このところ偽装表示の食品が世の中を騒がせている。真鯛なども刺身にされてしまえば、天然か養殖かの見分けも難しい。真鯛の鼻の写真を刺身に添付させるわけにもいかない。結局は生産者や流通業者を信頼するしかない。ましてや、産地ともなると素人には解らないことが多い。
日本もフランスに習って原産地呼称法でも導入すべきかもしれない。国が偽装表示を監視するシステムである。特にフランスワインの原産地呼称法は緻密に出来ている。たとえばシャンパンなどはシャンパーニュ地方で決められた方法で作られたものしかシャンパンと呼べない。他の地方でシャンパーニュと同じように作ってもシャンパンとは呼べない。シャンパーニュに負けないものが出来ても同じ名前は名乗れない。
クアトロに登場した「クレマン・ダルザス」はシャンパンと同様の作り方で味わいもひけをとらない。しかし、シャンパンよりは安く取引される。消費者にとってはこういうものは有り難いものだ。
飛騨牛も名前で勝負しないで味で勝負すれば良いのだ。ところで飛騨牛って本当に美味しいのだろうか。答えは、数日後クアトロで解明されます。
飛騨牛のすね肉仕入れました。飛騨牛の赤ワイン煮をお楽しみにどうぞ。その食前酒にはクレマン・ダルザスをどうぞ。