ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クアトロでワイン その3

2010年12月18日 | ワインの話

Photo あなたのライフスタイルに合ったワインが決まるといよいよワインのテイスティングが始まる。
といっても、これはホストだけが行える特典である。
要するに今日の食事のお金を払う人のための儀式である。
まずは、注文したワインであるかどうかの確認。
ソムリエが注文したであろうワインのエチケットを見せに来る。
「こちらのワインでよろしかったでしょうか」
必要以上の丁寧語で確認に来る。
「あ、そ、いいですよ」
読めない言葉で書いてあるので、大概は適当に頷く。
しかし、ここで売買契約は成立している。
この後「お味見をお願いします」と云われるが、口に合わないと云ってもキャンセルは出来ないのである。
しかも、古いビンテージのワインなどは、ソムリエが事前に品質は保証しないが、それでも飲むのかといった乱暴なことを、やはり必要以上の丁寧語で強要する。
「大変に古いワインですので、抜栓してみないと解らないのですが、よろしかったでしょうか」といった具合だ。
しかも、ソムリエが客より先に味見をして、ウムウムと頷いていると、その後契約のキャンセルは容易ではないと心得よう。
それでは、どうしてテイスティングなどをしなくてはいけないか?
つづく。

※クリスマスに85年シャトー・カルボニューはいかがでしょうか。
古いビンテージのワインですので、抜栓してみないとお味の方は解らないのですが、いかがでございますでしょうか?
クアトロにご用意いたしてございます。

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