ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

幻のル・パン

2008年06月15日 | 個人的な話

Photo 母の日にむけた携帯電話のコマーシャルが印象に残っている。
「お母さん、何か欲しい物ないのかい」
「そんな、面と向かって云えないよ」
「いいから、云ってみなよ」
「け・い・た・い・でんわで云いたい」
これは、いただきである。
クアトロの父も、もしや
「父の日は何か欲しいものあるかい」と聞かれた場合のシュミレーションをするのだった。
「そんな、シラフじゃ云えないよ」
いや、待てよこれだと次のセリフは、
「じゃビールでいいか」となる可能性がある。
「そんな、ビール程度の酔い加減じゃ云えないよ」
うむ、ちょっと無理がある。
「そうだね、一度は飲んでみたいワインがあるんだけど」
そう、率直に述べよう。
「何、それ」
おお、よくぞ聞いてくれた。
「いやあ、あのう」ちょっと躊躇する。
「シャトー・ル・パンが飲みたいな」
「いくらぐらいするの」
「ちょっと高いんだよね、30万くらいかな」
パカーンと後ろから殴られる予感。
「そうだよね、だったらル・パンの造り手が自分のシャトーで作ったシャトー・ピュイグローは、お手頃なんですけど」
シュミレーションの結果、自分でこのシャトー・ピュイグローを買うクアトロの父だった。

コメント
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