青カビの風味がとても美味しい。とても珍しい山羊のブルーチーズ「ブルー・ド・シェーブル」がクアトロにやって来た。
母の日に、お母さんが唄ってくれた童謡でも思い出しながら味わってみましょう。

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渡る世間は蟹ばかり

2008年05月10日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo 「タキさん、知ってるかい、あれだよあれ」
「何のことでしょうね」
「いやねえ、お客さんに今聞いた話だけどさ、クアトロの丸ガニのスープがまた食べられるって云うのさ」
「あら、知らなかったですね、食べに行かないといけませんね」
「今日はおかくら休みにしてみんなで出かけるか」
その頃、幸楽でも、話題はクアトロの丸ガニのスープだった。
「お父さん、眞がね母の日にクアトロの丸ガニのスープを食べさせてくれるって云うんです」
「良かったじゃない五月、母さんには内緒にしておくから行っておいでよ」
「あれ泣いてるのか」
(ここからは、石坂浩二になりきって読もう)
前回に好評だった丸ガニのスープを今日クアトロが再び販売するという。それを耳にした大吉ははたしておかくらを休んでクアトロへ行くのだろうか。そして五月は姑の目を盗んでクアトロへ出かけられるのだろうか。
次回をお楽しみに。

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ナポレオンの思い出

2008年05月09日 | チーズの話

Photo 「我が輩の辞書に不可能という言葉は無いのだ」
そのナポレオンの辞書で、ブロッチュという意味を調べてみた。
“ブロッチュ=お母さんの味”とある。
地中海に浮かぶ山と称されたコルシカ島は羊のチーズで有名だ。その羊は冬に子供を産み春には滋養に富んだミルクを生む。そのミルクからこの季節にだけ作られるフレッシュタイプのチーズがブロッチュである。この島で生まれ育ったナポレオンは、ブロッチュにお母さんの思い出を重ねているのだろう。
遠く離れたパリでは、ナポレオンの権力をもってしてもこのチーズを再び味わうことが出来なかった。このチーズは現地で春にしか食べられないものだった。
今、ナポレオンも為しえなかった贅沢をクアトロで体験出来るのです。
「クアトロの辞書に不可能という言葉は無いのだ」
母の日はクアトロで、皇帝も夢見たブロッチェ=お母さんの味を楽しみましょう。

※クアトロの辞書には、休養という項目が付け加えられました。
5月13日(火)14日(水)クアトロは連休させていただきます。

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トリガイの炙りと白ワイン

2008年05月08日 | 食の話

Photo 駿河湾で育ったトリガイは、春が旬である。殻を外して身を引き出してやると貝の黒い足の部分は確かに鳥のくちばしの形をしている。鮨屋へ行くとすでにむき身になったものをよく見かけるが、殻から外してやったばかりの物の方が旨いだろうことは、容易に想像できる。さて、むき身にしたトリガイを軽く炙ってみる。そこにレモンかカボスでも絞って塩を軽く振って口に入れる。もちろんショウユでいただいても良い。さらに、キリッと酸が爽やかな白ワインがあったとしたらどうだろう。そう、至福の時が訪れるのだ。
業務上知り得た情報は、その業務上で使用しなくてはならない。たとえば、このトリガイの炙りと白ワインをクアトロの父がひとりでこっそりと味わうとインサイダー取引と認定されてしまうのだ。クアトロの父は仕方なく、いや公明正大に、トリガイの炙りと白ワインをクアトロの営業でお奨めするのだ。

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クアトロウ、聖火リレーする。

2008年05月07日 | チーズの話

Photo クアトロウはワインと同様にチーズが好きだ。幼い頃の6Pチーズの呪縛から解かれ、チーズの美味しさに目覚めたのはある体験からだった。
クアトロウはフランスの片田舎でフランス人と食事をする機会があった。会話を楽しみながら食事は進むのだが、思ったほどそのフランス人は量を食べない。美味しいワインもまだボトルに残っているのだ。フランス人はもっとたくさん食べて飲むという印象のあったクアトロウだった。
さて、メインディッシュも終わり次はデザートとコーヒーかなと思っていると、大きなトレーがテーブルに運ばれる。そのトレーには10種類以上のチーズのかたまりが並んでいる。チーズひとつひとつにネームプレートが差してある。するとフランス人は急に目の色が変わった。その目はまるで獲物を狙う豹の目である。そのフランス人は数種類ものチーズを注文し、またワインを飲み始めるのだ。いつの間にか同伴のクアトロウの存在をも忘れてワインとチーズの世界へと入っていった。
今はクアトロウもワイン同様にチーズの楽しさが解ってきた。そしてワインとチーズが出会うことの楽しさも解ってきたのだ。
以来クアトロウは、レストランに行くとまずその店のチーズのチェックをする。良いチーズがあれば、それを計算に入れて食事をしワインを飲むのだ。あのフランス人の目の輝きは、クアトロウに聖火リレーされているのだ。

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