人には、三つのタイプがある。発言してから考えるタイプ。考えながら発言するタイプ。考えてから発言するタイプである。
クアトロの父などは考えてから発言するタイプだが、このタイプは誤解を受けやすい。
「栗のリゾット試食してみる」とシェフが云う。
『美味しいのだが、素材の良さを褒めたものだろうか、調理の手際を褒めたものだろうか』
一口食べてから迷っていると「冷めても美味しいから全部食べなくてもいいよ」
『栗の食感といい味わいの調和といい絶妙でこれは美味しい』
と、やっと回答をまとめて発言しようとすると、試食の栗のリゾットは片付けられてしまうのだった。
「うむ、美味しいね、何と言ったらいいかモグモグ」とか、
「まず香りが良いね、一口目には栗の旨みがあって後から来るチーズの風味も絶妙かな」
などど食べながら感想を言う習慣をつけなくてはいけないと反省するのだった。
早めに褒めておかないと、気分屋のクアトロのシェフのことだから、この栗のリゾットも伝説の一品になってしまうかもしれない。
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