ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

さらに本格的パスタ

2014年04月22日 | パスタの話

Photo 本格的なパスタを食べたいと云うお客さまの要望は多い。
しかし、何を持って本格的というのかは疑問が多い。
その土地の文化を担った料理こそは本格的と呼べるのかもしれない。
そんなパスタのひとつが、イタリア・ボローニャ地方の名物料理がスパゲッティ・ボロネーゼ。
いわゆるミートソースだ。
しかし一般的にミートソースというとやや甘めでパスタの上にこんもりと鎮座していて、野菜がたっぷりというイメージ。
ハンバーグをほぐしたようなソースを思い浮かべる。
クアトロの目指すボロネーゼは本場風に肉と野菜を赤ワインでじっくり煮込み、チーズもたっぷりと使ったリッチな味わいのもの。
ボローニャは北イタリアの裕福な都市で、肉とワインとチーズを贅沢に使ったものこそがボロネーゼ。
クアトロも開店当初は、本格的なボロネーゼなのだから、ボロネーゼという商品名で売っていたが、なんでもかんでもイタリアの名前にすると解りづらく堅苦しいというお客さまの声もあり、ミートソースに名前を変えた。
しかし、一部には始めに書いたように日本的なミートソースのイメージと違うということで不満をもつお客さんもあった。
結局、ボローニャ風ミートソースに名前は落ち着いた訳である。
なにやら、中華風ラーメンとか、インド風カレーのような名前になってしまった。

コメント
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