ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

連休のお知らせ

2008年06月03日 | インポート

6月3日(火)4日(水)は、スタッフ慰労のため連休させていただきます。ご了承のほど、お願いいたします。

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クアトロウ、盗聴する。

2008年06月03日 | 個人的な話

Photo_2 クアトロウ(架空の人物)が、憧れのフレンチの名店を訪れたときのことだ。
「いらっしゃいませ、クアトロウ様ですね、お待ちしておりました」
と、ちゃんと出迎えてくれるタイプの店だ。おのずと、アベックのお客様も多い。クアトロウの隣の席も初々しいアベックが食事を始めようとしている。聞く気もないのだが、そのアベックの会話が耳に入ってくる。
「ご注文はお決まりでしょうか」
「えーと、コースで良いですよ」
「かしこまりました、ワインなどはいかがなさいますか」
「赤ワインで、適当にみつくろってください」
フレンチに馴染みのない男性のようだ。ご一緒の女性の表情は見えない。
「それでは、料理に合わせやすいボルドー・ワインはいかがでしょうか」
ソムリエさんは、さりげなくワインリストの価格の部分を指さす。
何が食べたいとか、どういったワインが好きだとかサインをだしてもらわないとソムリエさんも苦労するだろうとクアトロウは眺めていた。
さて、隣のことはしばらく忘れて自分の食事に没頭していたクアトロウだ。ワインも料理もさすがである。
「このワインよりも、この前に飲んだどこそこのワインの方が美味しかったな」
また、隣のアベックの会話が耳に入ってしまった。
帰り際、アベックの女性の表情が曇っているのを、クアトロウは見逃さなかった。
余計なお世話である。

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